選抜高校野球の組合せ発表! 優勝候補・大阪桐蔭の初戦は21世紀枠の伊万里戦

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2018.3.16
第2の清宮幸太郎、中村奨成が生まれるか。メモリアルイヤーの90回目のセンバツは注目の大会になる

第2の清宮幸太郎、中村奨成が生まれるか。メモリアルイヤーの90回目のセンバツは注目の大会になる

今年で90回目となる『選抜高等学校野球大会』が、23日(金)から阪神甲子園球場で行われる。メモリアル大会となる今回は36校が出場し、4月4日(水)の決勝戦を目指して激突する。

東北、北信越、関東・東京、四国が各1増となり、昨年比+4校の計36校が争う今大会。選手、チームにとっては厳しい戦いとなる一方、観客にとってはより楽しめる大会となる。

優勝候補は何と言っても大阪桐蔭(大阪)だ。15日に行われたキャプテントークでも、15票と圧倒的な結果で優勝候補に指名されている。しかし、甲子園には魔物が潜むと言われている通り、“優勝候補にされると優勝を逃す”というジンクスがあるのも事実。一昨年も大阪桐蔭が優勝候補筆頭だったが、木更津総合にまさかの一回戦負け。昨年の履正社(準優勝)しかりで、近年では2010年の興南(沖縄)にまでさかのぼらないと優勝候補が戴冠していない。

そんな嫌なジンクスを吹き飛ばしたいのか、大阪桐蔭の主将・中川卓也内野手(3年)は、「挑戦者のつもりで1戦1戦大事に戦っていきたい」と心の緩みに警戒していた。大阪桐蔭を追うのは、やはりキャプテントークで優勝候補2位となった明徳義塾だ(6票)。昨年の秋の明治神宮大会で優勝し、その勢いのままセンバツ入りする。

大阪の毎日新聞本社で16日(金)に行われた抽選会で、すべてのチームの対戦カードが決まった。今回、21世紀枠で出場となる由利工業(秋田)・膳所(滋賀)・伊万里(佐賀)は、日大三(東京)・日本航空石川(石川)・大阪桐蔭といずれも強豪校と対戦する。この21世紀枠に選ばれた各校が、胸を借りるつもりで強豪校とどう対戦するかも見ものになる。

そのほか注目の対戦は、1日目の初戦の東筑(福岡)対聖光学院(福島)、優勝候補の一つに挙げられている智辯和歌山(和歌山)対富山商(富山)、大谷翔平が育った花巻東(岩手)対愛知の強豪・東邦など。

清宮幸太郎(日本ハム)や中村奨成(広島)ら、高校野球で活躍した選手がすでにプロでも注目を集めている。第2の清宮、中村は誰か。90回目の節目となる今年のセンバツに注目しないわけにはいかない。

イベント情報

『第90回記念選抜高等学校野球大会』

 日時:3月23日(水)~4月4日(水)
 場所:阪神甲子園球場(大阪)

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