木村拓哉がサプライズ出演!仲井戸麗市、宮本浩次からのんまで、忌野清志郎さんゆかりのメンバーで最後の『ロックン・ロール・ショー』
『忌野清志郎ロックン・ロール・ショー 日比谷野外大音楽堂 Love&Peace 2019年5月4日 ~FINAL~』
5月4日(土)、東京・日比谷野外音楽堂で『忌野清志郎ロックン・ロール・ショー 日比谷野外大音楽堂 Love&Peace 2019年5月4日 ~FINAL~』が開催された。
『忌野清志郎ロックン・ロール・ショー』は、清志郎さんが亡くなった2011年から開催。10年の区切りを迎えた8回目となる今回で最後を迎えている。ライブには、RCサクセションのギタリスト・仲井戸麗市に加えて、Char、鮎川誠、竹中直人、清水ミチコ、矢野顕子、のん、宮藤官九郎、夏木マリ、宮本浩次、梅津和時、三宅伸治らが集結。仲井戸が「忌野!聞こえるか~」とシャウトすると、約3,000人のファンは大興奮。「スローバラード」「雨あがりの夜空に」「多摩蘭坂」など名曲の数々を熱唱した。
忌野清志郎さん
次々とアーティストが出演する中、矢野顕子とのんは二人で登場。矢野がのんからの依頼を受け、清志郎のことを思い作った「わたしはベイべー」を披露した。エンディングでは、かつて矢野と清志郎がデュエットした「ひとつだけ」のフレーズも織り込まれた。
本編ラスト、「JUMP」では斉藤和義や山崎まさよしらが歌う中、木村拓哉がサプライズで登場。山崎に呼び込まれ、木村が清志郎の写真がデザインされたTシャツに黒いレザー・ジャンパー姿で現れると、会場がどよめく。木村はサビの「JUMP」のパートで何度も飛び跳ねるなどし、最後はステージに飾られていた清志郎さんの自転車にひざまずいてからステージを去った。さらに、木村はアンコールでも再登場。この日の東京西部はゲリラ豪雨に見舞われ、日比谷でも開演時は悪天候が心配されたが、本番ではすっかり晴れ渡った夜空に。出演アーティストたちは、「雨あがりの夜空に」で天国の清志郎さんに歌声をささげている。木村は、1997年の主演ドラマ『ギフト』(フジテレビ系)で故人と共演して以降、親交を深めていた。今回は、主催者側のオファーで木村の出演が実現したという。
仲井戸麗市は、「聞いているか忌野、そろそろ戻って来いよ」と空に向かって呼び掛け、最後は「10年間、紆余曲折ありました。最後は清志郎のファミリーにささげます。お父さんすごいな!」とあいさつし、幕を閉じている。
なお、この日のライブは6月30日午後8時から、CS・フジテレビTWOで放送されることが決まっている。