ニューメディアアーティスト、ルー・ヤンの初大規模個展が渋谷で開催 ちゃんもも◎(バンドじゃないもん!)出演の新作映像も

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2017.12.23
左:《電磁脳神教 - Electromagnetic Brainology》、 右:《電磁脳神教 脳制御士 - Electromagnetic Brainology Brain Control Messenger》

左:《電磁脳神教 - Electromagnetic Brainology》、 右:《電磁脳神教 脳制御士 - Electromagnetic Brainology Brain Control Messenger》

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中国・上海を拠点に活動するニューメディアアーティスト、ルー・ヤンの日本初大規模個展、ルー・ヤン展『電磁脳神教 - Electromagnetic Brainology』が、2017年1月5日(金)~1月22日(月)に、スパイラルガーデンで開催される。

科学と精神世界のつながりを主題に、映像、インスタレーション、アニメーション、ゲーム、3DCGなど、デジタルメディアで表現するミレニアル世代を象徴するアーティスト、ルー・ヤン。2015年に『ヴェネツィア・ビエンナーレ』中国館の出展作家に抜擢され、本年夏には『アジア回廊 現代美術展』(京都芸術センター)に参加し、一度目にしたら忘れられない強烈なインパクトの映像作品でその存在感を示した。

《 電磁脳神教 脳制御士 - Electromagnetic Brainology Brain Control Messenger》

ときにその過激な表現が先行して話題となるルー・ヤンだが、作品は一貫して、生命の儚さやもろさ、現代社会にはびこる様々な歪みを感覚的に解消しようとする思いにあふれている。既存の宗教離れが進む昨今、彼女を中心とした一部の若い世代においては、熱狂しうるアイドル、アニメに描かれるキャラクターが崇拝の対象になっているようにも見える。それを具現化するように、本展では、日本で活動するアイドルのちゃんもも◎(バンドじゃないもん!)を起用し、ミュージックビデオ風に仕立てた新作映像作品を発表。本作では、「脳と意識」に焦点を当て、科学と意識、現実と想像の境目を、現代人が慣れ親しむゲームやミュージックビデオなどのエンターテイメント要素・技法を取り入れ可視化し、勧善懲悪的でユーモラスな映像作品として昇華させた。

会場では、《電磁脳神教 脳制御士 - Electromagnetic Brainology Brain Control Messenger》と《電磁脳神教 - Electromagnetic Brainology》を大型ディスプレイで展示。 吹き抜けには、ルー・ヤン本人の巨大頭部バルーン《power of will ‒ final shooting》が登場する。

アーティスト情報
ルー・ヤン (Lu Yang / 陸 揚)

1984年、 中国生まれ。 2010年に中国芸術院を卒業し、 現在は上海を拠点に活動。 科学、 生物学、 宗教、 大衆文化、 サブカルチャー、 音楽など、 さまざまなテーマを主題とし、 映像やインスタレーション、 デジタルペイントを組み合わせた作品を制作。 近年の主な個展に「ポート・ジャーニー・プロジェクト 横浜⇆上海 ルー・ヤン展」(象の鼻テラス、 神奈川、 2016年)、 「LU YANG Screening Program」(アーツ千代田3331、 東京、 2013年)。 グループ展に「ヴェネツィア・ビエンナーレ」(2015年)、 「A Shaded View on Fashion Film」(ポンピドゥーセンター、 パリ、 2013年)などがある。 

 

イベント情報
ルー・ヤン展 「電磁脳神教 - Electromagnetic Brainology 」

 日時:2018年1月5日(金)~1月22日(月) 会期中無休 11:00~20:00
 会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F) 〒107-0062東京都港区南青山5-6-23
 入場料:無料
 公式サイト:http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2407.html
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