エルトン・ジョンの半生を描く『ロケットマン』タロン・エガートン&リチャード・マッデンが七変化で歌うミュージカルシーンを解禁
(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
公開中の映画『ロケットマン』から、タロン・エガートン&リチャード・マッデンによるミュージカルシーンが解禁された。
『ロケットマン』は、エルトン・ジョンの半生を描いたミュージカル映画。エルトン・ジョンは、音楽界最高峰の賞であるグラミー賞を5度受賞し、シングル・アルバムの総売上が全世界で3億枚を越えるミュージシャン。彼の楽曲「ロケットマン(Rocket Man)」と同じタイトルを冠した本作では、エルトン・ジョンを『キングスマン』シリーズの主人公・エグジー役で知られるタロン・エガートンが演じる。また、エルトン・ジョンと多数の楽曲を共作した創作上のパートナー=バーニー・トーピンを『リトル・ダンサー』などのジェイミー・ベルが演じているほか、エルトンの母シーラ役で『ジュラシック・ワールド』シリーズのブライス・ダラス・ハワード、エルトンのマネージャーで、後にクイーンを見出したことでも知られる音楽プロデューサー=ジョン・リード役で『ゲーム・オブ・スローンズ』のリチャード・マッデンが出演。『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』などの俳優としても知られ、『ボヘミアン・ラプソディ』の製作総指揮・ノンクレジットでの監督をつとめた、ブライアン・シンガー監督がメガホンをとっている。
公開されたのは、エルトン・ジョン(タロン・エガートン)と恋人でマネージャーのジョン・リード(リチャード・マッデン)が、「HONKY CAT/ホンキー・キャット」を歌い踊るミュージカルシーン。エルトンは、カジュアルなジャケット姿で登場したかと思えば、アニマル柄のガウンに着替える。さらに、ジョンとお揃いの蝶ネクタイがポイントのお洒落なスーツ姿、分厚い毛皮のコート、煌びやかなステージ衣装へと目まぐるしい七変化を見せ、ジョンと熱い視線を交わしながら「HONKY CAT/ホンキー・キャット」を熱唱する。
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このシーンは、夜の遊園地で歌って踊る「SATURDAY NIGHT’S ALL RIGHT FOR FIGHTING/土曜の夜は僕の生きがい」のシーンと同じように、ヴィジュアル面を意識さし、往年のミュージカルのテイストを加えて撮影されているそう。エルトンのブレイク時期だけでなく、彼とジョン・リードの関係の全盛期をデュエットシーンで華やかに映し出している。
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タロンは、「この短いシーンは、当時エルトンに押し寄せていた急激な成功と高まる悪名と富を描いている」と指摘。デクスター・フレッチャー監督も「『雨に唄えば』は大好きな映画のひとつで、(本シーンも)ジーン・ケリーとシド・チャリシーが着想になっている」とイマジネーションの源を明かしつつ、「そうした伝統的なものを取り入れながらも、いかにして本シーンを贅沢や、やりたい放題な様子、決して魅力的とはいえない行動、つまり金の浪費を表すシーンに仕上げるかが問題だった。この曲では祭りのような賑やかさと、浪費を見せる必要があった。賛成できる、できないに関係なく、それが当時のエルトンの現実であり、非現実的でぜいたくで横暴にすら見えるかもしれないが、この曲はその辺りのことをうまく表しているように思う。この辺りから彼は現実から乖離していくんだよ」と語っている。
『ロケットマン』は公開中。