早乙女太一、龍真咲、伊礼彼方、喜矢武豊、松尾貴史の個性がぶつかり合う! 音楽活劇『SHIRANAMI』ゲネプロレポート

2019.1.12
レポート
舞台

音楽活劇『SHIRANAMI』のゲネプロの様子

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音楽活劇『SHIRANAMI』が2019年1月11日(金)から新国立劇場 中劇場で開幕した。幕末の動乱を駆け抜けた5人の盗人たちの生き様を描いた「白浪五人男」を題材にした音楽活劇で、歌舞伎からミュージカルの翻訳・訳詞まで幅広く手掛けるG2の演出のもと、早乙女太一龍真咲伊礼彼方喜矢武豊(ゴールデンボンバー)、松尾貴史らが出演する。初日を前に行われたゲネプロ(総通し舞台稽古)と会見の様子を、写真とともにお伝えする。

音楽活劇『SHIRANAMI』のゲネプロの様子

物語の舞台は幕末。諸外国との通商条約に反対する武士たちが、尊皇だ攘夷だと喧しい世の中、皇女和宮の将軍家茂への降嫁も決まった。そんな中、かわら版が大スクープを発表。大人気を博した芝居「青砥稿花紅彩画」の登場人物である白浪五人男は実在する!? というのだ。姿形は美しくあたかも弁財天、神出鬼没の大泥棒・弁天小僧菊之助(早乙女太一)を筆頭に、日本駄右衛門(松尾貴史)、忠信利平(喜矢武豊)、南郷力丸(伊礼彼方)、赤星十三郎(龍真咲)が名を連ねる。それぞれに表の顔、裏の顔を持つ5人の男たちが運命の糸に繰られるように、力を合わせてこの国を守るために立ち上がる……というストーリー。

音楽活劇『SHIRANAMI』のゲネプロの様子

よくある幕末の時代劇かと思われそうだが、とんでもない。プロジェクションマッピングや襖絵が描かれたパネルなどを活用し、スピーディーかつ無駄のない場面転換。さらに、ジャジーな音楽が流れるオシャレな演出で、時に歌ありダンスあり。比較的史実に基づいた丁寧な進行ではあるが、分かりやすくまとまっていて、G2の演出の幅の広さが存分に発揮されていた。

音楽活劇『SHIRANAMI』のゲネプロの様子

5人の俳優たちの個性のぶつかり合いが、非常に面白い

早乙女太一の妖艶さと鋭い剣さばきはさすがだし、龍真咲の「男役」を久々見られるのも嬉しい。伊礼彼方の貫禄は増すばかりで、松尾貴史はなんの迷いもなく、安定感がある。喜矢武豊もなかなかの好演。会見では伊礼が「役者陣が多種多様で。多ジャンルのプロが集まって、この凸凹感がすごく魅力的なのではないかなと思っている。その凸凹感を楽しんでおります」と語り、喜矢武が「5人衆なのに、5人のシーンが一番やばい! 全然合わない!」と笑いまじりに語っていた。
 
休憩時間を含めて、上演時間は2時間45分。(なお、ゲネプロの途中、転換中に役者の1人が怪我をするトラブルが発生し、15分ほど中断を余儀なくされたが、本番には影響がないという。)

音楽活劇『SHIRANAMI』のゲネプロの様子

以下会見の様子の一部をお伝えする。

ーー音楽活劇ということで、非常に見応えのある舞台でした。

G2:ラテンに影響されているジャズで統一してみました。5人の盗賊たちがエネルギッシュに活躍して、さらに時代劇ということで、洋楽を取り入れた。今までこういう取り組みはなかったのではないのではないかということでやってみました。

ーーかなり構想に構想を重ねたのでは?

G2:悩みに悩んだ結果で、結構面白いシーンになっていると思います。例えば、(早乙女太一が演じる)花魁のシーンでジャズがかかったり。面白い効果が出ていると自負しています。

早乙女太一花魁扮装(オフィシャル提供)

ーー出演されての感想を教えてください。

喜矢武:音楽活劇ということで、基本、僕は音楽には関わりたくないと思っていたのですが(笑)、また音楽かい! と。でも、面白い試みだと思っております。

:とても難しかったのですが、日々お稽古をしているうちに、G2さんの愛情であったり、それぞれ個性的な……そう、5人衆はみんな実はB型らしいんですよ!

早乙女:5人揃うシーンは誰も息が合わない。

喜矢武:5人衆なのに、5人のシーンが一番やばい! 全然合わない!

G2:その合わなさ加減をお楽しみください(笑)

音楽活劇『SHIRANAMI』のゲネプロの様子

:こんな感じで、個性豊かなんです。活劇というのは私は初めてなのですが、みなさんと一つの盗賊の物語、プラスその裏側にある人情味であったり、そういう時代というものを大切にしてやれたらなと思います。

早乙女:個性がバラバラで、やっていて楽しいです。異種がいっぱい集まって楽しい舞台になっています。僕は踊りばかりで女形でお芝居をしたことがそんなになくて、花魁でセリフを発するのも初めてなんですよ。

喜矢武:初めてなのに、ものすごくエロい声出す(笑)。色気には参っちゃいますね〜。

:吸い込まれそうですよね。美しい。日々美しくなっていかれるので……はい。

早乙女:(龍さんは)逆に格好いいですね。女の人が男役で。

:なんか懐かしい感じもする。およそ2年ぶりの男役です。本物の男性の中で、自分が男をするというのはどうかなと思ったのですが、よくよく噛み砕いていくと、すごく難しいところはなかったですね。

音楽活劇『SHIRANAMI』のゲネプロの様子

松尾:途中、さくら色のお嬢さんの格好をして出るじゃないですか。あのときに舞台の途中まで出るときは、男の歩き方しているんですよ(笑)。

:急いでいるんです(笑)……でも気をつけます。

伊礼​:個人的には初の和物ですので、所作から全て先生に教えていただいた。役者陣も集まった人たちも多種多様で、多ジャンルのプロが集まって、この凸凹感がすごく魅力的なんじゃないかなと思っているので、その凸凹感を楽しんでおります。

松尾:すごいですよね、同じ生物とは思えない。僕は、音楽活劇『SHIRANAMI』に出るのが、子どもの頃からの夢だったので……。

喜矢武:そんなに昔からないでしょう!(笑)

松尾:(笑)。それぐらい真面目に取り組んだことはないです。

音楽活劇『SHIRANAMI』のゲネプロの様子

ーーG2さんからのリクエストも厳しかったのでは?

松尾:厳しいですね。もともと立ち位置フェチの方なんですけど、パネルが降りてきたりするでしょ? 安全面を考えて計算するので、余計に注文が多くて……覚えきれません!(笑)

喜矢武:最初は「気をつけようね」なんて言うんですけど、松尾さん、すぐふざけるんですよ。

早乙女:ゲネプロでは、5人で均等に揃うところで、僕の目の前に立っていましたからね。

一同:(笑)

音楽活劇『SHIRANAMI』のゲネプロの様子

ーー殺陣のシーンは迫力がありました。

喜矢武:(早乙女さんと共演して)すごく勉強になりますね。小さい頃からやられているから、所作も基本から教えてくれるし、殺陣がものすごい。僕の悪いところ見つけたら、すぐ教えてくれるんですよ。ちょっとだけ上から目線で(笑)。一つひとつの動作が全部勉強になります。
 
早乙女:5人で戦うのが難しかった。なんせ息が合わないから。そこだけは注意していかないと。千秋楽までにはなんとかできるかなぁ……?
 
松尾:その育つ様をみなさんに何度かみていただくと言うことで!(笑)

音楽活劇『SHIRANAMI』のゲネプロの様子

ーー最後に一言、お願いします!

早乙女:いろんな見せ場や魅力が詰まっています。たくさんの要素が詰まっています。新年にふさわしく、賑やかに、みなさんに元気をもって帰ってもらえるように、エネルギッシュに頑張っておりますので、よろしければ見にきてください。よろしくお願いします!

フォトセッションの様子(オフィシャル提供)

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公演情報

音楽活劇『SHIRANAMI』
 
■脚本・演出:G2 
■ショー演出・LEDディレクション:市川訓由
■出演: 早乙女太一、龍 真咲、伊礼彼方、喜矢武豊(ゴールデンボンバー)、松尾貴史 他
 
■日時:2019年1月11日(金)~29日(火) 
■会場:新国立劇場 中劇場
料金:S席 11,000円 A席 8,000円

■お問合せ:公演事務局 0570-200-114(全日10:00~18:00)
■オフィシャルHP:http://www.shiranami.net 
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