conSept合同会社と杉本事務所が「全ての舞台芸術関係者に贈る公益基金」を発足

ニュース
舞台
2020.4.23
「新型コロナウイルス感染症被害対策:舞台芸術を未来に繋ぐ基金=Mirai Performing Arts Fund」

「新型コロナウイルス感染症被害対策:舞台芸術を未来に繋ぐ基金=Mirai Performing Arts Fund」

画像を全て表示(5件)


舞台公演製作会社であるconSept合同会社と経営コンサルティング及び舞台公演投資会社である杉本事務所が、全ての舞台芸術関係者(出演者、クリエイター、スタッフ、その他関係者)に対する支援を行う目的の公益基金「新型コロナウイルス感染症被害対策:舞台芸術を未来に繋ぐ基金=Mirai Performing Arts Fund」を2020年4月28日(火)からMotionGallery上に立ち上げることを発表した。
また、本公益基金を応援する賛同者の代表として板垣恭一氏(脚本家・演出家)、伊礼彼方氏(俳優)が参加している。

板垣恭一

板垣恭一

伊礼彼方

伊礼彼方

以下、「新型コロナウイルス感染症被害対策:舞台芸術を未来に繋ぐ基金=Mirai Performing Arts Fund」について原文のまま紹介する。

公益基金とプロジェクトの目的について

この公益基金では、寄付による原資を使い、新型コロナウイルス感染症の拡大防止によって活動停止を余儀なくされた舞台芸術に携わる出演者・クリエイター・スタッフ(個人、団体問わず)に対して今後の活動に必要な資金を助成します。

クラウドファンディングサイトであるMotionGalleryのページ上に基金を設立してはいますが、公益基金である事から本プロジェクトのリターンは税制優遇措置を受けられる領収書の発行のみとなっています。
またMotionGalleryさんが実施されているコロナウイルス対策支援プログラムにより、募金目標額である1億円に達しなくてもプロジェクト成立となる仕組みになっています( https://motion-gallery.net/blog/suportprogram )。

今回敢えて公益基金としたのは舞台ファンのみならずよりたくさんの方に支援していただきたいためであり、多額の支援金を特定のアーティストなどに集約して助成せず、出来るだけ多くの舞台関係者に支援が行き届くようにしたいためです。

※リターンとは、自分のプロジェクトを応援してくれる支援者にお返しする品物やサービスのこと。

心に安らぎを、 未来に創造を

今も多くの出演者やクリエイター、スタッフが普段とは違う形でSNSやYouTubeを通して世の中を鼓舞したり慰めたり安らぎを提供するための努力を続けています。それら全ては本来対価が支払われて成り立つものですが、今は対価を求めにくい状況下で彼らは自分たちの社会的な存在価値を試されているという部分もあると思います。
ほんの少しでもそんな彼らへの支えと後押しが出来ればと思って本基金の設立に至った次第です。全世界が苦境に立たされている状況ではありますが、これまでの人生で少しでもエンタメや舞台芸術によって楽しみを得たり思い出を持つ事が出来たと思われる方は、皆さん個々の可能な範囲で結構ですので舞台芸術を未来に繋げられるよう応援していただけますと幸いです。

募金サイトは4月28日(火)に公開される予定で、寄付の方法、助成申請方法等については、公開されるサイトにて詳しく案内するとのこと。

募金に関する情報

「新型コロナウイルス感染症被害対策:舞台芸術を未来に繋ぐ基金=Mirai Performing Arts Fund」

■ハッシュタグ:#butainomirai
■公開予定日:2020年4月28日(火)
■募金目標額:1億円
■募金サイト https://motion-gallery.net/projects/butainomirai
※リンクが有効になるのは公開予定日から。

■運営事務局:公益財団法人パブリックリソース財団
■幹事(基金立上げ人):conSept合同会社、 杉本事務所
■賛同人代表:板垣恭一(脚本家・演出家)、 伊礼彼方(俳優)
■ロゴデザイン:高橋誠己(think_small)

【賛同人を募っています!】
この公益基金では賛同人となってくださる舞台関係者を募っています。
賛同人となった方(企業・団体)は募金サイトにお名前を掲載し、 募金活動の広報にご協力いただく事となります。 賛同人であっても助成申請を行う事は可能ですので、 詳しい内容を知りたい方は下記までご連絡ください。
また募金開始後も随時受付いたしますので、 より多くの方に情報が届くようご協力どうぞよろしくお願いします。
 
■お問合せ先:info@consept-s.com 宋(そん)宛

プロフィール、会社概要

■板垣恭一
演出家・脚本家。日大芸術学部演劇学科、第三舞台を経て演出家に。「社会派エンタテインメント」というジャンルの確立を模索中。近作に『Hundred Days』、『いつか one fine day』、『グーテンバーグ!ザ・ミュージカル2019』、『In This House ~最後の夜、 最初の朝~』、『フランケンシュタイン』など。
日本版脚本&歌詞・演出を担当した『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』が第27回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。
 
■伊礼彼方
沖縄県出身の父とチリ出身の母の間に生まれる。幼少期は海外(アルゼンチン)で過ごし、その後、横浜へ。中学生の頃より音楽活動を始め、ライブ等で活動しながらミュージカルと出会い『テニスの王子様』で舞台デビュー。2008年『エリザベート』ルドルフ役に抜擢され、その後、舞台を中心にミュージカル以外にもストレートプレイや朗読劇、 ライブコンサートなどジャンルや役柄を問わず 幅広い表現力と歌唱力を武器に多方面で活動中。2019年には藤井隆プロデュースでミュージカル・カバー・アルバム『Elegante』をリリース。
近年の主な舞台作に『ジャージー・ボーイズ』(2018年)、『レ・ミゼラブル』(2019年)、『星の王子さま』(2020年)、 5月~9月『ミス・サイゴン』エンジニア役は全公演が中止に。 今秋には『ビューティフル』(帝国劇場)が控えている。
 
【運営事務局】
■公益財団法人パブリックリソース財団 (東京都中央区湊)
久住 剛(代表理事・理事長) 岸本 幸子(代表理事・専務理事)
2000年1月に、市民活動やNPOに関わる実践者や学識者などが中心となって設立した市民による非営利・実践型のシンクタンク、パブリックリソースセンターとして活動を開始。
2013 年1月、「誰かの力になりたい」という人びとの志を寄付で実現するために 個人や企業の資金力を社会的事業への投資につなぐ 寄付推進の専門組織「公益財団法人パブリックリソース財団」として新たなスタートを切る。
「意志ある寄付」で社会を変える、 これがパブリックリソース財団の使命である。
私たちは、人びとの暮らしや社会の中から未来のビジョンを掬いとり、意志ある人びとや企業の寄付によって、社会を変えるお金の流れをつくる、「責任ある寄付推進組織」となり、人間の生命と尊厳が守られる持続可能な社会の創造を目指している。
 
【幹事会社】
■conSept合同会社 代表 宋元燮(東京都世田谷区桜新町)
2016年10月にconSeptを設立。 2017年6月に法人化。
映像コンテンツと舞台公演の企画プロデュースを主業務としている。
映像コンテンツにおいては4K、AR、VRなどのハイエンド技術を活用したテレビ番組やプロネタリウム向けコンテンツ、 アプリ、 サイネージなどを手掛ける。
舞台公演はミュージカルを主とし、年2~3本のプロデュース公演を実施。
これまでのプロデュース作に『グーテンバーグ・ザ・ミュージカル』『深夜食堂』『In This House~最後の夜、 最初の朝~』『HUNDRED DAYS』などが有り、2019年4月にシアタートラムで上演されたオリジナル作品『いつか~one fine day』は大きな話題を呼んだ。
Simple、Small but Spcialをテーマに小規模で簡素でも特別なものをお届けする事を目指している。
 
■杉本事務所 代表 杉本 宏(東京都中央区銀座)
2012年より経営コンサルティング業を営み、主に企業の東南アジア進出・展開の支援及びM&Aの助言を主業としている。
それとは別に、2011年に株式会社ショウビズ(東京都世田谷区代田)を共同設立し、(1)年間2~3本のミュージカル、 演劇などの舞台公演を製作し、(2)4名の舞台俳優をマネジメントしている。2019年10月からは、杉本事務所において舞台公演製作における初期資金の投資を行い、2020年4月現在、4件の投資を実行している。
シェア / 保存先を選択