ビヨンセらデスティニーズ・チャイルドが再集結する一幕も 実写『ライオン・キング』ワールドプレミアにドナルド・グローヴァーら登場
左から、ミシェル・ウィリアムズ、ビヨンセ、ケリー・ローランド
現地時間7月9日(火)/日本時間7月10日(水)、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで、映画『ライオン・キング』のワールドプレミアが開催。キャストのドナルド・グローヴァー、セス・ローゲン、ビヨンセらキャスト、ジョン・ファヴロー監督らが登場した。
『ライオン・キング』は、1994年にアニメーション長編映画が公開された、ディズニーの作品。動物たちの王ライオンのムファサの息子・シンバが、新たな王となるまでを描く物語だ。同アニメーション映画は、ディズニー・アニメ史上No.1の全世界観客動員数を誇り、全世界興行収入でも『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー3』についで史上3番目の数字を残している。また、第67回アカデミー賞では、最優秀主題歌賞、最優秀オリジナル作曲賞に輝いている。さらに、ミュージカル版『ライオン・キング』は累計62億ドル(約6,700億円)を稼ぎ出し、劇団四季の『ライオンキング』も日本演劇史上No.1の観客動員数を記録するなど、様々なメディアで親しまれている。
実写映画『ライオン・キング』でメガホンをとるのは、『アイアンマン』シリーズなどで知られるジョン・ファヴロー監督。主人公シンバの声を、歌手・ラッパーのチャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)としても活躍し、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などへの出演で知られるドナルド・グローヴァーが担当。幼なじみのナラ役でビヨンセ(Beyonce)が出演している。
『ライオン・キング』LAワールド・プレミア
LAワールドプレミアでは、『ライオン・キング』の象徴である“プライドロック”を再現。バラエティ豊かなゲストたちが登場した。会場には、シンバ役のドナルド・グローヴァーをはじめ、プンバァ役のセス・ローゲン、ティモン役のビリー・アイクナー、スカー役のキウェテル・イジョフォーなどが姿を現し、詰め掛けたファンを熱狂させた。
左から、キウェテル・イジョフォー、ジョン・ファヴロー監督、ドナルド・グローヴァー
シンバの幼なじみ・ナラ役を務めるビヨンセは、アレキサンダー・マックイーンのゴージャスなドレス姿で登場。会場は、地鳴りのごとき大歓声に包まれた。さらに、ビヨンセが所属していたデスティニーズ・チャイルド(DESTINY’S CHILD)のミシェル・ウィリアムズとケリー・ローランドも登場し、リユニオン(再会)を果たしている。
ビヨンセ
ドナルド・グローヴァーは、「小さい頃からずっと知っていた映画に参加できるっていうのは本当に楽しかったよ!一生に一度あるかないかというくらい、心の底から本当に大好きな映画に出られることをとても特別に思うよ」と、喜びを表現。
ドナルド・グローヴァ―(チャイルディッシュ・ガンビーノ) 『ライオン・キング』LAワールド・プレミア
ジョン・ファヴロー監督はファンとの交流に笑顔をみせ、本作を発表できる喜びを噛みしめている様子。「今日やっと観客と一緒にこの作品を観ることができるんだ!会場の盛り上がりに圧倒されているよ」と、ワールドプレミアの歓迎ムードに興奮しきりだ。さらに「完成までは、とてつもなく長いプロセスがあったから、今日遂にその旅路が終わるんだと感じているよ」と、作品に費やした長い道のりに想いを馳せる場面も。
ジョン・ファヴロー監督
そして、ファヴロー監督は「『ライオン・キング』は、今でも多くの人々が見続けている作品だけど、今回の作品は、それとはまた違った別の解釈でストーリーを描いている。これが、この素晴らしいストーリーをさらに多くの人々と分かち合うための方法だと確信しているよ」と強い自信をのぞかせていた。
『ライオン・キング』は8月9日(金)全国公開。