キネマ倶楽部に春到来!CHAIが東京カランコロン、おみそはんと一夜の「まつり」

レポート
音楽
2018.4.8
CHAI

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CHAIが3月に自主企画「ロード・ツー・ダ・GRAMMYs vol.5『春のCHAIまつり』」を行った。

「春のCHAIまつり」は3月25日に大阪・Shangri-La、31日に東京・東京キネマ倶楽部の2会場で実施。この記事ではDJみそしるとMCごはん東京カランコロンを競演者に迎えて開催された東京公演の模様をレポートする。

この日トップバッターを務めた東京カランコロンは、いちろー(Vo, G)とせんせい(Vo, Key)が美しいコーラスラインを披露した「カラフルカラフル」で「CHAIまつり」のスタートを飾った。おいたん(G, Cho)、せんせいがきらびやかなメロディを奏でた「ビビディバビディ」のあとには、偶然お揃いの服装になったかみむー氏(Dr)と佐藤全部(B)が「気持ちのグルーヴが合ったね」「リズム隊はこうあるべきかと」と独特な雰囲気のトークを繰り広げる。そして「トーキョーダイブ」で疾走感あふれるサウンドを響かせ、フロアを十分に温めて出番を終えた。

続いて登場したDJみそしるとMCごはんは、炊飯器のスタートアラームをサンプリングしたSEと共に登場。ステージを縦横無尽に練り歩いた「きゅうりのキューちゃん」、CHAIにおすすめの男の子を紹介したいという説明のもと用意された「エプロンボーイ」など、数々のポップチューンを披露した。「CITY RiCE」からはくいしんぼうシスターズをゲストに迎え、豚のしょうが焼きを作ってもらいながらライブを進行。「ジャスタジスイ」の途中でしょうが焼きが完成した際には、おみそはんが大きなうちわを使ってフロアに匂いを届けたり“実食”したりと、料理番組や調理販売を彷彿とさせるパフォーマンスで観客を楽しませた。

トリを務めたCHAIはおなじみのオープニングSEをバックに、ステージ上段から登場。1曲目の「ハイハイあかちゃん」ではユウキ(B, Cho)、ユナ(Dr, Cho)のリズム隊2人によるアドリブが飛び出し、オーディエンスの歓声を誘った。その後彼女たちは息ぴったりのアカペラを届けた「自己紹介」の後、観客たちとのコール&レスポンスからそのまま「N.E.O.」に突入。グルーヴィなセッションでフロアのテンションを一気に上げた。「クールクールビジョン」では、カナ(Vo, G, Key)が幻想的なシンセサウンドで会場を包み込む。ライブ後半ではマナ(Vo, Key)が「私は花粉が嫌いだーーー!」と花粉症に対するフラストレーションを爆発させた「ぎゃらんぶー」、先日ミュージックビデオが公開されたばかりの新曲「アイム・ミー」など、新旧織り交ぜた楽曲がプレイされた。

さらにCHAIはアンコールで、5月9日にリリースされる新作CD「わがまマニア」から「フューチャー」を披露。メロウなサウンドで、熱気に包まれたフロアを彩った。そして彼女たちは6月からスタートするワンマンツアー「Because ウィーアー・CHAIトゥアー ~ワンマンだよ~」の追加公演が決定したことを明かし、最後はノスタルジックなムードあふれる「ほれちゃった」でフィナーレを演出。2会場を舞台にした「CHAIまつり」は大盛況で幕を閉じた。

 

「ロード・ツー・ダ・GRAMMYs vol.5『春のCHAIまつり』」
2018年3月31日 東京キネマ倶楽部 セットリスト

 

東京カランコロン

01. カラフルカラフル
02. 泣き虫ファイター
03. ビビディバビディ
04. ラブ・ミー・テンダー
05. トーキョーダイブ

DJみそしるとMCごはん

01. 米夢☆米舞
02. きゅうりのキューちゃん
03. エプロンボーイ
04. CITY RiCE
05. ジャスタジスイ

CHAI

01. ハイハイあかちゃん
02. Sound & Stomach
03. ボーイズ・セコ・メン
04. 自己紹介
05. N.E.O.
06. クールクールビジョン
07. フライド
08. ぎゃらんぶー
09. アイム・ミー
10. ウォーキング・スター
11. sayonara complex
<アンコール>
12. フューチャー
13. ほれちゃった

音楽ナタリー
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