高畑淳子主演で森光子の代表作『雪まろげ』が復活

『放浪記』『おもろい女』とともに、故・森光子の3大代表作として知られる舞台『雪まろげ』。本作が高畑淳子の主演で9年ぶりに再演される。

タイトルの「雪まろげ」とは、小さな雪の塊を積雪の上で転がしてだんだんと大きな塊にしていく遊びのこと。本作は、温泉芸者・夢子のついた小さなウソが、雪まろげのように次々とウソを呼び、やがて温泉街を揺るがす大きなウソになってしまうという物語が展開される。80年の初演から、07年までに471回にわたり上演され、森の代表作の一つとなった笑いと涙の情喜劇だ。

脚本・演出を務めるのは、高畑と『ええから加減』でタッグを組み、藤原直美主演『おもろい女』の潤色・演出も手掛けた田村孝裕。共演には、榊原郁恵、柴田理恵、湖月わたる、青木さやか、山崎静代、的場浩司と個性豊かなメンバーが顔をそろえる。