カクシンハン「じゃじゃ馬ならし」は少人数・小空間・上演時間90分以内のシェイクスピア！！

超ミニマムな形態で上演されるシェイクスピア作品！

シアターカンパニーカクシンハンが、10月21日（水）～25日（日）渋谷 Gallery LE DECO 4にてシェイクスピアの名作の一つ「じゃじゃ馬ならし」を上演する。

本作は文字通り「じゃじゃ馬」の姉キャタリーナと器量よしでおしとやかな妹ビアンカを巡る求婚物語。ビアンカには求婚者が複数いるが、誰もキャタリーナを嫁に欲しいといわないので、困り果てた父親がキャタリーナが嫁に行くまではビアンカの結婚は許さないと言い出す。そこへビアンカの求婚者の一人ホーテンショーの友人ペトルーチオが旅の途中にやってくる。お金がことのほか大好きなペトルーチオは結婚の持参金目当てでキャタリーナを強引に口説き結婚に持ち込む。ところがペトルーチオは嫁キャタリーナに“眠らせない”“食べさせない”“着飾らせない”の「3ない」を発動。さすがのじゃじゃ馬キャタリーナもこれには参ってしまい…。一方、姉の行き先が決まったことで、改めて妹を誰が手に入れるのか、争奪戦の火ぶたが切って落とされる。

果たして妹をめとるのは誰か。じゃじゃ馬の姉は馴らされるのか。
そしてこの物語のエンディングは…

カクシンハンでは、この名作を少人数×ギャラリーという小空間×上演時間90分以内、という《POCKET公演》で上演する。密度と濃度、そして一体感のあるシェイクスピア。果たしてどんな仕上がりになるのだろうか。

出演と配役は以下のとおり。演出は木村龍之介が務める。

キャタリーナ 真以美
ペトルーチオ 齋藤穂高
ルーセンショー 岩崎雄大【以上、カクシンハン】

バプティスタ 杉本政志（劇団AUN）
ホーテンショー 神保良介
グレミオー 松之木天辺

ビアンカ・トラーニオ 安川純平

注目は、ビアンカとトラーニオの男女2役を演じる安川。劇団マツモトカズミ「結婚偏差値3」での安川の演技を木村龍之介が見て一目惚れし、急遽出演を依頼した、とのこと。

なお、この劇団は、2015年の10月15日から 劇団では珍しいスマートフォン用アプリ「カクシンハンアプリ」をスタートさせている。最新情報や予約、舞台写真や割引クーポン、ワークショップ情報などが随時更新。シェイクスピア豆知識・出演者ブログや出演情報・対談記事など豊富な内容となっている。気になる方は以下のURLからダウンロードを。

■iOS版（iPhone） https://goo.gl/vAIKmE 
■Android版 https://goo.gl/Ucgge6 

来年1月には「カクシンハン版 ジュリアス・シーザー」をシアターグリーンBIG TREE THEATERで、さらに5月には「ヘンリー六世三部作」「リチャード三世」をシアター風姿花伝で上演する予定のカクシンハン。今後の動きに注目したい。