ディカプリオ、ブラピ、タランティーノらが『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』LAプレミアでそろい踏み 

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2019.7.24
左から、クエンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、レオナルド・ディカプリオ

左から、クエンティン・タランティーノ監督、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、レオナルド・ディカプリオ

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現地時間7月22日(月)、米カリフォルニア州ロサンゼルスのハリウッドで、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のLAプレミアが開催された。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、クエンティン・タランティーノ監督の長編第9作にあたる映画。2015年の『ヘイトフル・エイト』から4 年ぶりとなる監督作だ。『ジャンゴ 繋がれざる者』のレオナルド・ディカプリオと、『イングロリアス・バスターズ』のブラッド・ピットらが共演する同作では、タランティーノ監督みずからの製作と脚本を兼任し、1969年のハリウッド黄金時代最後の瞬間を描く。

レオナルド・ディカプリオ

レオナルド・ディカプリオ

7月26日の全米公開を目前に、ハリウッドを象徴する名所=チャイニーズ・シアターで行われたプレミアイベントには、クエンティン・タランティーノ監督を筆頭に、レオナルド・ディカプリオブラッド・ピット、マーゴット・ロビーらが登場。60年代のハリウッドの映画館や看板を再現した会場で、多くの報道陣とファンの熱気の中、キャスト・スタッフ陣はお披露目を迎える心境を語った。

クエンティン・タランティーノ監督

クエンティン・タランティーノ監督

レオナルド・ディカプリオ

レオナルド・ディカプリオ

ブラッド・ピット

ブラッド・ピット

ブラッド・ピット

ブラッド・ピット

執筆に5年の歳月を費やした作品の出来について、タランティーノ監督は「すごく楽しめる映画だと思います。観客が僕の映画を好きでいてくれるとしたら、その理由の一つは、僕が観客のために映画を作るからだと思います。観客のリアクションを引き出すように作った大がかりなアクションに浸れる。僕の作品を観に来たら、ただ目の前を通り過ぎてゆく映像を見るようなことにはならない。双方向の映画体験ができる。僕にとってはそれが映画館での最高の夜の過ごし方です」と自信をみせる。

また、レオナルド・ディカプリオブラッド・ピットの初共演に触れ、「ラッキーだった。この時代で一番とは言わないまでも、この10年で最高のキャスティングだ。彼ら二人がそれぞれのキャラクターに乗り気になってくれていなかったら、うまく行っていなかった。よく聞かれるんだ。あの二人が念頭にあったのかってね。もちろんあったよ。でもこんなに幸運に恵まれるかどうかなんて、わかっていなかった」と、喜びを明かす。

クエンティン・タランティーノ監督

クエンティン・タランティーノ監督

人気のピークを過ぎたTV俳優リック・ダルトンを演じたディカプリオは、「僕らが演じているのは、一枚のコインの表と裏のような男たちなんです。(ピット演じる)ブースは僕のスタントダブルなんだけど、二人はすごくユニークな関係を築いていて、そのおかげで二人ともなんとか生き抜いてきた。そうしたたくさんの異なるピースが、クエンティン・タランティーノの素晴らしい頭脳によって一つにまとめられているんです」と、リックを支える付き人で、スタントマンかつ親友でもあるクリフ・ブースとの特別な関係性を語る。

左から、マイク・モー(ブルース・リー役)、ブラッド・ピット

左から、マイク・モー(ブルース・リー役)、ブラッド・ピット

一方、ブースを演じたピットは「(ディカプリオとは)フィットした。大抵そういうものなんですよ。ぴったりはまったように感じました。そして二人とも納得できたから走り始めた。それ以降ずっと最高(の関係)でしたよ」と、初共演についてコメント。

加えて、タランティーノ監督について、ディカプリオは「クエンティンはリアリティを持たせるのがうまいんです。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』というタイトルになっているように、彼の作品にはおとぎ話のような側面があるにも関わらずね」とコメント。ピットは「会話は、タランティーノの会話に限るね」と、その手腕を称えた。

マーゴット・ロビー

マーゴット・ロビー

本作の重要な鍵を握る女優=シャロン・テートを演じたのは、マーゴット・ロビーだ。タランティーノ監督は「マーゴットがイエスと言ってくれなかったら、あるいはマーゴットのお母さんがマーゴットのお父さんに出会っていなかったら、一体どうしていたのか見当もつかないですね。彼女はパーフェクトだったから、彼女以外の人があの役を演じることなんて想像もできない」とロビーを賞賛。

マーゴット・ロビー

マーゴット・ロビー

ロビーは「これだけのアンサンブルが一つの映画のために揃ったのは見たことがない。クエンティンのような監督だからこそ実現することです。本読みのときのことは忘れません。周りを見回すと、アル・パチーノ、ダコタ・ファニング、ブラッド・ピットレオナルド・ディカプリオ、数えたらきりがないくらい。素晴らしい人たちばかり。確かにとんでもなくすごいキャストでした。(撮影は)ワイルドで楽しくてクールな経験でした。ええ、本当に楽しい経験でした」と、興奮した様子で振り返った。

マヤ・ホーク

マヤ・ホーク

マーガレット・クアリー

マーガレット・クアリー

左から、ゾーイ・ベル、マーティン・コーヴ、マイク・モー

左から、ゾーイ・ベル、マーティン・コーヴ、マイク・モー

 

なお、本作の新たな予告編も解禁。連続殺人鬼チャールズ・マンソンと、ロマン・ポランスキー監督、その妻シャロン・テート、そしてリック・ダルトンとクリフ・ブースが何らかの関わりを持つことを匂わせる場面が収められている。


映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は8月30日(金)全国ロードショー。

作品情報

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
 
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