「芸術は、自粛できない。」プロジェクト第一弾 舞台表現者一同の想いを乗せた『舞台交響曲』の映像が公開
ダンサーとして活躍する傍ら正社員として働き、自らを「踊る広報」と称する柴田菜々子を発起人として、「芸術は、自粛できない。」をテーマに掲げ、ダンサーや映像クリエイター達が集い、withコロナ時代の舞台表現者の活動を応援するプロジェクトが発足した。
プロジェクト第一弾として、日本の舞台業界第一線で活躍する舞台表現者、総勢22名と共に、活動再開に向けた映像『舞台交響曲』を作成、2020年6月19日(金)に公開・配信された。
新国立劇場バレエ団名誉ダンサー酒井はな、中村橋吾(歌舞伎役者)、中村梅(日本舞踊)、島地保武、柿崎まりこ、川村美紀子(コンテンポラリーダンス)や、バイオリンやサックス、笛など複数の演奏者による映像となっている。また今後は、ダンスのプラットフォームSooNと協同し、実際のイベント開催を目指し、活動を続けていく。
プロジェクト発起人・柴田菜々子コメント
4月ネガティブなニュースが多く、舞台業界も壊滅的な中、職が無くなる仲間を目の前にして、少しでもポジティブなメッセージを発信したいと思いました。知り合いのクリエイターに相談したことをきっかけに、映像制作を生業にするクリエイターたちが、想いに共感し一緒にプロジェクトを興してくれました。
有志プロジェクトにも関わらず、テーマに共感してくださった表現者の方々が快く参加いただき・・自粛解除後の撮影では、「家以外で数ヶ月ぶりに踊るよ」と言うダンサーたちの身体からは、踊る喜びをひしひしと感じ、有り余るエネルギーが溢れ出ているのが非常に印象的な撮影でした。映像制作を通じ「芸術はこんなにも人の心を動かし、豊かにしてくれる」と改めて深く感じた瞬間です。この映像では、再開に向けて表現者たちの変わらぬ姿勢を通じ、不安を抱える方々の背中も押せたらと思いながら仲間と制作しました。同時に、日本にはこんなに素晴らしいアーティストがいることを多くの方に伝えられたら嬉しく思います。
このご縁をきっかけに、動画のものを生演奏とダンサーなど、リアルにも展開したいと考えています。今後のイベント展開に向けて、私自身が所属するダンスプラットフォームSooNが参加し、withコロナでも楽しむことができる観劇イベントをプロジェクトと一緒に模索し発信を加速していきます。