フレデリック インタビュー 「自分達はやっぱり音楽中心のバンドなんだ」確信とともに放つ快作を解く

インタビュー
音楽
2017.10.16
フレデリック 撮影=大橋祐希

フレデリック 撮影=大橋祐希

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8月16日にリリースした2ndシングル「かなしいうれしい」を聴いた時に感じた、“ここからフレデリックの新しい時代が始まる”という予感はまちがっていなかった。それから2ヶ月、前作から4人編成になった彼らがリリースするミニ・アルバム『TOGENKYO』は、新たなサウンドとともに新しい時代が始まったことを確信させると同時に、まだまだ進化していけることを印象づけるものに。自分達が音楽中心のバンドであることに改めて気づいたフレデリックは、もう無敵なんじゃないか――思わず、そんなことを口走ってしまうぐらい、現在の彼らはぐんぐんと良くなっていっている。

――数々のフェスティバルに出演した今年の夏もお忙しかったと思うのですが、振り返ってみていかがでしたか

三原康司(Ba&Cho):充実していましたね。テーマが一つあって、そのテーマを貫けた夏フェスになったと思います。すごくいいライブができたんですよ。最後に出た夏フェスがBAYCAMPだったんですけど、演奏が終わった後の謎の達成感はすごかった(笑)。

――いやいや、謎ではないでしょう(笑)。

康司:「何、この気持ち」って(笑)。もちろん、ここでひと段落ってわけではなくて、次のモードに行きたいという気持ちではあったんですけど、それでも全員で良かったなぁと言い合えるような夏になりました。

――そのテーマっていうのは、どんなことだったんですか?

康司:今年の夏フェスは、(三原)健司(Vo/Gt)がほとんどMCを入れず、音楽一本で勝負しようというスタイルでずっとやってきたんですけど、ノンストップで行くって、40分のステージでもそんなにやったことがなかったので、改めて、自分達はやっぱり音楽中心のバンドなんだって思えるものになりました。

高橋武(Dr):セットリストもね。去年と比べると、割とゆったりしたテンポの曲が増えたんです。そういう意味でも、僕らがやりたい方向とフェスに来てくれるお客さんに対しての歩幅のすり合わせは、かなりうまくできたかなって思います。

健司:去年1年、フロアの空気をしっかりまとめることに徹していたんですよ。春フェスも、夏フェスも、年末のライブも、フロアをまとめるにはこういう言葉が必要だなと考えて、いろいろなMCを入れていたんですけど、そこで一体感を生み出すことができたので、今年の夏フェスからは、もう一歩、自分達のペースにひきこめるんじゃないかって。その一体感を生み出したうえで、その先にあるものをちゃんと提示していこうよって考えました。セットリストもワンマンライブでやっている曲を多めにして、これまでフェスで見せてきた、みんなが踊りながら楽しんでいるようなフレデリックとはまた別のフレデリックを見せることに挑戦してきたし、一個一個のライブでそれを勝ちとってきた実感もあって、今年はかなり実りある夏になりましたね。

赤頭隆児(Gt):セットリストを決めるにあたっても、“これは見せたい”とか、“でも、もうちょっとお客さんに寄ったほうがいいんかな”とか、そういう話し合いもめっちゃしたんですよ。だから、自分達が思い描いたライブができたと言うか、お客さんが楽しんでくれているのが見えた時の嬉しさは去年よりも大きかったですね。

――今、お話を聞きながら、今回のミニ・アルバムもその延長にあるんじゃないか。あるいは、今回のミニ・アルバムを作ったから、今年の夏フェスではそういう挑戦ができたのか。その順番はわからないんですけど、今年の夏フェスのフレデリックの在り方と今回のミニ・アルバムがつながっているように思えて、うんうんうんと頷きながらお話を聞いていました。この間、シングル「かなしいうれしい」について聞かせてもらった時も、新しいことが始まっているんじゃないかという予感はあったんですけど、今回のミニ・アルバムはフレデリックの新時代が確実に始まったことを物語るものになったと思います。前回、インタビューした時には、今回のミニ・アルバムはもう出来上がっていたんですか?

健司:レコーディングは終わっていました。

――ということは、「かなしいうれしい」のカップリングだった「シンクロック」と「まちがいさがしの国」も今回の7曲と同じ流れの中で作ったものだったんですか?

康司:そうなりますね。

フレデリック・三原健司 撮影=大橋祐希

フレデリック・三原健司 撮影=大橋祐希

――その2曲を、今回のミニ・アルバムじゃなくて、「かなしいうれしい」のカップリングとして先出ししたのはどうしてだったんですか?  というのは、今回のミニ・アルバムの7曲には統一感と言うか、共通するテーマがあるように感じられたんですよ。

康司:その2曲をカップリングとして入れたのは、自分達がその時に言える言葉や感じていることが歌詞の中に入っていたんで、それならやっぱり「かなしいうれしい」のカップリングじゃないといけないよなって自然と決まったんです。そこから今回のミニ・アルバムを作ることになったとき、「TOGENKYO」って曲ができたタイミングで全体像が見えてきて、その世界観だったらこの7曲だなって、それも自然に決まっていったんです。自分達が言いたいことがちゃんと時期によって分かれていたんだと思います。

――今回の7曲ではどんなことを言いたかった?  あるいは、どんなフレデリックを見せたかったんですか?

康司:実は、あまり考えてないんですよ。曲を作ったら、言いたいことがそこに詰まっていて、それがMCを入れずにライブをやってみようってことにリンクしていったと思うんです。だから自然に形になっていったという感覚があるんですけど、振り返ってみると、バンド・シーンの中で自分達がワンマンツアーを回りながら感じたことがテーマになっているのかな。『フレデリズム』をリリースしてツアーを回ったとき、ロマンチックなものに憧れたり、それを楽しんだりすると、“何、夢見てんだよ”って言われることが多くなったのかなって感じたんです。そういうことはネットが普及してから感じ始めていましたね。僕自身は、どちらかと言うと、曲を作る時は幻想の世界に入り込んで、自分を表現したいタイプなんですけど、そういうやり方って、今の時代、現実逃避しているという批判の対象になるような気がして。だから今回の作品は、そこに向き合う現実感と元々の幻想感が混ざって表れている。

――現実感と幻想感の混ざり具合を作品にするにあたっては、具体的にどんなことをやったんですか?

康司:サウンド面で言うと、絶対、みんな知らないだろうって感じを作りたかった。僕らはブラック・ミュージックが好きなんですけど、今、自分達が実際にいるシーンはブラック・ミュージックに根ざしているわけではない。だから、そのエッセンスを、フレデリックのサウンドに取り入れて、誰も聴いたことはないかもしれないけど、なぜだか気持ちいいという感覚を表現したいと思いました。もちろん、メッセージの面でも、今の目線でちゃんと伝えられたと思います。

――1曲目の「TOGENKYO」や「かなしいうれしい」は、いわゆるフレデリックらしい曲だと思うんですけど、それ以外の5曲は新しいバンド像を打ち出していると感じました。新しいと感じたポイントとして、今、おっしゃったブラック・ミュージックのエッセンスを、80'sっぽいきらびやかなサウンドとともにフレデリックらしいものにしているところが大きいと思うんですよ。そこが今回、大きな聴きどころになっているんじゃないでしょうか。

康司:ありがとうございます。そこは意識したところです。それができたのは、やっぱり武君が加入したからなんですけど、80'sの感じってロマンチックじゃないですか。80年代にはニュー・ロマンチックってムーヴメントもありましたし、あの時代ならではのシンセの音色って、自分達の知らない謎の世界に連れていってくれる感じがするんですよ。

フレデリック・三原康司 撮影=大橋祐希

フレデリック・三原康司 撮影=大橋祐希

――今回の作品は僕のように80年代の音楽をリアルタイムで聴いてきた人間には懐かしさと新しさが入り混じって、魅力的に聴こえるんですよね。高橋さんが加わったことが大きかったという話が出ましたけど。

高橋:うれしいですね(笑)。確かに80'sのニュー・ウェーヴ感とブラック・ミュージック感を今回は意識しているんですけど、グルーヴってある程度、音に呼ばれるところもあるんですよ。たとえば、80年代に流行っていたニュー・ウェーヴのパキッとしたドラムのサウンドみたいなチューニングをしていると、気持ちいいポイントって割とストレートなビートになるし、ガツッとミュートして、ドスッとした音にすれば、やっぱりスネアのタイミングをひっぱりたくなるし。フレデリックってレコーディングのとき、ドラムは普通に生で録って、その後からリズム・マシーンを重ねるというやり方をしているんですけど、その手法もあっての今回の(ニュー・ウェーヴ感とブラック・ミュージック感の)両立具合なのかな。ドラム・マシーンが出すぎると、ニュー・ウェーヴ寄りになるし、逆に生音だけだと、ブラックすぎるしっていうそのバランスの取り方は、今回、「TOGENKYO」でようやく到達できましたね。

――ドラム・マシーンは全曲、重ねているんですか?

高橋:重ねています。大体、バスドラとスネアなんですけど、そのバランスは箇所によって、生音を強めにしたりとか、フィルだけ生のニュアンス強めだったりとか、そういうのはエンジニアさんと相談しながらではあるんですけど。

――ということは、ドラムも含め、かなりデリケートな音作りをしている、と?

高橋:相当にデリケートだと思います。音作りもそうだし、演奏もそうだし、今までで一番シビアでした。逆に言えば、今回のレコーディングは常に気持ちいい状態をキープできたんですよ。レコーディングって、リズム隊の時点で80点だったら、どんなにがんばっても80点以上にはならない。その後、ギターを含めウワモノが入っても、ちょっと良くなるぐらいで。でも、今回のミニ・アルバムはリズム隊の時点でちゃんと自分達の目指す100点が取れていて……。

康司:うんうん。

高橋:そこにずっと100点のギターと歌が乗っかり続けたというイメージがある。それぞれがその時できるベストを尽くせているなって。完成した時に良ければいいよねじゃない感じがすごくしました。結果的に、それが一人一人はもちろん、バンド全体の自信になっているのかな。今回の作品に対する。

――4曲目の「たりないeye」も音数をかなり抑えながら、アンサンブルが立体的だから聴きごたえがある。今回は、音数や音圧よりも一個一個の楽器の重ね方と言うか、絡め方でも聴かせたいという思いもあったんですか?

康司:それもありました。昔からやっていることではあったんですけど、「たりないeye」とか、最後の「RAINY CHINA GIRL」とかは、プレイ面ではそんなにテクニカルなことはしていなくて、それでもお互いに自分達がどこに行くかバランスを考えながらトラックを作って、そこに健司の声が入ってどうなるかっていうところをちゃんと作っていけたんで。

――さっき自分達が音楽中心のバンドであることを改めて感じたとおっしゃっていましたけど、そういうところでも今回のミニ・アルバムは、マニアックに音楽を聴いているリスナーも含め、より多くの人に聴いてもらいたい作品になりましたね。

康司:そこを感じてもらえたらうれしいです(笑)。

――ここを聴いてほしいという聴きどころを、それぞれに教えてもらってもいいですか?

健司:5曲目の「ミッドナイトグライダー」は、今までフレデリックにあまりなかったメロディーの動き方をしていて、僕が一番歌いやすいキーなんですよ。自分の声の特質を一番生かせる曲という印象があります。自分の中でいろいろなニュアンスを加える曲は多いんですけど、元々の声の伸びを意識した曲でもあるので、メロディーの良さと声の伸びている感じを合せて聴いてもらえたらうれしいです。

――「ミッドナイトグライダー」は今回、個人的に一番好きな曲です。今、ヴォーカルの話が出ましたけど、健司さんの歌声って元々、すごく特徴があって個性的だと思っていましたけど、今回、その個性や魅力がより出たんじゃないですか?

健司:今回は自分の声と向き合うことが多かったですね。今までやったことはないけど、自分の声でこういう挑戦をしてみたらおもしろいんじゃないかって。たとえば、「スローリーダンス」は、この曲に対する歌のニュアンスが自分の引き出しの中になくて、それを自分なりに消化するにはどうしたらいいだろうと考えて、吐息交じりのフレーズが多めにしたり、地声で張っていけるキーのところを敢えて裏声にすることによって、大人の感じの雰囲気が出たり。そういうことに挑戦したことで、自分の声の可能性が広がったという実感はありましたね。そういう挑戦が今回、多かったと思います。

フレデリック 撮影=大橋祐希

フレデリック 撮影=大橋祐希

――前回、「かなしいうれしい」のインタビューで儚さという言葉が出てきましたけど、今回の7曲は、儚さとか切なさとかの要素がこれまでよりも増えた気がして、そのせいか大人っぽい魅力がこれまで以上に出ているんじゃないかという印象もありました。

康司:そういうところが今のバンド・シーンって足りないと思うんですよ。あまりにも現実的過ぎて。今回、サウンドがロマンチックになったことに加え、歌やその歌に乗っている言葉もすごくエモーショナルになってきたからこそ、そう感じてもらえたんだと思います。

――「RAINY CHINA GIRL」の歌詞もロマンスってところにつながると思うんですけど、実際に中国人の女の子に恋をしたわけではない?(笑)

康司:そこは、ご想像にお任せします。

健司:違うやろ。絶対、違うやろ(笑)。

――隆児さんは、どんなところが聴きどころだと考えていますか?

赤頭:今までもメジャー・デビューしてからのCDは、どれもシンセの音が入っていたんですけど、今回はその割合がちょっと多いような気がするんですね。もちろん、バンド・サウンドが中心で、そこに色を足すのがシンセっていう意識は変わってないんですけど、今回はシンセの音色が増えても成り立っていると言うか、それでもフレデリックだなって思えるものができたと思います。それはやっぱり武君が入って、本当の意味でバンドになったから。改めて、そう思える作品を作れたのはうれしいです。

――バンドらしいという意味では、隆司さんが加えているギターも大きいと思いますよ。

赤頭:ありがとうございます。さっき武君は音作りにこだわったという話をしていたんですけど、僕は……というか健司君もそうだと思うんですけど、ギターが一番自由な気がするんですよ。ドラムとべースは、その上に音を重ねるから、音もめっちゃシビアに作っていくんですけど、ギターは好きな音でも成り立つと思うから、曲に合わせて音を作ると言うよりは、自分の出したい音で作っていきました。以前もそうだったんですけど、前よりも、やっぱこの音でいこうっていうのは、今回、多かったです。健司君のギターも結構そうでした。

健司:もちろん、曲に合った音を考えるんですけど、その中で自分の音を作るということは意識しました。

――「ミッドナイトグライダー」はサビでベースが演奏をひっぱっていく感じになるじゃないですか。そこに控えめに乗っかっている隆児さんのギターがすごくツボでした。

康司:僕があれだけ弾いているから、あれぐらいのフレーズじゃないと成立しない。激しいカッティングにしてしまうと、ビートが刻まれた感じになってしまうんで、あのギター・プレイは、僕も絶妙だと思います。

赤頭:そこもロマンチックさですね(笑)。

フレデリック・赤頭隆児 撮影=大橋祐希

フレデリック・赤頭隆児 撮影=大橋祐希

――もう一つ、「スローリーダンス」のエレピのリフもツボでした(笑)。

康司:ジャミロクワイっぽくなりそうなものを、敢えて80's風に振りました。でも、あの曲は悩みましたね。やろうと思えば、ギター・ロックになるし、渋い曲にもなるし、その中間を行こうって話になって。あの曲はすごく絶妙なバランスでできましたね。

――どの曲もそういう絶妙な作り方をしているなと感じられるところがあって、聴き返すたび楽しいんですよ。高橋さんは、ここを聴いてほしいってところありますか?

高橋:健司君の歌って、これまでバンドと同じ立ち位置と言うか、横並びの位置にいてくれるイメージがあったんですけど、今回の作品においては一歩前に出ている。後ろ3人に背中を預けてくれていることを、歌い方から感じるんですよ。それは僕が加わったことでこの4人の基盤ができて、健司君がその上に乗っかることができるようなったからなのかなって。もちろんバンド全体で音を出すタイミングもあるんですけど、そこから健司君が一人、ふっと上に出るタイミングが今回の作品にはたくさんあって、それもあるせいか、健司君の歌の魅力がより際立っていると感じます。健司君の歌の持ち味がうまくバンドと混ざり合ったところももちろんですけど、表現としてヴォーカルが抜きん出ているところにも耳を傾けてほしいですね。

健司:今までだって、もちろん3人を信頼していましたけど、これまではヴォーカリストと言うよりも一つの楽器として溶け込むことを大事にしていたんです。今回はそこから一歩前に出ると言うか、最後、歌録りのとき、“めっちゃいいトラックができあがったんだから、俺、自由にやっちゃうで”って気持ちで、溶け込むというよりは楽しみながらヴォーカルを入れたほうがいいと思ったんです。さっき言っていた自分の声のニュアンスが広がったっていうのも、それがきっかけだったと思います。そこはメンバーを信頼したうえで、「なんならヴォーカル、もっと入れさせて」みたいな(笑)。リズムがカッチリ決まっていても、「俺だけモタッて、入らせて」って思うぐらいのわがままも成立させてくれるバンドがいるからって、そこの信頼はあります。もちろん、普段から綿密にコミュニケーションを取っているからだとは思うんですけど 今回は自由にやらせてもらいました。なんならヴォーカル、ミックスでもっと大きくしておけばよかったって、今、思いました(笑)。

フレデリック・高橋武 撮影=大橋祐希

フレデリック・高橋武 撮影=大橋祐希

――「TOGENKYO」がタイトル・ナンバーになったのは、7曲の中で一番リード曲然としていることに加え、歌っているメッセージも大きかったからですか?

康司:この曲のエモーショナルさって、バンドのストーリーにリンクしているなって、何回聴いても思うんです。この曲が次のフレデリックなんだってことは言うまでもないという感じでしたね。

――<天国だって地獄だって楽園は君にあったんだ>という一節が今回、一番言いたいことだったのかなって。

康司:すごく大事な言葉ですね。

――今日ずっとおっしゃっている、今のシーンに足りないロマンは、どこでもない自分自身の中にあるんだっていう。

健司フレデリックっていうか、康司だと思うんですけど、何かを生み出したいという欲求が強いんです。『フレデリズム』って言葉にしても、いわゆるロックの概念の中にフレデリックがいるわけじゃなくて、フレデリックという自分達のジャンルを作りたいというところから始まっているから、ずっとその欲求が強いまま続いている。その康司が作り続けてきたものの集大成が「TOGENKYO」って曲に入っていると思うんです。桃源郷に辿りついて楽しいってことではなく、そこに辿りつくまでの(曲を)作っている過程を歌った曲を、僕らに提示してきたからには、フレデリックがこの曲をちゃんと連れていくことが桃源郷に辿りつくことにつながるんじゃないか。この曲自体が持っているパワーってすごいと、ずっと感じているんですけど、作品として発表することでも変わると思うし、ライブでやることで、もっともっと進化する曲だと思っています。

――今回の7曲を聴くと、11月11日の岡山公演から始まる『フレデリズムツアー2017~ぼくらのTOGENKYO~』では、これまでと全然違う盛り上がりが期待できそうですね。

康司:たぶん異世界になると思います(笑)。自分でも想像していないものになると思うから、それを自分でも楽しみたい。今まで以上に、これは俺らにしかできないってものになると思うので、“誰も知らない”をみんなが楽しめるような場所になると思います。

――ところで、初回限定盤に付くDVDには『FAB!! ~Frederic Acoustic Band~』と題したアコースティック・スタジオ・ライブが収録されていますが、アコースティック・ライブってちょくちょくやっているんでしたっけ?

健司:以前、康司が入院したとき、やったことはありましたけど、あまりやる機会はないですね。

――それを今回、収録したのはなぜ?

健司:以前に3人でやったとき、改めてアレンジしなおすことで得た曲の良さとメロディーの良さを、このタイミングで見せることが大事なんじゃないかと思ったんです。4人になったフレデリックを、改めて見せるにはいいタイミングのミニ・アルバムだとも思うし、この4人だからこそできる新しい形もどんどん提示していきたいと思ったときに、それを一番わかりやすく伝えられるのがアコースティック・ライブだったんです。やってみたら、自分達のためにもなりましたね。ヴォーカリストとしては、楽器が少なくなる分、丸裸にされる部分があるんですけど、でも、それは歌の印象でどうにでもできる。そこに関しては、自分で色の付け方とかおもしろいやり方にできるなっていう好奇心でやったことがいい形になって良かったと思います。

――レゲエ調になった「オワラセナイト」、いいですよね。

康司:そういうリアレンジがめっちゃ楽しかったんですよ。どの曲も本来の歌の良さがオリジナルとはまた違った形で伝わるものになったと思います。


取材・文=山口智男 撮影=大橋祐希

フレデリック 撮影=大橋祐希

フレデリック 撮影=大橋祐希

そしてこの度、フレデリック初となるアリーナ公演『FREDERHYTHM ARENA 2018 ~KOKYOのTOGENKYO~』の開催が決定した!  詳細は下記ライブ情報欄よりチェックを。

ライブ情報
『FREDERHYTHM ARENA 2018 ~KOKYOのTOGENKYO~』
2018年4月30日(月・祝) 神戸ワールド記念ホール
特設サイトURL:http://frederic-official.com/feature/arena2018

『フレデリズムツアー2017 QUATTRO編 ~僕のTOGENKYO~
10月21日(土)愛知 名古屋 CLUB QUATTRO / SOLD OUT
10月22日(日)大阪 梅田 CLUB QUATTRO / SOLD OUT
10月25日(水)東京 渋谷 CLUB QUATTRO / SOLD OUT
 
『フレデリズムツアー2017 ~ぼくらのTOGENKYO~』
11月11日(土)岡山CRAZYMAMA KINGDOM / SOLD OUT
11月12日(日)高松festhalle
11月19日(日)札幌FACTORY HALL / SOLD OUT
11月25日(土)金沢EIGHT HALL / SOLD OUT
11月26日(日)松本ALECX / SOLD OUT
12月2日(土)福岡DRUM LOGOS / SOLD OUT
12月3日(日)広島CLUB QUATTRO
12月8日(金)仙台RENSA
12月9日(土)新潟NEXS NIIGATA / SOLD OUT
12月16日(土)大阪Zepp Osaka Bayside / SOLD OUT
12月17日(日)名古屋Zepp Nagoya / SOLD OUT
12月21日(木)東京Zepp Tokyo / SOLD OUT
 
『フレデリズムツアー リリリピート公演~みんなのTOGENKYO~』
1月13日(土) 新木場STUDIO COAST
1月14日(日) 新木場STUDIO COAST

 

 

リリース情報
ミニアルバム『TOGENKYO』
2017.10.18. Release
初回盤

初回盤

■初回限定盤
AZZS-69価格:\2,700(税別)
通常盤

通常盤

■通常盤
AZCS-1067価格:\2,200(税別)
(収録曲:CD)
【初回限定盤・通常盤】
1. TOGENKYO
2. スローリーダンス
3. かなしいうれしい
4. たりないeye
5. ミッドナイトグライダー
6. パラレルロール
7. RAINY CHINA GIRL
 
■初回限定盤DVD
アコースティックスタジオライブ「FAB!! ?Frederic Acoustic Band?」
1.ナイトステップ
2.オワラセナイト
3.トウメイニンゲン
4.かなしいうれしい
5.USO
6.KITAKU BEATS
7.たりないeye
 
<封入応募特典>
A賞:「TOGENKYO」オリジナルカセットテープ100名様
「TOGENKYO」「たりないeye」の2曲収録
B賞:「TOGENKYO」オリジナルピックキーホルダー 200名様
※申し込み期限:10/25(水) 23:59まで
※プレゼントは抽選になります。詳細は、初回プレス分の商品(初回限定盤・通常盤共通)に封入されるアクセスコード付き応募用紙をご確認ください。
 
<チケット封入先行>
フレデリズムツアーリリリピート公演~みんなのTOGENKYO~
2018年1月13日(土) 新木場STUDIO COAST
2018年1月14日(日) 新木場STUDIO COAST
FREDERHYTHM ARENA 2018 ~KOKYOのTOGENKYO~
2018年4月30日(月・祝) 神戸ワールド記念ホール
※申し込み期限:1次 10/18(水)12:00~10/23(月)23:59まで
2次 10/24(火)12:00~10/30(月)23:59まで
 
<CDショップ特典>
タワーレコード:A5オリジナルクリアファイル
一般CDショップ:B3オリジナルポスターカレンダー
ファンクラブ「フレハウス」会員限定特典:オリジナル缶バッジ ※9/30(土)23:59までに予約を済ませた方が対象となります。
※初回限定盤/通常盤共に対象となります。
※特典数量に限りがありますので、無くなり次第終了となります。
※一部のオンラインサイトやCDショップで特典が付かない場合があります。
事前にご予約されるオンラインサイト/CDショップにてご確認下さい。
 
<インストア情報>
2017年10月18日(水) START:18:30~
東京:タワーレコード渋谷店 4F
イベント参加券配布対象店舗:タワーレコード渋谷店
2017年10月18日(水) START:18:30~
札幌:タワーレコード札幌ピヴォ店
イベント参加券配布対象店舗:タワーレコード札幌ピヴォ店
2017年10月19日(木) START:19:00~
福岡:タワーレコード福岡パルコ店
イベント参加券配布対象店舗:タワーレコード福岡パルコ店、タワーレコードアミュプラザ博多店
2017年10月20日(金) START:19:00~
大阪:タワーレコードあべのHOOP店
イベント参加券配布対象店舗:タワーレコードあべのHOOP店、タワーレコード梅田NU茶屋町店、タワーレコード神戸店
2017年10月20日(金) START:19:00~
名古屋:タワーレコード名古屋パルコ店
イベント参加券配布対象店舗:タワーレコード名古屋パルコ店、タワーレコード名古屋近鉄パッセ店
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