MTV「VMAJ」大賞は米津玄師!三浦大知、aiko、欅坂らもパフォーマンス披露

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音楽
2018.10.11
三浦大知

三浦大知

MTV主催の音楽アワード「MTV VMAJ 2018」の表彰式イベント「MTV VMAJ 2018 -THE LIVE-」が、本日10月10日に東京・新木場STUDIO COASTで開催された。

「MTV VMAJ」は年間の優れたミュージックビデオを表彰する音楽アワード。表彰式イベントには受賞アーティストの中からaiko、アン・マリー、BLACKPINK、DEAN FUJIOKA、E-girls、欅坂46、Little Glee Monster、三浦大知、Official髭男dism、SKY-HIが参加し、多様なライブパフォーマンスを披露した。また受賞アーティストによる動画コメントの紹介や、受賞作品の中でもっとも視聴者投票が多い作品に贈られる「最優秀ビデオ賞」の発表が行われた。

トップバッターを務めたのは「最優秀ダンスビデオ賞」を受賞したBLACKPINK。彼女たちは大歓声の中「DDU-DU DDU-DU」をセクシーに披露して、華々しくイベントの幕を開けた。パフォーマンスを終えジェニーが「このような賞をいただけてとっても光栄です」と感謝を述べたあと、ロゼは「もっとがんばらなきゃと思いました。たくさんの応援に応えて、もっといい音楽をお見せしたいです」と意気込んだ。

「最優秀邦楽新人アーティストビデオ賞」を獲得したOfficial髭男dismは1曲目に「ノーダウト」をプレイ。新曲「Stand By You」ではダイナミックなバンドサウンドを響かせて、観客の盛大な手拍子を巻き起こした。藤原聡(Vo, Piano)は「すごく気持ちが高まりましたし、みんなにグッドミュージックを届けたいなという気持ちでライブしました」と振り返り、尊敬するaikoのステージを楽しみにしていることを明かした。

ビビッドカラーの衣装に身を包んだE-girlsは、「最優秀振付け賞」に選ばれた楽曲「Show Time」で激しいダンスを繰り広げる。続く「Perfect World」では切ない世界観を全身で表現して観客を引き込んだ。彼女たちは「Show Time」のダンスについて「パートごとに3名の方に振り付けをお願いしたので、1回も息継ぎができなくて。史上最高に踊ったMVに仕上がりました」と笑顔で話した。

「最優秀ヒップホップビデオ賞」に輝いたSKY-HIは「Tylant Island」でアクトをスタート。「音楽好きなやつどんだけいる? 手の平見せてくれ!」と煽って観客のテンションを引き上げ、受賞曲の「Marble」などを披露した。パフォーマンス後、彼は「幸いなことに周りにはカッコいいラッパーがたくさんいて。みんなで切磋琢磨していけたら(ヒップホップシーンが)もっとよくなると思うので、がんばりたいなと」と力強く語った。

「最優秀邦楽グループビデオ賞」に輝いた欅坂46は椅子を用いたパフォーマンスが印象的な「Student Dance」でアクトを開始する。センターの平手友梨奈が不在となったものの、「アンビバレント」では勢いのあるダンスで観客を魅了した。守屋茜は受賞作品「アンビバレント」のMVについて「今回もパフォーマンスに力を入れていて。相反する感情や人間の二面性を振り付けで表現しています」と説明し、キャプテンの菅井友香は「これからも固定観念に捉われすぎずに、いろいろなことに積極的に挑戦していけるグループでありたいと思います」と語った。

「最優秀撮影賞」のLittle Glee Monsterは「だから、ひとりじゃない」「世界はあなたに笑いかけている」の2曲を歌唱。軽やかにステップを踏みながら、はつらつとした歌声を響かせ、芹奈は「こういった形で作品に賞をいただくことができてうれしい」と喜びを明かした。「最優秀洋楽アーティスト」を受賞したアン・マリーは「Friends」をキュートに歌唱したあと、「2002」ではE-girlをステージに迎えてコラボレーション。華やかなステージングで観客を楽しませた。イギリスから来日した彼女は「このようなアワードを受賞したことがないので本当にうれしい」と笑顔を見せ、「大好き!」と日本語でファンへメッセージを送った。

その後ステージ横のスクリーンでは、特別賞「SAS Lifetime Achievement Award Japan」を受賞したサザンオールスターズの桑田佳祐からのコメント映像が上映される。桑田は「グループ名が入った賞は『VMAJ』史上初ということで、ありがとうございます。MTVといえば、(エリック・)クラプトンのアンプラグドライブは歴史を変えたと思います。MTV愛しています!」とメッセージを送った。続くDEAN FUJIOKAは「Echo」の演奏でシリアスなムードを作り上げたあと、「Hope」ではステージ前方へと身を乗り出し場内の熱気を高めた。彼は「最優秀オルタナティブビデオ賞」を受賞したことに際し、MVへのこだわりについて「常にサプライズがあるといいなと思って作っています。あとは、一人でも多くの人に届くといいなという思いで」と語った。

続いて「最優秀邦楽女性アーティストビデオ賞」を受賞したaikoがステージへ。「カブトムシ」のイントロが演奏されると、フロアから大きな歓声が広がった。aikoは「Official髭男dismはね、デビュー1年で(賞を)もらったんですよ。私は20年かかったんです!(笑)」と話して観客の笑いを誘いつつ、「受賞を自分の力に変えてこれから先も一生懸命がんばりたいと思うので、皆さんよろしくお願いします!」と受賞の喜びを爆発させる。彼女は恒例のコール&レスポンスを経て「ストロー」を届けて、場内をハッピーな空気で満たした。

イベント終盤、いよいよ全16部門の中から選ばれる「最優秀ビデオ賞」の発表へ。各部門の受賞作やアーティストを振り返る映像が流れたのち、大賞が米津玄師「Lemon」であることが発表されると、場内からは大きな歓声が上がった。米津はメッセージ動画にて「『Lemon』という曲がいろんな人に届くものになってくれたということで、本当にありがたく思っています。今回は残念ながら会場には行けませんでしたが、自分自身満足できるような、それでいて皆さんが喜んでくれるようなもの、その両方が両立しているものを作れるようにがんばっていきたいと思っています」と思いを述べた。

イベントのトリを飾ったのは、特別賞「Artist of the Year」受賞の三浦大知。彼は「世界にまだないもの、見たことのないものを目指してチームで物作りをしているので、これからも面白いアイデアを生み出していきたい」と語り、「今年中にもう1個くらい“企み”を発表できるチャンスがあるんじゃないかなと思います」と明かしてファンを喜ばせた。三浦は4人のダンサーと共に「飛行船」「Be Myself」を披露し、圧倒的なダンススキルと歌声とで観客に大きなインパクトを与えてアクトを終えた。

なおMTVでは本日のイベントの模様を10月14日(日)21:00より放送する。

MTV「MTV VMAJ 2018 -THE LIVE-」

初回放送:
2018年10月14日(日)21:00~23:30

リピート放送:
2018年10月15日(月)17:00~19:30
2018年10月17日(水)18:00~20:30
2018年10月20日(土)19:00~21:30
2018年10月23日(火)18:00~20:30
2018年10月31日(水)18:00~20:30
2018年11月6日(火)18:30~21:00
2018年11月12日(月)20:00~22:30
2018年11月16日(金)18:00~20:30
2018年11月22日(木)25:30~28:00

MTV「MTV VMAJ 2018 -WINNERS-」(受賞作品特集)

2018年10月11日(木)18:00~19:30
2018年10月14日(日)23:30~25:00
2018年10月20日(土)21:30~23:00

音楽ナタリー
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