『緑のテーブル』レクチャーイベントの追加開催が決定 SDBダンサートークや過去舞台映像、小道具等の貴重な資料を公開

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2019.10.4
『緑のテーブル』

『緑のテーブル』

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2020年3月13日(金)~15日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて上演されるスターダンサーズ・バレエ団公演「Dance Speaks」アンコール公演記念イベントとして、『緑のテーブル』のレクチャーイベントが追加開催されることが決定した。

ピナ・バウシュの師でもあるクルト・ヨースが振付を手がけた不朽の名作『緑のテーブル』。本作品は、平和会議のモチーフという“緑のテーブル”が置かれた架空の国の国際会議のシーンに始まり、身勝手な指導者たちの衝突と、戦争を利用する者の暗躍、それに振り回される兵士やその家族の葛藤を描く風刺劇だ。シンプルなステージながら、2台のピアノによる迫力の生演奏と、細部までこだわり抜いた構成が見どころ。≪反戦≫をテーマに創作された本作は、1932年のパリ国際舞踊コンクールにおいて一等を受賞したことから一躍脚光を浴び、他に類を見ない表現形式とそのテーマの普遍性から、舞踊史に残る傑作と評されている。上演権はヨース・エステートにより厳しく管理され、世界でも限られたカンパニーのみが上演を許されている。日本では、スターダンサーズ・バレエ団のみがレパートリーとして有し、1977年に初めて日本に本作を紹介した。

『緑のテーブル』

『緑のテーブル』

上演条件の厳しさから、近年は、10数年に1度の頻度での上演にとどまっていた本作品。今回、2019年、2020年と短いスパンでの再演が叶ったことを記念して、スターダンサーズ・バレエ団では、ピナ・バウシュが師と仰いだクルト・ヨースという人物に迫り、振付に隠された意図やキャスティングにおけるルール等、舞台を観るだけでは知りえない情報をご紹介するレクチャーイベントを開催することを決定した(有料・要参加申込)。

レクチャーイベントでは、スターダンサーズ・バレエ団総監督の小山久美や公演で主要な役を務めるダンサーのトークほか、過去公演の貴重な映像や国内で唯一保管されている1930年代当時の公演パンフレット、舞台で実際に使用される小道具等、なかなか間近で見ることのできない資料の展示も行うという。当初は、2019年10月28日(月)1回のみの開催を予定していたが、即時定員に達したため、急きょ追加日程が決定。第2回は、2019年11月18日(月)に開催される。締め切りは11月15日(金)18:00だが、定員に達し次第受付終了となる。

「緑のテーブル」2019年3月公演PV/スターダンサーズ・バレエ団

イベント情報

『Dance Speaks』アンコール公演記念イベント
「緑のテーブル」講座
 
第1回:10月28日(月)19:00~20:30受付終了
第2回:11月18日(月)19:00~20:30
 
場所:スターダンサーズ・バレエ団スタジオ
(東京メトロ銀座線外苑前駅4a出口徒歩3分)
参加料:1,000円(税込)※当日現金支払い
特典:当日限定割引販売、公演プログラム先行販売
 
講座詳細はこちら:https://www.sdballet.com/news/20191004/
 
定員:各回30名(先着順)
参加申込:下記リンクよりお申し込みください。
 
<受付締切>第2回:11/15(金)18:00
※締切前でも定員に達し次第受付終了します。

公演情報

スターダンサーズ・バレエ団公演『Dance Speaks』
日時:2020年3月13日(金)19:00/14日(土)14:00/15日(日)14:00
場所:東京芸術劇場プレイハウス
 
●緑のテーブル
台本&振付:クルト・ヨース
作曲:フリッツ.A.コーヘン
美術:ハイン・ヘックロス
マスク&照明:ハーマン・マーカード
舞台指導:ジャネット・ヴォンデルサール
照明再構成:ベリー・クラーセン
ピアノ:小池ちとせ 山内佑太
 
●ウェスタン・シンフォニー
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ハーシー・ケイ
振付指導:ベン・ヒューズ
 
一般販売: 9月14日(土)10:00〜
料金(全席指定・税込):S席8,000円/A席5,000円
 
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