青木崇高と松尾スズキが大坂堂島新地で描く人情喜劇 木曜時代劇『ちかえもん』

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2015.10.27
木曜時代劇「ちかえもん」

木曜時代劇「ちかえもん」

人形浄瑠璃『曾根崎心中』はこうして誕生した!?

NHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」、大河ドラマ「平清盛」、土曜ドラマ「夫婦善哉」の作者・藤本有紀が、「曾根崎心中」誕生秘話を大胆に創作、“人間・近松門左衛門”を描き出すオリジナル人情喜劇、木曜時代劇「ちかえもん」が年明け1月14日(木)からNHK総合にて放送される。

近松門左衛門が描き、空前の大ヒット作となった人形浄瑠璃『曾根崎心中』。この傑作誕生から遡ること半年前、元禄16(1703)年1月。近松は、定番の“歴史モノ”しか書けず、妻に逃げられ、母に呆れられ、超スランプに陥り、大坂堂島新地の「天満屋」に入り浸り、年増遊女お袖相手にちびちび酒を飲む、冴えない中年男だった。

ところが、そこに現れた謎の渡世人・万吉との出会いが、近松の人生を大いに狂わせていく!?

大坂堂島新地「天満屋」を舞台に、毎度起こるひと騒動!そこに登場するは、『曾根崎心中』のお初、徳兵衛、平野屋忠右衛門…一癖も二癖ある人々が巻き起こす騒動に近松は巻き込まれ、やがてそこから傑作人形浄瑠璃『曾根崎心中』が誕生する。

万吉は、情に厚く純粋で困った人は放っておけない。気がつけば近松は万吉とコンビを組まされ、ワケあり遊女お初や、商家の放蕩息子徳兵衛らが巻き起こす厄介な騒動の解決に立ち向かうことに。よせばいいのに万吉は、どんどん揉め事の奥深くに首を突っ込み、事態はさらにややこしくなるが、近松はそこに“人間の生きるたくましさ”と“ほんものの愛”を発見していく。

主人公の万吉と近松を演じるのは、今年9月に「幕末太陽傳」で主演を務めた青木崇高、そして大人計画の主宰、松尾スズキ。熱さみなぎる青木と超オフビートの松尾がどんなコンビを見せてくれるのか!?このほか、優香、小池徹平、早見あかり、北村有起哉、高岡早紀といった舞台でも活躍するキャストに加え、岸部一徳、富司純子らベテランが物語に厚みを出す。音楽は宮川彬良。新年早々、あれやこれやの騒動を目だけでなく耳でも楽しめそうなドラマの予感だ。

放送情報
木曜時代劇「ちかえもん」

■放送予定:平成28年1月14日(木)夜8:00スタート
放送局:NHK総合
作:藤本有紀
音楽:宮川彬良
出演:青木崇高(不孝糖売り・万吉)× 松尾スズキ(近松門左衛門)
優香(年増遊女・お袖) 小池徹平(あほぼん・徳兵衛) 早見あかり(ワケあり遊女・お初)
北村有起哉(竹本義太夫) 高岡早紀(天満屋女将・お玉)
岸部一徳(豪商・平野屋忠右衛門)
富司純子(近松母・喜里) 他
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