野村萬斎と各界著名人が表現の本質に迫る『5W1H』 全トークゲストが決定。落合陽一、コロッケら
左から、石橋素・野村萬斎・真鍋大度
2019年7月9日(火)~ 14日(日)に世田谷パブリックシアターにて開催される「MANSAI◉解体新書 その参拾 特別版『5W1H』 」のトークゲストとして、落合陽一(メディアアーティスト)、佐々木正人(多摩美術大学統合デザイン学科教授、東京大学名誉教授)、コロッケ(エンターテイナー)、稲葉俊郎(医師・医学博士)の4名が新たに発表された。これで全トークゲストが発表されたことになる。
MANSAI◉解体新書 その参拾 特別版『5W1H』 全トークゲスト
『MANSAI◉解体新書』とは、現代芸術の世界を構成しているさまざまな分野・要素をパーツに分け解体しながら、それぞれの成り立ちと根拠をあらためて問い直すシリーズ。新たな「日本演劇」の創造と劇場の基礎づくりを目的に、世田谷パブリックシアターの芸術監督・野村萬斎がホストとして毎回多彩なゲストを招き、“表現の本質”に迫る。
第30回目となる今回は、これまでの集大成ともいえる「特別版」。毎回異なるゲストを迎えてのトークに加え、萬斎出演の新作パフォーマンス新作パフォーマンス『5W1H』を披露する。
パフォーマンスのビジュアルデザイン・テクニカルディレクションには世界的トップクリエイターとして活躍し、近年はPerfumeのライブ演出等でも注目を集める真鍋大度・石橋素/ライゾマティクスリサーチが登場。真鍋大度は2017年・2018年にも、日本の伝統美を最先端テクノロジーで可視化するアートパフォーマンス『FORM』で、野村萬斎との共同演出が話題になった。
これまで『MANSAI◉解体新書』に出演したアーティストを中心に、初登場となる映画監督・特技監督の樋口真嗣、建築家の田根剛をはじめ各界の著名人がトークゲストとして集結。
舞台を「観る」ことにとどまらず、より深く舞台芸術を楽しみたいファン必見だ。
人間の行動要素を「5W1H」(When=何時、Where=何処で、Who=何人が、What=何を、Why=何故、How=如何にして)と記号化することで、人間のプリミティブなパフォーマンスを表現し、そこから“生きている人間”を実感していくという試み。人間の身体行動・行動様式を数値化し、数式により可視化された人間の“ある行動”を数学的思考(デジタル的世界観)で紐解くのと同時に、身体的思考(アナログ的世界観)でも捉えようとするパフォーマンス。