映画『ボヘミアン・ラプソディ』を完全再現!? クイーンのトリビュートバンドGUEEN、令和初のワンマン完遂

レポート
音楽
2019.5.6

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国内最古(デビュー29周年)というクイーンのトリビュートバンド、GUEENが5月5日に東京渋谷・TSUTAYAO-EASTにて令和初のワンマンライブを開催。集まった1000人のオーディエンスを抱腹絶倒の渦に包み込んだ当日のオフィシャルレポートが到着した。


今回は映画『ボヘミアン・ラプソディ』ブームに完全便乗、映画をライブで再現するというコンセプトで展開。コミックバンドの基本姿勢を崩さず、真面目な演奏と随所に仕込まれたギャグと共に、笑いと感動が綯い交ぜになったパフォーマンスが披露された当日のセットリストとレポートをお届けする。

この日はGUEEN恒例の春&秋リサイタルの一環。タイトルも『GUEENのボヘミアン・ラプソディ』と思いっきり映画寄せ。冒頭、左右のスクリーンに映し出されたのは20世紀FOXのオープニング風の映像。が、よく見ると21st Centuryでなく29th Anniversaryの文字。


オープニングから笑いを取ってくる。スモークが焚かれる中。ステージにメンバーが表れ「炎のロックン・ロール」でコンサートはスタート。初期のフレディお馴染みの黒のバレエスーツに身を包んだフレディ波多江は、マイク・スタンドからマイクが抜けず悪戦苦闘。スタッフの助けでなんとか窮地を脱しマイクに向かったが、もちろんこれもネタ。場内苦笑いの中、しばらく真面目!?に演奏。MCでは、映画公開前の昨秋のコンサートでヒット祈願した事を話し、映画の大ヒットはあの時のウチらの祈願のおかげ!と嘯いて笑わせる。

「アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー」でドラマーがリード・ボーカルを取る間にフレディ波多江はお色直し。「誘惑のロックン・ロール」では純白のザンドラ・ローズの衣装で再登場。曲中のコール&レスポンスでは「Ay Oh!」ならぬ「Ray Wa!(令和)」で客席を沸かせた。


続いてフレディ波多江はピアノの前に座り、おもむろに「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」を弾き始める。ピアノの傍らには煙草を咥えたポール・プレンターの姿が。映画では適役として描かれたフレディの付け人だ。映画のあのシーン同様、ポールが波多江の唇にそっと近づいたところで暗転し、場内は大爆笑。かと思うと「愛にすべてを」では感動の演奏で場内は感涙の大合唱と緩急自在で客席を翻弄し続ける。


ブライアン・井口がピアノを弾きながら「オール・デッド」を歌う間にフレディ波多江は3度めのお色直し。黒のレザー・スーツに黒のポリス・キャップ。1979年『LIVE KILLERSツアー』の頃の衣装だ。曲は「バイシクル・レース」。間奏ではGUEEN恒例の自転車ベル・タイム。ファンはマイ・ベルを取り出し、新しいファンにはメンバーがステージから配布。新元号を祝って自転車ベルで三三七拍子を鳴らす一幕もあり、その場にいる全員が楽しそうにニコニコしていた。


「地獄へ道づれ」から、フレディ波多江はこの日4度目の衣装チェンジで登場。黄色いジャケットに白いパンツ。フレディ生前最後のライブとなった1986年マジック・ツアーのコスチュームで大ヒット曲の連打。もちろん「ブレイク・フリー(自由への旅立ち)」での女装も忘れない芸の細かさ。衣装スタッフの苦労が忍ばれる。

圧巻は「ボヘミアン・ラプソディ」。スタジオ盤完全再現を信条とするGUEENは、本家クイーンのメンバーですらライブでは演らない冒頭コーラスからオペラ・コーラスまでをメンバーで生披露。気がつけば、映画『ボヘミアン・ラプソディ』使用楽曲を演奏しながらフレディ歴代の衣装と、それぞれの時代ならではの演奏で歴史を一気に辿っていった技は圧巻だ。


ラストはもちろん『LIVE AID』。スクリーンにはステージに向かうフレディ波多江が映し出される。ステージ後方にはLIVE AIDならぬLIVE EDO(!?)の旗が。ご丁寧にもギターのネックはアフリカ大陸ではなく、東京都の地図に刺さっている。ステージには警官姿の2人が登場。実際のクイーンの演奏前に、警官に扮した人気コメディアンのメル・スミスとグリフ・ジョーンズの名調子のやり取りだ。映画はもちろんライブ・エイドのDVDにすら入ってないこのシーン、おそらく殆どの人は知らないはず。そこまでやるかと改めてGUEENのこだわりの凄まじさを痛感した。

警官ふたりの紹介で、いよいよGUEENのメンバーがステージに再結集。ここからの21分は、あの『LIVE AID』のパフォーマンスを完全再現。フレディにつきまとうカメラマンや、ケーブルさばきのアシスタント君までも、本物と一緒の動きをするから、こだわり度は半端ない。ライブ音源にスタジオ盤のアレンジをMIXさせるトリッキーな演奏を披露。笑わせながらも「RADIO GA GA」から「伝説のチャンピオン」まで客席を完全にひとつにさせてしまう。

オーラスの「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」までも生演奏し、笑いあり、感動ありの見事なパフォーマンスで2時間20分のステージを疾走した。

 

国内最古のクイーン・トリビュート・バンドとしての貫禄を終始見せつけたGUEEN。次回のワンマン・ライブは、11月9日(土)同会場で行われる予定だ。


撮影=Tetsuya Tsuji

セットリスト

GUEENのボヘミアン・ラプソディ
令和元年5月5日(日・祝)東京 渋谷・TSUTAYA O-EAST
01.炎のロックン・ロール(Keep Yourself Alive)
02.ドゥーイング・オールライト
03.輝ける7つの海(Seven Seas of Rhye)
04.キラー・クイーン
05.アイム・イン・ラヴ・ウィズ・マイ・カー
06.誘惑のロックン・ロール(Now I’m Here)
07.ラヴ・オブ・マイ・ライフ
08.愛にすべてを(Somebody to Love)
09.オール・デッド
10.バイシクル・レース
11.ファット・ボトムド・ガールズ
12.ドント・ストップ・ミー・ナウ
13.‘39
14.地獄へ道づれ
15.アンダー・プレッシャー
16.ブレイク・フリー(自由への旅立ち)
17.ボヘミアン・ラプソディ
18.ボーン・トゥ・ラヴ・ユー
19.リヴ・フォーエヴァー(Who Wants to Live Forever)
20.ショウ・マスト・ゴー・オン
<Encore~LIVE AID 1985>
21.ボヘミアン・ラプソディ
22.RADIO GA GA
23.ハマー・トウ・フォール
24.愛という名の欲望
25.ウィ・ウィル・ロック・ユー
26.伝説のチャンピオン
27.ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン

ライブ情報

QUEEN + ADAM LAMBERT – THE RHAPSODY TOUR
2020年1月25日(土)東京 さいたまスーパーアリーナ
2020年1月26日(日)東京 さいたまスーパーアリーナ
2020年1月28日(火)大阪 京セラドーム大阪
2020年1月30日(木)名古屋 ナゴヤドーム
 
チケット
GOLD 席 ¥50,000(限定グッズ付き/物販優先レーン/専用入場口)
SS 席¥25,000 / S 席¥15,000 / A 席¥12,000
 
・先行予約
■5月1日(水)12:00~クリエイティブマン会員(3A・モバイル)最速先行
https://www.cmp-members.com/
GOLD 席は各公演お一人様 1 回申込み 2 枚まで。他券種は各公演お一人様 1 回申込み 4 枚まで。
■5月9日(木)12:00~ファミリーマート先行
https://eplus.jp/queen-adamlambert/
GOLD 席、SS 席は各公演お一人様 1 回申込み 2 枚まで。S 席、A 席はお一人様各公演 1 回申込み 4 枚まで。
 
・一般発売日
8月3日(土)10:00~
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