紅ゆずる、宝塚歌劇団専科の凪七瑠海が、越路吹雪40回忌コンサート博多座公演に出演決定

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2019.12.16

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2020年3月14日(土)から15日(日)に博多座で開催される、越路吹雪40回忌コンサート『Aprés Toi~アプレ・トワ』に、紅ゆずる宝塚歌劇団専科の凪七瑠海の出演が決定した。紅は2019年10月に宝塚を退団したばかり、凪七は現役生として初めての出演となる。すでに出演が発表されている宝塚の先輩、春野寿美礼水夏希とともに紡ぐハーモニーにも期待が高まる。

『Aprés Toi~アプレ・トワ』は、越路吹雪40回忌にあたり開催されるコンサートで、坂東玉三郎と宝塚OG達が、敬愛する越路吹雪の世界を歌うスペシャルなコンサート。「愛の讃歌」「ラストダンスを私に」「サン・トワ・マミー」などの、越路吹雪が魂を込めて歌い続けたシャンソンを歌い繋ぐ。若き頃、越路吹雪のリサイタルに10年間通い続け、実際に目の当たりにしてきた玉三郎の歌は、聞く者に圧倒的な感動を与える。越路吹雪の真髄に玉三郎の魂が触れて、そこから紡がれる歌は、他に代え難い力が宿っている。また、越路吹雪と同じ宝塚にルーツを持つOG達の歌は、独特の色気と魅力に溢れている。2019年11月に東京で開催されたときとは、異なるキャストでの開催となり、博多座でしか観ることができない豪華なキャストが揃った。

紅は、新たなスタートを切ったばかりで、男役から女優への道を進む過程で、今しか見られない新鮮な輝きを放つことだろう。宝塚在団中は、唯一無二の個性を持つトップスターとしてその時代を築き、2018年にはトップスターとして台湾公演を成功させた。紅の個性がシャンソンと合わさった時、どんなドラマが生まれるのだろうか。その出会いが、紅自身も知らない一面を開花させるのではないかと期待が募る。2020年2月には退団後初のコンサート『紅-ing!!』の開催を予定しており、『Aprés Toi~アプレ・トワ』が退団後2作品目の出演となる。

凪七は、下級生の頃から歌の上手さに定評があり、2009年月組公演『エリザベート』のエリザベート役に、宙組生ながら特別出演をする。2017年『エリザベートTAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』では、エリザベート役で外部出演。現在、専科に所属し、その実力を武器に、各組で様々な役を演じ、活躍している。

紅ゆずるコメント

紅ゆずる

紅ゆずる

久しぶりの博多座公演、そして坂東玉三郎さんや大先輩の春野さん、水さんと共演させて頂けることが光栄です。シャンソンの女王として永遠に語り継がれる偉大な越路吹雪さんを通じて皆様と共演させて頂けるこの機会を大切にしたいです。凪七瑠海さんと在団中に共演させて頂いたことがあり、また必ず同じ舞台に立ちたいと願っていたので、今回ご一緒できる事がとても嬉しいです。

紅ゆずる(くれない ゆずる)プロフィール
2002年に宝塚歌劇団に第88期生として入団し初舞台を踏む。『プラハの春』で初舞台を踏み、その後星組に配属。08年『THE SCARLET PIMPERNEL』で入団7年目にして新人公演の主演に抜擢される。16年星組トップスターに就任。新人公演初主演作の『THE SCARLET PIMPERNEL』でパーシヴァル・ブレイクニー役を再び演じ、大劇場トップお披露目。その後大劇場公演『ベルリン、わが愛』『Bouquet de TAKARAZUKA』、『ANOTHER WORLD』『Killer Rouge』、『霧深きエルベのほとり』『ESTRELLAS〜星たち〜』に出演。19年10月、大劇場公演5作目となる『GOD OF STARS-食聖-』『Éclair Brillant(エクレールブリアン)』東京宝塚劇場千穐楽をもって退団。これまでの男役から女優として新たなスタートを切る。今後は映像や舞台など様々な作品に挑戦していく。今後の活動として、退団後初のソロコンサート、ディナーショー、舞台などへの出演が決まっている。

凪七瑠海コメント

凪七瑠海

凪七瑠海

普段、同じ舞台に絶対ご一緒することはないと思う坂東玉三郎さんを筆頭に、素敵な先輩方と宝塚歌劇の現役生としてご一緒させていただけるのは大変光栄なことと思っています。また、宝塚に在団してはじめて博多座に出演させていただけるのもとても嬉しいです。宝塚を代表する大先輩で、残念ながらご存命の舞台は拝見したことはありませんが、越路さんが歌われて有名になった曲は今も広く宝塚で歌わせていただいております。そういう意味で宝塚の伝統をいまも受け継がせていただいているような気がしています。私が下級生の頃のスターの皆さんやつい最近までご一緒させていただいていたスターさんとご一緒させていただくのは、緊張する反面、大変楽しみにも思っております。

凪七瑠海(なぎな るうみ)プロフィール
宝塚歌劇団 専科 男役スター。2003年月組公演「花の宝塚風土記/シニョール・ドン・ファン」で初舞台、宙組に配属。09 年月組公演『エリザベート』のエリザベート役に抜擢され、繊細な演技で瑞々しいエリザベート像を見せた。同年『カサブランカ』で新人公演初主演。10年『Je Chante』で実在の歌手シャルル・トレネ役で初主演。13年1月、月組に組替え。14年『THE KINGDOM』では美弥るりかと共にW主演。15年『1789-バスティーユの恋人たち-』、『オイディプス王』に出演。翌年、専科へ異動。17年『エリザベート TAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート』にエリザベート役で外部出演18年『蘭陵王―美しすぎる武将―』に主演。蘭陵王を圧倒的表現力で演じる。今年は、12月15日まで「ロックオペラ モーツァルト」に出演。アントニオ・サリエリ役を力強く演じた。

公演情報

越路吹雪40回忌コンサート『Aprés Toi~アプレ・トワ』
 
■公演期間:2020年3月14日(土)~3月15日(日)
■会場
:博多座
■開演時間:3月14日 13:00/17:00  3月15日 13:00
■観劇料(税込):A席12,000円 B席8,500円 C席5,000円
■発売日:2020年1月18日(土)午前10時より電話予約・インターネット発売開始
 
■構成・演出:小林 香
■出演:坂東玉三郎(特別ゲスト)
春野寿美礼、水夏希、紅ゆずる、凪七瑠海(宝塚歌劇団・専科)
■予定曲:愛の讃歌/ろくでなし/サン・トワ・マミー/ラストダンスは私に/イカルスの星/アプレ・トワ ほか
稀有の才能、傑出した感性、天与の歌唱力。
「愛の讃歌」「ラストダンスを私に」「サン・トワ・マミー」が聴こえてくる。
偉大なる芸術家、越路吹雪の「歌」を「舞台」を私たちは決して忘れない。
Aprés Toi~アプレ・トワ、“あなたを思い、想い出に生きる”。
越路吹雪を愛し、尊敬してやまない、今を生きる豪華TOPスターたちが「越路吹雪」の世界を歌います。
 
■企画・制作:内藤音楽事務所/ウィステリアプロジェクト
■協力:梅田芸術劇場/ユニバーサルミュージック/FREEDOM STUDIO INFINITY
■特別協賛:公益財団法人 岩谷時子音楽文化振興財団
■主催:博多座
 
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