片岡仁左衛門と坂東玉三郎が夫婦役で時の流れをしみじみと描く シネマ歌舞伎『ぢいさんばあさん』がテレビ初放送

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2025.7.9
シネマ歌舞伎『ぢいさんばあさん』

シネマ歌舞伎『ぢいさんばあさん』

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CS放送「衛星劇場」にて、2010年2月に歌舞伎座で上演され、2025年1月に公開されたシネマ歌舞伎『ぢいさんばあさん』を、2025年7月25日(金)午後4時よりテレビ初放送される。

『高瀬舟』『山椒大夫』等で知られる文豪 森鴎外の短編小説を基に、多くの歌舞伎狂言を遺した劇作家 宇野信夫が作・演出し歌舞伎舞台化。原作に敬意を表しつつ、夫婦が再会する場面を加えるなど潤色し、舞台ならではの情感あふれる作品に仕上げている。

シネマ歌舞伎『ぢいさんばあさん』

シネマ歌舞伎『ぢいさんばあさん』

屈指の人気を誇る歌舞伎界のゴールデンコンビ 片岡仁左衛門と坂東玉三郎が、伊織とるんの初々しい若夫婦時代、そして37年後の二人を、時にコミカルに、時に物悲しく演じ分け、時の流れをしみじみと描き出す。また、別離のきっかけとなる重要な役どころの下嶋甚右衛門を、共に歌舞伎の一時代を築いた二人の盟友 十八世中村勘三郎、るんの弟 久右衛門を中村鴈治郎(当時翫雀)、その息子夫妻を中村芝翫(当時 橋之助)、片岡孝太郎が演じている。色褪せない、心に沁みる名舞台がスクリーンによみがえる。

シネマ歌舞伎『ぢいさんばあさん』

シネマ歌舞伎『ぢいさんばあさん』

 
【あらすじ】
江戸に住む美濃部伊織と妻るんは評判のおしどり夫婦。
子どもも生まれ幸せに暮らしていた矢先、伊織は喧嘩で負傷した義弟の久右衛門に代わり1年間単身京都で勤めをすることに。翌年の桜が咲く頃に再会を誓い別れる二人だったが、伊織は京でふとした弾みから同輩の下嶋甚右衛門を斬ってしまい、越前にお預けの身となり江戸への帰参が叶わなくなってしまう。
月日は流れ、二人が離れ離れになってから37年。罪が許された伊織とるんはようやく再会の日を迎える——。

シネマ歌舞伎『桜姫東文章 上の巻』

シネマ歌舞伎『桜姫東文章 上の巻』

また、シネマ歌舞伎『桜姫東文章 上の巻』と『桜姫東文章 下の巻』も放送される。

放送情報

シネマ歌舞伎『ぢいさんばあさん』
 
放送日:2025年7月25日(金)午後4:00~5:30 テレビ初放送
放送局:CS放送 衛星劇場
上演:2010年2月・歌舞伎座/公開:2025年1月
[原作]森鴎外
[作]宇野信夫
[演出]宇野信夫
[出演]片岡仁左衛門、坂東玉三郎、中村芝翫、片岡孝太郎、片岡市蔵、
大谷桂三、市川齊入、坂東秀調、中村鴈治郎、中村勘三郎

シネマ歌舞伎『桜姫東文章 上の巻』
放送日:2025年7月11日(金)午後4:00~
放送局:CS放送 衛星劇場
上演:2021年/令和3年4月・歌舞伎座 公開:2022年4月
[出演]片岡仁左衛門、坂東玉三郎 ほか

シネマ歌舞伎『桜姫東文章 下の巻』
放送日:2025年7月18日(金)午後4:00~
放送局:CS放送 衛星劇場
上演:2021年/令和3年6月・歌舞伎座 公開:2022年4月
[出演]片岡仁左衛門、坂東玉三郎 ほか
 
 
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