水曜日のカンパネラ、観客を翻弄した「Galapagos Tour」凱旋初日公演

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2018.11.9
水曜日のカンパネラ「Galapagos Tour」東京公演の様子。(撮影:トキ)

水曜日のカンパネラ「Galapagos Tour」東京公演の様子。(撮影:トキ)

水曜日のカンパネラが昨日11月7日に東京・新木場STUDIO COASTでワンマンツアー「Galapagos Tour」の東京公演を行った。

10月には香港、台北、広州、北京、上海、杭州にて「Galapagos Tour」の海外公演を実施してきた水曜日のカンパネラ。昨日のライブは国内での1公演目であり、フロアは開演前から熱気に包まれていた。

定刻を迎え、客電が落ちるとステージ中央には照明を反射させる反射板を持ったスタッフの姿が。スポットライトの光を反射させ、会場内に一筋の光を照らすと、ステージ袖から素足のコムアイが現れ、照明を背中に浴びながら「キイロのうた」をゆっくりと歌い始めてライブをスタートさせた。この日の公演では手に照明を持ったスタッフが人力で照明を当てたり、レフ板や反射板を持ったスタッフが複数人で会場内を照らしたりと、一風変わった演出でコムアイのパフォーマンスが彩られていった。

MCではアジアの各地を回ってきたことに触れ「日本に戻って参りました」とファンに挨拶。さらにゲストとして池貝峻(yahyel)を呼び込むと、2人は水曜日のカンパネラとyahyelのコラボ曲「生きろ。」を歌い始める。フロアにせり出した花道の上で向かい合った2人は、息を合わせたボーカルワークで観客を沸かせた。

ライブ中盤、ステージを覆う赤い紗幕が花道を中心にフロアに覆いかぶさる中、幕の中でコムアイが歌唱をするという展開も。フロア後方や2階席からはコムアイの姿を観ることができず、幕に覆われた最前列周辺の観客は大盛り上がりで彼女のパフォーマンスを楽しんでいた。さらに彼女は客席に降り、フロアに立てられた脚立に登って観客の目の前で「マルコ・ポーロ(Remix)」を熱唱。曲の終盤で再びフロアに降りて2階席へ向かったコムアイは「今日は来てくれてありがとう! またどこかで会いましょう」と声をかけ、2階席の片隅で膨らんでいた空気の入った幕のようなものに飲み込まれる形で会場から姿を消した。客電が点灯し、PA卓にいたケンモチヒデフミが終演を知らせるアナウンスをすると、オーディエンスは拍手と喝采で水曜日のカンパネラのパフォーマンスを称えた。

なお「Galapagos Tour」は12月8日に行われる沖縄・ナムラホール公演でツアーファイナルとなる。

水曜日のカンパネラ「Galapagos Tour」※終了分は割愛

2018年11月10日(土)北海道 札幌ファクトリーホール
2018年11月30日(金)大阪府 ユニバース
2018年12月8日(土)沖縄県 ナムラホール

音楽ナタリー
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