長澤まさみの息子役は16歳の新人俳優・奥平大兼! 映画『MOTHER マザー』第2弾キャスト&本予告編を解禁

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2020.4.28
 (C)2020「MOTHER」製作委員会

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2020年夏に公開予定の『MOTHER マザー』第2弾出演キャストと、本予告編とポスタービジュアルが解禁された。

『MOTHER マザー』は、実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得た作品。『日日是好日』の大森立嗣監督による最新作で、その場しのぎで生きてきたシングルマザーの秋子と、彼女が執着する息子・周平の物語を描いている。頼れるものは母親しかおらず、次第に社会から孤立していく周平の人生は、やがてひとつの殺害事件へ向かっていく。

これまでに、主演の長澤まさみがシングルマザーの秋子を、秋子と内縁の夫になるホスト・遼を阿部サダヲがそれぞれ演じている。今回の予告編公開とともに、俳優・奥平大兼が秋子の息子・周平役で出演していることが発表に。本作が初スクリーンデビューとなった16歳の新人・奥平は、友人との帰り道、渋谷駅の改札で一人足止めされた際に、事務所からスカウトされたという。「勉強のために」と初めて受けたオーディションで、今回の役を勝ち取ったという。

 


予告では、長澤演じる母・秋子が「あれはあたしが産んだ子なの。あたの分身。舐めるようにしてずっと育ててきたの」という母子の複雑な関係を思わせる言葉や、その母との生活に葛藤を抱える周平の姿が切り取られている。また、同じくキャストとして夏帆、皆川猿時、仲野太賀、木野花らの出演も明らかになっている。

 

奥平、長澤、大森監督らのコメントは以下のとおり。

 

奥平大兼(息子・周平役)

オーディションを受けること自体が初めてで、勉強になればとオーディションを受けました。審査側の机は選考書類の山でしたし、絶対受かるわけがないと思っていたので、合格の連絡を聞いたときは、嬉しいよりも驚きの方が大きかったです。撮影に入る前に、大森監督の俳優ワークショップを受けていたのですが、いざ現場に入ると、過酷な環境の中で生きる周平を演じきれるかとても不安でした。長澤さんが「大丈夫」と優しく声を掛けてくださり、お母さんのように接してくださったおかげで、脚本を読んで僕が感じた周平を演じることができました。今回この役を演じることで、周平のような子供が世の中にいるんだ……と実感し、色々と考えされられました。本作を観て、もしかしたら自分の身近にもいるかもしれない、と考えていただくきっかけになればいいなと思います。

 

長澤まさみ(母・秋子役)

奥平くんは初めてお芝居をするとは思えないくらい堂々としていて、感じたことや思ったことを素直に反応してくれたので、今回、私はとても助けられていたように思います。そこで生まれた感情に大きく揺れ動く姿と対峙することで、自分も素直に演じることができました。お芝居は、その瞬間瞬間の感情を表現することが大切だと改めて感じさせられました。

 

大森立嗣(監督・脚本)

頭で考えてできるような役ではないから、撮影が進む中で自分が感じることを大事にして欲しいと、とにかくずっと言い続けていました。彼が偉かったのは、演技の中で嘘をつかないことをやり通せたこと。素直だからこそ、嘘をつくのは嫌だという感覚が本人の中にあって、嘘をつかないためには自分がそこでどういう気持ちにならなければいけないのかという作業を、撮影中の彼は常にしていたと思います。

 

佐藤順子(プロデューサー) 

この作品の明暗は周平役で決まると考えていました。周平と同じ年頃の数多くの役者さんにオーディションでお逢いしましたがイメージに合う方がおらず、最後に飛び込みで「演技経験はない新人ですが」と言われてお会いしたのが奥平さんでした。彼は演技未経験ではありましたがとても深く脚本と役柄を理解しており、その感性にすごく驚かされたのを覚えています。周平役には、16-17歳という少年期の危うさと繊細さ、そして主人公の母親を支える包容力が必要だと考えていたので、はじめてオーディションでお会いした時、彼しかいないと確信しました。現場でも撮影を重ねるごとに良くなり多くの奇跡的なシーンを撮影する事が出来たと思いますし、まるで奥平大兼の役者としての成長をドキュメントで観ている様でした。

 

『MOTHER マザー』は今夏、TOHOシネマズ日比谷ほか 全国公開。

作品情報

映画『MOTHER マザー』 
出演:長澤まさみ、阿部サダヲ、奥平大兼、夏帆、皆川猿時、仲野太賀、木野花 
監督:大森立嗣 脚本:大森立嗣/港岳彦 
音楽:岩代太郎  
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
配給:スターサンズ/KADOKAWA
公式サイト:https://mother2020.jp/ 
(C)2020「MOTHER」製作委員会
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