エクマンがパリ・オペラ座バレエに振り付けした驚愕ダンス『PLAY』をNHK-BSプレミアムで9/16深夜に放送
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『PLAY』photos:Ann Ray/ Opéra national de Paris
2018年9月16日(日)深夜24時=17日(月)0時より、NHK-BSプレミアム「プレミアムシアター」でパリ・オペラ座バレエ公演『PLAY』と『マノン』を放送する。
『PLAY』は2017年12月にパリ・オペラ座ガルニエ宮で上演された、二幕の新作バレエだ。パフォーマンス空間をステージのみならず、オーケストラ・ピットや観客席にまで拡張。ゴスペルシンガーのキャリー・デイや、パーカッション奏者アデライーデ・ファリエールなども登場させ、6万個のボールを舞台に降らせたり、大きなボールを客席に抛るなど、“PLAY”=“遊び”というテーマに徹底的こだわってみせた驚愕の舞踊作品として大きな話題を呼んだ。DVD/Blu-rayの近日発売がBel Air Classiquesからアナウンスされたが、それに先立つ貴重なテレビ放送となる。
【動画】Play | Alexander Ekman & Ballet de l'Opéra de Paris | Palais Garnier 2017 (DVD/Blu-ray trailer)
振付・舞台美術・衣装は、アレクサンダー・エクマン。奇抜なスペクタクルを繰り広げる作品を次々と発表する34歳の若きスウェーデン人コレオグラファーである。NHKの「プレミアムシアター」では、7月に「イングマール・ベルイマン 振付家の目を通して」にも登場したばかりだ。しかし鬼才エクマンの代表作といえば、やはりなんといってもノルウェー国立バレエ『白鳥の湖』(2014年初演)だろう。本水や1000羽のゴムのアヒルを使ってのエキサイティングな同作品は、チャイコフスキーではなく、現代スウェーデンの作曲家ミカエル・カールソンの音楽を使った。そのカールソンが、今回放送の『PLAY』の音楽も担当しているのだから期待が持てる。
Alexander Ekman's A Swan Lake (Oslo Opera House 2014) TRAILER DVD/Bluray V.O. HD
なお、同番組では併せて、オーレリー・デュポンのパリ・オペラ座さよなら公演『マノン』(2015年)も放送する(再放送)。といっても、その後、デュポンはミルピエ辞任騒動の後、2016年2月にはバレエ団芸術監督としてパリ・オペラ座に帰ってくることとなるのだが……。
放送情報
パリ・オペラ座バレエ公演『PLAY』『マノン』
◇本日の番組紹介
◇パリ・オペラ座バレエ「PLAY」
【5.1サラウンド】
◇パリ・オペラ座バレエ「マノン」【再放送】
【5.1サラウンド】
ナレーション: 水落幸子(みずおち ゆきこ)
<演 目>
バレエ「PLAY」(全3幕)
振付・舞台美術・衣装:アレクサンダー・エクマン
音楽:ミカエル・カールソン
<出 演>
ステファン・ビュリョン
ミュリエル・ズスペルギー
ヴァンサン・シャイエ ほか
パリ・オペラ座バレエ団
バレエ「マノン」(全3幕)
振付・演出:ケネス・マクミラン
音楽:ジュール・マスネ
編曲:マーティン・イェイツ
<出演>
マノン・レスコー:オーレリ・デュポン
デ・グリュー:ロベルト・ボッレ(ミラノ・スカラ座バレエ団)
レスコー:ステファン・ビュリョン
レスコーの愛人:アリス・ルナヴァン
ド・モルフォンテーヌ:バンジャマン・ペッシュ
看守:カール・パケット ほか
パリ・オペラ座バレエ団
<管弦楽>パリ・オペラ座管弦楽団
<指揮>マーティン・イェイツ
<美術・衣装>ニコラス・ジョージアディス
<照 明>ジョン・B・リード
◇音楽の生まれた街(3:55:30~4:05:00)
<曲目>
ワルツ「金と銀」 レハール 作曲
<管弦楽>ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
<指 揮>ジョン・エリオット・ガーディナー