川崎市岡本太郎美術館で、常設展『ファンタジック TARO』が開催中 インテリアや商業製品などのプロダクトを紹介

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2019.2.7
本展会場内

本展会場内

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2025年大阪万博開催決定記念 常設展『ファンタジック TARO』が、 2019年1月18日(金)~4月26日(金)まで、川崎市岡本太郎美術館にて開催中だ。本展では、岡本太郎がデザインしたインテリアや商業製品などのプロダクトを中心に紹介する。

≪まどろみ≫ 布・金属、1967年

≪まどろみ≫ 布・金属、1967年

岡本は、絵画や彫刻などを制作するとともに、数多くのプロダクトのデザインも手がけた。1950年代半ばには建築家の丹下健三やデザイナーの剣持勇とともに国際デザインコミッティー(現・日本デザインコミッティー)の創立メンバーとなり、グッドデザイン運動の先駆けとして様々な分野の芸術家と協同制作を行う。芸術は芸術家だけのものではなく、だれでも手に取れて親しめるべきである。そう考えていた岡本は、人々が生きる生活の中にこそ芸術の必要性を見出した。しかし快適さを追求したモダンデザインに満足しなかった岡本は、人間と対決することで人間性を回復させるという理念のもと、様々な“遊び”心にあふれた生活用品を生み出していく。その活動は、イスが生き物の姿をした《坐ることを拒否する椅子》(1968)や『岡本太郎インテリア』展(1970)という形でも結実した。

≪哄笑≫ ステンドグラス、1986年

≪哄笑≫ ステンドグラス、1986年

昨年は「太陽の塔」のリニューアル公開や2025年の大阪万博が決定するなど、岡本太郎が再び注目される機会となった。本展は再びの大阪万博開催を記念して開催される。岡本が生活の中に取り入れた「創造的な笑い」を身近に感じられる機会となるだろう。

イベント情報

2025年大阪万博開催決定記念 常設展 ファンタジック TARO
会場:川崎市岡本太郎美術館 常設展示室
会期:2019年1月18日(金)~4月26日(金)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日、2月12日(火)、3月22日(金)
観覧料:2019年1月18日(金)~2月14日(木)までは本展のみ開催
一般 500(400)円、高・大学生・65歳以上 300(240)円
2019年2月15日(金)~4月14日(日)まで
一般 700(560)円、高・大学生 ・65歳以上 500(400)円
※企画展開催中は、企画展とのセット料金に変わります。
2019年4月16日(火)~4月26日(金)までは本展のみ開催
一般 500(400)円、高・大学生・65歳以上 300(240)円
※中学生以下は無料
※()内は20名以上の団体料金
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