【WWE Live Tokyo 開催直前!見どころ特集コラム Vol.4】来日の度にグレードアップするWWE女子のスーパースター“明日の女帝”アスカが4年連続の両国凱旋 カイリ・セインとのタッグで2冠のチャンス!
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WWE日本公演『WWE Live Tokyo』は6月28日(金)開幕
WWEが6月28日(金)&29日(土)、東京・両国国技館にて開催する『WWE Live Tokyo』にて、“EMPRESS OF TOMORROW(明日の女帝)”が再び降臨する。女子のカテゴリーをディーバからスーパースターへと飛躍させた立役者のひとりであるアスカが凱旋を果たすのは、2016年7月の日本公演から数え、セコンドとしての登場も含めると今回が6度目。東京公演への登場も、4年連続となる。もはやこの時期における日本公演の顔と言っていい。
WWEで数々の記録を樹立してきたアスカ。初凱旋からしてすでにNXT女子王者の肩書を持ち、ゴールドバーグが打ち立てた連勝記録をぶち破って、その記録は267まで大幅更新してみせた。18年1月におこなわれた史上初の女子ロイヤルランブルマッチでは初出場&初優勝を達成。ここで得たタイトル挑戦権を年間最大の祭典『レッスルマニア34』で行使し、リック・フレアーの娘、シャーロット・フレアーに挑戦した。ここで前述の連勝記録がストップしたのだが、日本人女子選手のレッスルマニア出場という記録以上の記憶を刻み込んだ功績は何物にも代えがたい。WWEで女子トーナメントがおこなわれるようになったのも、彼女の活躍あってこそ。そんな記録&記憶ずくめのなかやってきたのが、昨年6月の日本公演だったのだ。
あれから1年後の再上陸、今回もさらに大きな変化と進化を遂げての母国凱旋となるだろう。スマックダウンでの闘いを繰り広げながら、10月には史上初めておこなわれた女子のみによるPPV『エボリューション』に登場。ここでは日本でユニットを組んでいた紫雷イオのメイ・ヤング・クラシック・トーナメント優勝を見届けた。11・18『サバイバー・シリーズ』ではスマックダウン女子代表のひとりとして、恒例のブランド対抗5対5イリミネーションマッチに加わった。11・27ミネアポリスでは8人参加のバトルロイヤルを制し、『TLC』出場が決定。その12・16『TLC』ではメインにおけるスマックダウン女子王座にトリプルスレットマッチで挑戦。シャーロット・フレアーとともにベッキー・リンチが保持するベルトに挑み、ここでついに王座到達。悲願のシングル王座獲得となったのである。
歓喜のPPVから2日後、スマックダウン女子王者アスカは早くも防衛戦をおこない、ナオミを撃破。年が明けるとベッキー、シャーロット、カーメラの3人で次期挑戦者を争い、勝ちぬいたベッキーが挑戦権を獲得。その後はアスカがベッキーの得意技であるディスアーマーからあえて自身のアスカロックで決めるなど、挑戦者を挑発していった。そして迎えた1・27『ロイヤルランブル』でのタイトルマッチでは、前王者を返り討ちにし防衛に成功。『レッスルマニア35』でのタイトル戦に向け、大いに弾みをつけたのだった。
3・10『ファストレーン』でもマンディ・ローズを退け王座を守り、レッスルマニアでの2年連続タイトルマッチがいよいよ見えてきた矢先、思わぬところで落とし穴が待っていた。3・26アンカスビルにて、突然シャーロットの挑戦を受けたのだが、ここで敗れベルトを落としてしまう。シャーロットといえば、昨年の祭典で連勝記録をストップさせられた難敵。しかも前回と同様、フィニッシュはフィギュア8だった。相手が相手だけに納得はいくのだが、これは誰もが予想できなかったサプライズ移動だったに違いない。
無冠となったアスカだが、『レッスルマニア35』には女子バトルロイヤルにしっかり出場。2年連続の登場は継続させている。さらに今回の祭典登場は、新しい物語の拠点ともなった。バトルロイヤルで闘った日本人スーパースター、カイリ・セインとのタッグ結成だ。
NXTで活躍していたカイリのWWE昇格、そのブランドはアスカが所属するスマックダウンだった。アスカ&カイリ組はカブキ・ウォリアーズとして正式始動、WWE女子タッグ王座に標的を定めた。カイリは今回の日本公演にアスカとともに凱旋帰国。それまでの展開次第では6・28&29両国に王者としてやってくる可能性もあるだろう。6・28初日はアスカ&カイリでタッグ王座戦。発表時点では「挑戦者」だが、果たして当日どうなっているか。
いずれにしてもアスカにとって今回の凱旋はいままでとは異なるシチュエーション。2日目の6・29ではロウ女子王座に挑戦する予定にもなっており、タッグ&シングルという2冠の偉業も期待される。やはり今回も、“明日の女帝”アスカの動向に注目だ。
(新井宏)
WWE日本公演『WWE Live Tokyo』は6月28日(金)開幕