バーンスタイン生誕100周年記念に最後の愛弟子・佐渡裕が“恩返し” 映画『ウエスト・サイド物語』全編映像に合わせてフルオーケストラ生演奏

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2018.2.22
 (C)Takashi Iijima /West Side Story (C)1961 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. (C)A.M.P.A.S.

(C)Takashi Iijima /West Side Story (C)1961 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. (C)A.M.P.A.S.

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2018年8月4日(土)、5日(日)に、バーンスタイン生誕100周年記念として『佐渡裕指揮「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサート』が開催される。本公演では、佐渡裕指揮のもと、映画『ウエスト・サイド物語』全編映像に合わせてフルオーケストラ生演奏がおこなわれる。全ての演奏者と映画の登場人物が一体となる渾身の公演である。


本公演は、舞台上の大スクリーンで映画全編を上映し、目の前でフルオーケストラの生演奏を合わせるシンクロライブ。1961年に誕生したアカデミー賞10部門受賞の完璧なパッケージ(映画)の感動と、現代に生きるミュージシャンたち(オーケストラ)がその瞬間に音楽を創り上げる感動が共存する。オーケストラ音は削除され、効果音と台詞、歌声だけ残した映像、例えば、冒頭のフィンガースナップ、トニーやマリアの歌、ジェット団シャーク団の体育館のダンスなどのシーンに、指揮者は耳に入るクリック音を頼りに約100名のオーケストラの演奏をぴったりと合わせなければならない。

「トゥナイト」「マリア」「サムホエア」「アメリカ」「マンボ」「クール」「ワンハンド・ワンハート」「クインテッド」など名曲の数々、そして「エンドクレジット」までもがノーカットで、映画に合わせて演奏され、再構築されていく。映像は待ってくれないから、少しの狂いも許されない、実に「音楽を扱う職人たち」が繰り広げるスリリングなコンサートだ。

この緊張感溢れるコンサートの指揮を担うバーンスタインの最後の愛弟子、佐渡裕は、“『ウエスト・サイド物語』の音楽に魅かれる理由は、複雑な構成の中での奥深さだ”と言う。決して聴きやすいだけではない、頭と心に残る音楽。「シネマティック・フルオーケストラ・コンサート」だからこそ、天才バーンスタインを真に感じ取ることができるはずだ。

佐渡裕メッセージ

佐渡裕 (C)Takashi Iijima

佐渡裕 (C)Takashi Iijima

私がバーンスタインに初めて会ったのは26歳の時、その後彼の晩年に3年ほど師事しました。彼の指揮姿を見ていなかったら今の自分はなかったと思います。バーンスタインに色んな出会いやチャンスを頂きましたが、今年の1月には生誕100年を記念して彼の交響曲を指揮するためにアメリカデビュー(56歳にして)も果たしました。

“バーンスタイン生誕100周年”は、僕の中では「彼への恩返し」をする時という強い思いがある。彼に出会うことができた一人として、彼の作品の素晴らしさ、音楽の面白さを今こそ、そして生涯伝えていきたいと思っています。

「シネマティック・フルオーケストラ・コンサート」は私にとっても本当に難しい技術を求められ、一時も気を緩められない公演です。けれど皆さんは、難しいことは考えず、観て、聴いて、感じてもらえればいいと思う。当時のアメリカの天才たちが集まって作った傑作を、五感全部を使って堪能してください。
 

レナード・バーンスタイン

レナード・バーンスタイン

レナード・バーンスタイン(1918~1990年)
アメリカ生まれのユダヤ系移民二世。作曲家、指揮者、教育者。カラヤンと並び、世界的評価を受けた20世紀クラシック界の巨匠。ハーヴァード大学で理論と作曲を学び、カーティス音楽院ではフリッツ・ライナーに師事する。1943年、セルゲイ・クーセヴィツキーに認められ、ニューヨーク・フィルの副指揮者に就任。同年にブルーノ・ワルターの代役としてデビューし、大成功を収めた。1958年から1969年まで同フィルの音楽監督をつとめ、退任後はウィーン・フィルをはじめ、数多くのオーケストラの客演指揮者として名演を重ね、世界中に感動を巻き起こした。また、クラシック界のみならず、ミュージカルでも“ウエスト・サイド物語”(1957)ほか不朽の名作を残すなど、作曲家としても幅広く活躍し、その作品は今も多くの人々に影響を与え続けている(『バーンスタイン わが音楽的人生』より) 

 

公演情報

バーンスタイン生誕100周年記念
佐渡裕指揮「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサート

公演日時:2018年8月4日(土) 12時開演/ 18時開演 ・8月5日(日) 12時開演
会場:東京国際フォーラム・ホールA(有楽町)
 
指揮:佐渡裕 
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
英語上映・日本語字幕あり/開演約10分前に佐渡裕のオープニングトークあり
 
■チケット
S席 11,500円 A席9,500円 B席7,500円 M席11,000円
*M席はスクリーンの下部が一部見えない席となります
*未就学時のご入場はできません。
*上演時間:約3時間(休憩1回含む)
*開場は各開演時間の1時間前
*車椅子でご来場のお客様はS席をご購入いただき、お問い合わせ先キョードー東京までお電話でご連絡ください。
*一般発売日:2018年4月22日(日) 10AM

公式ホームページ:http://westsidestory-concert.jp
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