The 3 minutes『RUSH BALL 2019』 クイックレポート ーータピオカが宙を舞う!? 愛すべき5人による全員参加型ライブ
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The 3 minutes
『RUSH BALL 2019』【ATMC】The 3 minutes
昨年、ATMCでトップバッターを務めた名古屋発の5人組・The 3 minutesが今年も出演を決め、意気揚々とステージへ!開場時にウルトラマンの出で立ちでみんなをお出迎えしたり、リハ中に 「サカナクション・山口氏のゲリラライブに感化されて」と、ステージでプチゲリラライブを行ったり。ひとりでも多くのThe 3 minutes未経験の人にライブを見てもらおうと努力を惜しまない彼ら。
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その甲斐あって、ATMCにはたくさんのオーディエンスが集結した。ラッシュボール2年生の気合はどうやらハンパないようだ。自然と体が動きだすリズムとキャッチ―なメロにハートをつかまれる「ナントカセンセーション」からりょう(vo)とたかひろ(g)がキスするパフォーマンスをしれっと盛り込む「ちゅーしたい」と目が離せないステージングに、ステップ&ジャンプで応える観客。
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「ノリノリのお客さんも、ゆっくり座って観ているお客さんも誰も置いていきたくない!」と始まった新曲は、「みんなが愛するあの飲み物の曲」。あ、あれのことね!とニヤリとしているとまだ企みが。「スマホのカメラモード起動できますか?」なんとこの曲のみ動画撮影OK→SNSのフォロワーに拡散というプチプロモーション活動を開始! 軽やかにステップをきめながら始まった新曲は「タピ活」だ。観客が動画を撮影するスマホを掲げる中、お手製の黒いタピオカボールが宙を舞う景色はなんともシュール!「いい曲をみんなに知ってもらって、いつかワンマンライブに来てほしいんです」そんな風に真っすぐにいわれたら、もう応援せずにはいられない。
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「Hey Siriさん!」コールで昨年も盛り上がった「スマホのうた」では、ひろ坊(Key)がめくるカンペとともにステージを降り、フィールドに飛び出したりょうはマイクコードを持つたくさんの観客とともにどこまでも後方へ(笑)。みんなで地面をたたいてみたり、担がれてみたりとやりたい放題! 最後は、「あなたが6人目のメンバー」と、全員で座ってジャンプして演奏をシメた時の一体感と、なんだかじわじわくる達成感がたまらない。最後まで何が起こるかわからないワクワクしっぱなしのライブで、完全にATMCを飲み込んだ彼ら。今後、『RUSH BALL』名物になる予感をビシビシ感じた。
取材・文=岡田あさみ 撮影=森好弘
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