『生誕150年 横山大観展』音声ガイドナビゲーターに中村獅童 過去には映画『天心』で横山大観役も

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2018.3.14
中村獅童

中村獅童

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東京国立近代美術館で、2018年4月13日(金)〜 5月27日(日)まで開催される『生誕150年 横山大観展』。本展の音声ガイドナビゲーターを、歌舞伎役者・俳優として活躍する中村獅童が担当することが決定した。

中村獅童は、2013年に公開された映画『天心』で横山大観役を演じている。『天心』の舞台は、東京美術学校校長の非職を命じられた岡倉天心が、日本美術院を設立するも苦境に立たされ、新天地を求めて移った茨城県五浦(北茨城市)の地。横山大観、菱田春草、下村観山、木村武山の4人は、天心に従って家族を連れて五浦に移り住み、まるで修行僧のように絵画制作に没頭した。天心が海岸に建てた六角堂、4人が並んで絵を描いていた研究所、映画のなかではそんな五浦の光景が再現されている。よく引用される写真を参考に、4人が絵を描くシーンが構成されていたり、細かいエピソードが再現されていたり。わかる人にはわかる、心をくすぐるポイントがこの映画の随所に隠れている。

今回の『横山大観展』には、そんな五浦時代の作品も展示される。

《杜鵑》 明治 41(1908)年、個人蔵

《杜鵑》 明治 41(1908)年、個人蔵

《流燈》 明治 42(1909)年、茨城県近代美術館蔵

《流燈》 明治 42(1909)年、茨城県近代美術館蔵

イベント情報

生誕150年 横山大観展
会期:2018年4月13日(金)〜5月27日(日) [40日間]
会場:東京国立近代美術館(東京・北の丸公園)
開館時間:10:00〜17:00(金、土曜日は20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし4月30日(月・休)は開館)
公式サイト:http://taikan2018.exhn.jp/ 
観覧料:一般1,500円(1,300 円)大学生1,100円(900 円)高校生600円(400 円)
※()内は前売及び団体(20 名以上)料金、中学生以下は無料、その他各種割引適応あり
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