日本人1位・2位独占の快挙!『ロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクール ガラ・コンサート』が開催決定

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クラシック
2019.12.20
1位入賞の三浦謙司(左)と 2位入賞の務川慧悟(右) コンクール表彰式の様子

1位入賞の三浦謙司(左)と 2位入賞の務川慧悟(右) コンクール表彰式の様子

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2020年4月7日(火)に東京文化会館大ホールにて『ロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクール ガラ・コンサート』が開催されることが決定した。日本でのガラ・コンサートの開催は11年ぶり。

ロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクールは、フランスの名演奏家、マルグリット・ロン(ピアノ)とジャック・ティボー (ヴァイオリン)によって1943年にフランス・パリで誕生したコンクール。70年を越える歴史の中で、ショパン、チャイコフスキー、エリザベート王妃国際コンクールとならぶ若き音楽家の登竜門として、これまでに数々の国際的名演奏家を輩出。これまで日本人では、<ピアノ部門>においては、清水和音、野原みどり、田村響など、<ヴァイオリン部門>においては、樫本大進、山田晃子らが優勝者として名を連ねる。また横山幸雄、梯剛之、南紫音など多くが本コンクール入賞を機に日本を代表する演奏家へと育っている。

コンクール本選で演奏する三浦謙司

コンクール本選で演奏する三浦謙司

2019年は、<ピアノ部門>が開催。最終選考結果が2019年11月16日に発表となり、日本人の三浦謙司が優勝、務川慧悟が2位に入賞。<ピアノ部門>での日本人の優勝は12年ぶりで、加えて日本人1位・2位独占は史上初の快挙。これを記念して、11年ぶりに日本でのガラ・コンサートの開催が決定した。コンクール1位・2位を獲得した二人が、パリ本選決勝で魅せたピアノ協奏曲の熱演を再び東京で披露する。さらにコンサートでは、二人による一夜限りの特別な演奏曲も用意されているという。

公演情報

『ロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクール ガラ・コンサート』
 
公演日時: 2020年4月7日(火)19:00開演
会場:東京文化会館 大ホール
入場料(全席指定・税込): S席5,000円/A席4,000円/B席3,000円/S席ユース4,500円/A席ユース3,500円/B席ユース2,500円 
 
一般発売:2020年1月25日(土)
※イープラス先行発売は【2020年1月18日(土)】より開始
 
出演:三浦謙司(2019年度コンクールピアノ部門優勝)
   務川慧悟(2019年度コンクールピアノ部門2位)
指揮:下野竜也
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
 
演奏曲目:
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 Op.103「エジプト風」(ピアノ:務川慧悟)
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21(ピアノ:三浦謙司)
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365 (ピアノ:三浦謙司、務川慧悟)
 
日本公演公式サイト:http://www.long-thibaud-2020.jp
公演に関するお問い合わせ:クラシック事務局 TEL 0570-012-666(平日12:00~17:00 ※12/30~1/3休み)
主催:フジテレビジョン

プロフィール

三浦謙司(2019年度コンクールピアノ部門優勝)
Martha Argerichが審査員長を勤めた偉大なるロン・ティボー・クレスパン国際コンクールで優勝及び3つの特別賞を獲得し、新しいタイプのアーティストとして現れる。これまで第4回マンハッタン国際音楽コンクールで金賞受賞、第1回Shigeru Kawai国際ピアノコンクールで優勝、2017年スタインウェイコンクールベルリンにて第1位獲得。第9回浜松国際ピアノコンクールで奨励賞受賞。
Warner Classics & Eratoより新しいアルバムが2020年にリリースされる。
世界中の数々の会場に招かれる。ロンドンのウィグモアホール、ベルリンのコンツェルトハウス、パリのラジオフランス大ホール、モスクワ国際音楽の家、浜松アクトシティ、東京文化会館など数々の舞台で演奏会を開く。
これまでにフランス国立管弦楽団、浜松フィルハーモニーと共演。2020年にはVladimir Spivakov率いるロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団と共演を控える。
Klavierfestival Ruhr, Festival Chopin de Lyon, Festival International de Musique Dinard, Vilnius Piano Festival, Argerich’s Meeting Point in 別府など世界各地のフェスティバルに呼ばれる。
1993年、神戸で生まれ、4歳から自分の意思でピアノを始める。13歳で英国政府主宰の音楽とダンス専門教育のための奨学金を獲得し、単独渡英しロンドンのパーセル・スクールに入学。ロシャン・マガブ及びウィリアム・フォンのもとでピアノを学ぶ。
2011年ロンドンの王立音楽アカデミー、ベルリン芸術大学、そして名声のあるアメリカのカーティス音楽院の受験にすべて合格し、ベルリン芸術大学にてKlaus Hellwigに師事し研鑽を積む。2012年の夏、ベルリン芸術大学を中退、音楽の世界から一度離れる決心をする。2014年4月、同じくベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に入り直し、Eldar Nebolsinに師事。

プロフィール

務川慧悟(2019年度コンクールピアノ部門2位)
(C)Naoya Yamaguchi

(C)Naoya Yamaguchi

東京藝術大学1年在学中の2012年、第81回日本音楽コンクール第1位受賞を機に本格的な演奏活動を始める。
2014年パリ国立高等音楽院に審査員満場一致の首席で合格し渡仏。パリ国立高等音楽院、第2課程ピアノ科、室内楽科を修了し、第3課程ピアノ科(Diplôme d'Artiste Interprète)、同音楽院フォルテピアノ科に在籍。
2019年ロン・ティボー・クレスパン国際コンクールにて第2位入賞
2015年エピナル国際ピアノコンクール(フランス)第2位。2016年イル・ドゥ・フランス国際ピアノコンクール(フランス)第2位。コープ・ミュージック・アワード国際コンクール(イタリア)ピアノ部門第1位、各部門優勝者によるファイナルにて第2位、聴衆賞を受賞。2018年秋に開催された第10回浜松国際ピアノコンクールにおいて第5位を受賞。
2017年シャネル・ピグマリオン・デイズのアーティストに選出され「ラヴェルピアノ作品全曲演奏」をテーマに6回のリサイタルを開催。これまでに、日本各地、フランス、スイス、上海、ラトビア、イタリアにて演奏会を開催のほか、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、練馬交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、藝大フィルハーモニア、セントラル愛知交響楽団、愛知室内オーケストラ、中部フィルハーモニー交響楽団、NHK名古屋青少年交響楽団、トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラ、フランスにてロレーヌ国立管弦楽団と共演。室内楽においては、チェロの木越洋氏、長谷川陽子氏、ヴァイオリンの篠崎史紀氏、大谷康子氏、石田泰尚氏、等と共演。テレビ、ラジオでは、NHK-FM“リサイタル・ノヴァ”“ベストオブクラシック” NHK-Eテレ“さらさらサラダ”“ららら クラシック”等に出演。
日本、ヨーロッパを拠点に幅広く演奏活動を行うと共に、「ピアノの本」において留学記、ヤマハHPにてコラムを連載するなど、多方面で活動している。
2012、13、14年度ヤマハ音楽振興会音楽支援奨学生。2015、16年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。2017年度公益財団法人江副記念財団奨学生。
フランク・ブラレイ、上田晴子、ジャン・シュレム、パトリック・コーエン、横山幸雄、青柳晋の各氏に師事。
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