大阪の放送局MBSが「シアターBRAVA!」の後進となる新劇場を新設、2024年夏にJR大阪駅西側に誕生予定
「梅田3丁目計画(仮称)」 完成予想図 。右下が劇場部分。
大阪の放送局「MBS」(毎日放送)が運営し、蜷川幸雄作品や劇団☆新感線などの人気公演が、数多く行われた劇場「シアターBRAVA!」の後進となる劇場が2024年夏に新設されることが12月11日(水)に発表された。
「シアターBRAVA!」(2016年撮影) [撮影]吉永美和子
劇場ができるのは、JR大阪駅すぐ西側、かつて大阪中央郵便局が存在した敷地。「梅田3丁目計画(仮称)」として、大型の宿泊&商業施設へと再開発されることになり、その建物の内部に劇場が設置される運びとなった。
現時点では、舞台はプロセニアム形式で、客席数1,200~1,300席の劇場となる予定。これは「シアターBRAVA!」とほぼ同等の規模。人気アーティストや演劇公演の大きな受け皿となるのはもちろん、「シアターBRAVA!」の時同様、地元アーティストのステップアップや、劇場独自のプロデュース公演の場となることも期待できる。
「梅田3丁目計画(仮称)」 劇場客席イメージ。※変更になる場合があります。
MBSは「自由度の高い舞台機構と最新設備を備えた劇場で、演劇・ミュージカル・音楽・演芸など国内外の一流エンターテインメントをお届けするほか、関西文化の育成や発信にも力を入れます」とコメント。かつて蜷川幸雄も、お気に入りの劇場だと公言していたほど、高く評価された「シアターBRAVA!」の再来となることを期待しよう。新劇場を含めた「梅田3丁目計画(仮称)」は、2023年度中に竣工予定。
施設情報
『梅田3丁目計画(仮称) 』
■所在地: 大阪市北区梅田3丁目2番4号ほか
■劇場スペック:
舞台…プロセニアム形式 間口15~17m(可動)、開口高8.7m、奥行き 16.8m、スノコ高23.2m ※奈落、オーケストラピット、サイド花道あり。
バトン…美術用42本、照明用8本 (別途客席上バトンあり)
客席…1200~1300席の二層式を予定(車椅子席含む)
※現時点での想定であり、今後の検討により変更となる可能性があります。