ジョン・ウィリアムズ×ウィーン・フィル、ライヴ・アルバムのリリースが決定 『帝国のマーチ』先行配信がスタート

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2020.5.4
『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』ジャケット写真

『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』ジャケット写真

 

「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」にちなんで「スター・ウォーズの日」として知られる5月4日(=May 4th)、ジョン・ウィリアムズが世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルを指揮したコンサートのライヴ・アルバム『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』を2020年8月14日に発売することが発表された。さらに、アルバムからの先行シングルとして『帝国のマーチ』(ダース・ベイダーのテーマ)のデジタル配信が本日(5月4日)よりスタートし、映像も公開された。

『帝国のマーチ』(ダース・ベイダーのテーマ)デジタル配信

アルバムは2020年1月18日&19日に、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートの会場としても知られるウィーンのムジークフェラインで行われたジョン・ウィリアムズのウィーン・フィルへの指揮者デビューとなった歴史的なコンサートのライヴ録音だという。

ウィリアムズの作曲した映画音楽は、史上最も愛されている音楽のひとつであり、5つのアカデミー賞、5つのエミー賞、4つのゴールデン・グローブ賞、25のグラミー賞など、数えきれないほどの名誉ある賞を受賞してきた。このコンサートでは最初の音が演奏される前から、ウィリアムズは熱狂的なスタンディング・オベーションを受けた。その熱狂に対して彼は、ウィーン・フィルとの共演への招待は「私の人生で最も素晴らしい栄誉のひとつ」であると感謝の言葉を述べた。

コンサートの前半は、昨年発売のアルバム『アクロス・ザ・スターズ』でコラボレーションしたヴァイオリンの女王、アンネ=ゾフィー・ムターも参加した。彼女は「オーケストラのメンバーが、こんなに音楽の喜びをもって演奏しているのを見ることは、そうそうあることではありません。本当に素晴らしい!」と語った。

ムジークフェラインの公演の数週間後に88歳の誕生日を迎えたウィリアムズは、伝統の牙城であるウィーン・フィルが自作の演奏にどのように適応するのか確信が持てなかったことを認めた。「こんなに嬉しい驚きはありませんでした」と公演の後に彼は言った。「全てのスタイルの音楽を演奏する彼らの優れた妙技と素晴らしい能力について、オーケストラを称讃しなければなりません」

また、今回先行配信される「帝国のマーチ」に関しては、リハーサル中にウィーン・フィルの金管楽器奏者たちがプログラムに追加できないか、と尋ねてきたものだという。「正直言って、これまで聴いた“帝国のマーチ”の中で最高の演奏のひとつでしたよ」とウィリアムズは振り返った。「彼らは、まるで自分たちの作品を演奏するように演奏しました。プログラムの最後に演奏する機会を与えてくれたことにとても感謝しています」

リリース情報

デジタル・シングル配信情報 
『帝国のマーチ/ジョン・ウィリアムズ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団』
購入・ストリーミングはこちら https://classic.lnk.to/JohnWilliams_ImperialMarchPR
 
アルバム『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ウィーン』
 
2020年8月14日発売予定 
ジョン・ウィリアムズ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン3 & 13)
収録予定曲
01. ネヴァーランドへの飛行(『フック』から)
02. 『未知との遭遇』から抜粋
03. 悪魔のダンス(『イーストウィックの魔女たち』から)
04. 地上の冒険(『E.T.』から)
05. 『ジュラシック・パーク』のテーマ
06. ダートムア、1912年(『戦火の馬』から)
07. 『ジョーズ』から組曲
08. マリオンのテーマ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
09. 『スター・ウォーズ』メイン・タイトル
10. レベリオン・イズ・リボーン(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)
11. ルークとレイア(『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から)
12. 帝国のマーチ(『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』から)
13. レイダース・マーチ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から)
録音:2020年1月 ウィーン〈ライヴ・レコーディング〉
 
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