『Fate/Grand Order Arcade(FGOアーケード)』ロケテストが開始 キービジュアルや筐体も初お披露目!
FGO ARCADE PROJECT(有限会社ノーツ、株式会社アニプレックス、ディライトワークス株式会社、株式会社セガ・インタラクティブ)は、12月8日から10日まで開催される『Fate/Grand Order Arcade(FGOアーケード)』のロケテスト前に、キービジュアルとゲーム筐体のお披露目となる発表会を12月7日、秋葉原にて開催した。この様子はニコニコ生放送でも中継され、一般ユーザーにもお披露目された。
『FGOアーケード』は、7月に行われた『FGO』2周年記念イベントにて、発表されたタイトルで、『FGO』のセイントグラフ(ゲーム中に登場するカード)をそのままに3D化することをコンセプトにしたアーケード用のアクションゲーム。プレイする毎にセイントグラフが実際に手に入れることができる。スマホの画面内にあるセイントグラフよりも当然コレクション欲や所有欲を満たしてくれる。
発表会にはセガ・インタラクティブ ディレクター伊神公博氏、ディライトワークス FGO PROJECT クリエイティブディレクター 塩川洋介氏、FGOアーケードでアルトリア・ペンドラゴン、アン・ボニー役の川澄綾子が登壇。そして、ゲーム筐体発表前に、まずキービジュアルが公開された。
キービジュアルをじっくり見ると、左上にあれっ?
キービジュアルの発表では、今までにないサーヴァントも登場し、各サーヴァント担当イラストレーター8名が参加し、すべてが描き下ろしされている。ちなみに現時点での『FGOアーケード』では6騎のサーヴァントが使用できるようになっているが、キービジュアルでは、10騎のサーヴァントが描かれているので、今後アップデートによりサーヴァントが順次追加されていくと予想がされる。
次にゲーム筐体のお披露目。アーケード用の専用機ということもあり、かなり豪華な作り。全体的に白を基調としながら、FGOのイメージとなる青を取り入れており、まさにFGOの為の筐体だ。筐体にはグリップが1つと、宝具ボタン、アタックボタンがあり、この3つで基本的な操作をする。画面はタッチパネルで、セイントグラフの選択などを操作する。コマンド、スキル、スターなどの機能もタッチパネルを使って行う予定だ。
キャラクターのビジュアルも迫力ある筐体をお披露目
また筐体毎にリアルカードが排出される取り出し口が搭載されているのも特徴的だ。
プレイを終えるとカードが排出される
『FGOアーケード』はアクションゲームながら、キャラクターは『FGO』のセイントグラフを元に3D化されている。セイバーの眉毛や目など髪の毛を透過している部分など、セイントグラフのイラストに合わせ調整し、最終的にはどちらがイラストか、3DCGかわからないクオリティまで高めている。
原画とアニメのイメージをしっかり表現している。
スタッフが力を入れたというレオニダス。格好良さを追求。
ゲームプレイのPV第2弾も公開されたが、スピード感もあるほか、アニメ同様の表現なども再現。どっぷりとFateの世界にひたれるイメージだ。
イベントでは川澄が実際にゲームに挑戦。サポートに塩川氏がついたが、操作の仕方はゲーム機のモニタに表示されるので、それに従う感じだ。
初めてさわるゲーム筐体だが。サクサクとプレイする川澄さん
開発チームは「川澄さんでも楽しめるゲームを」を合言葉に制作を進めたそうだが、川澄は2回プレイしてなんなく勝利を収め、大満足。チームの目標は無事達成させられた。
ロケテストは「FGO 秋葉原祭り 2017」の3日間の短い間でしか行われなかったが、ここで触れられなかった人にも朗報がある。2018年2月9日~11日に幕張メッセで開催される「ジャパン アミューズメント エキスポ 2018」のセガブースにて出展が決定している。是非とも本格始動の前に『FGOアーケード』をプレイしたい人は訪れてほしい。
ロケテスト中はロケテスト専用のリアルカードが発行され、本稼働時には使えなくなるが、ある意味レアなカードとなるので、これが欲しい人は幕張に行く以外の選択肢は存在しないことになる。
発表会終了後は実際にロケテスト用のデモ機を使用し、試遊することができた。
まず実際に筐体に触れてみて感じたのは、左手で操作するグリップは、グリップ自体がレバー的の動きをするのではなく、グリップの上のアナログスティックを親指で操作し、ふたつのトリガーで、ターゲットの切り替えとダッシュ操作をするようになっている。
スティックは上のボタンと前方の2つのボタンで操作する。
一番右のアタックボタンは連打するだけで間合いや攻撃状態など多彩な攻撃を繰り出すことができる。また、防御もアタックで行い、敵の攻撃にタイミング良くアタックボタンを押すことで、攻撃を防ぐことができる。つまりゲーム中はとりあえずアタックボタンを連打していればなんとかなる。
コンパネの真ん中にある宝具ボタンはゲージがフルになると使用できる強力な技。長押しすると発動の為のゲージが溜まっていき、溜まりきると自動的に発動する。
カードは左奥と右手前にセット。スティックと、真ん中のボタンがキモだ。
ゲームは全国各地にいる『FGOアーケード』をプレイしているユーザーとオンラインで繋がり、3対3のバトルとして展開される。今回はロケテストのため、会場内でのオフライン対戦となった。ゲーム開始時には自分が持っているリアルカードのサーヴァントや概念礼装をそれぞれ3体まで選ぶ。サーヴァントによって攻撃方法や防御力など、能力が違っており、組み合わせた概念礼装によってサーヴァントのHPや攻撃力、防御力などが強化される。つまり同じセイバーを使っていても、攻撃力特化のセイバーもいれば、HPの高いセイバーもいることになる。
ゲームは6騎のサーヴァントが入り乱れて戦うアクションバトルで、一定のダメージを受けるとサーヴァントが倒れてしまう。
サーヴァントが倒される毎に、選んだ順番で次のサーヴァントが現れ、戦いが継続される。サーヴァントが倒される毎に画面中央上のチーム毎のゲージが溜まっていき、このゲージが先に一杯にしたチームの勝利となる。
ロケテストでは、『FGOアーケード』の基本システムを理解するにとどまっている。コンボやスキルについてやカードの強化など、まだわからない点も多かったので、今後の情報解禁を待ちたいところだ。
なお、この日はほかにも多くのイベントやコラボなどの情報が解禁されたので欄外に列記した。
秋葉原ではおなじみのセガ秋葉原 2号館6F「セガコラボカフェ」で『FGO』とのコラボがスタート。キャラのコースターはもちろんだが、ここでしか手に入らないグッズの販売も行われている。事前予約制なので、サイトで申し込んでから行ってもらいたい。
受付のある6Fでは、たくさんのグッズを購入できる。
また、店内にはキャラの等身大POPもあり、記念写真は自由(タッチは禁止)。店内はテーブルも『FGO』仕様なので、周囲は『FGO』だらけ。
前方には等身大POPが並ぶ。
壁際にはイラストがずらり。こちらは1人席だ。
どっぷり世界観にひたれるのはもちろんだが写真撮影も自由だ。制限時間は90分で、その後に受付で買い物を楽しめる(事前に買い物もOK)。
取材・文:岡安 学 取材・撮影:梅田勝司
ジャンル:英霊召喚チームバトル
会場:幕張メッセ国際展示場 展示ホール2 A-2 セガ・インタラクティブブース内