振付家・舞踊家の坂田守が出演 Tarinof dance companyによる、Mamoru SAKATA×Jin TAKEMOTO『Dual』が開催
(C)Wassilios Nikitakis
2020年7月30日(木)東京・三鷹市のSCOOLにおいて、Mamoru SAKATA×Jin TAKEMOTO『Dual』の開催が決定した。本公演は、振付家・舞踊家として活躍する坂田守が主宰するTarinof dance companyの新プロジェクト”Taricolla”最初の企画として開催される。Taricollaは、Tarinof dance companyが他ジャンルのアーティストと、今伝えたいことをプロットを透して一つの作品にし、さまざまな方法で発信する企画となる。
このたび坂田と音楽を手掛ける竹本仁からコメントが到着した。
坂田守のコメント
坂田守 (C)Wassilios Nikitakis
「今できることを探し、できる範囲の最大限を求めて、少しずつでも形にし、発信したい。」この想い一心で約4カ月間活動を継続し、この度Tarinof dance company新プロジェクト”Taricolla” No.0 として『Dual』を発表します。
《太陽が昇って沈み夜が来てまた朝がくる》と言われるように、自然、時間は巡っていきます。良いこともそうでない事も、刻の流れの中で確かに平等に訪れるのかもしれません。ですが、私達の心模様はその渦中で常に循環しているわけではなく、光と闇の関係性の様に表裏は時にあべこべです。人間は誰しも少なからずもう1人の自分を抱えながら生きているように感じます。物事の2面性や2極性は人間だけでなく、いろいろな事象に当てはまると思いますが、物事を客観的に捉えて理解できることより、自分自身の事はなかなかコントロールが効きません。昨日の自分の言動が、翌朝、感覚としては残っているが、どうしてそうなったのか本当に理解に苦しむ時があるように。
本作品は「人に内在する2極性、2面性が、自他へ及ぼす影響」にフォーカスを当てました。以前より感じてきた違和感を、この特殊な4カ月間でゆっくりと向き合った結果、あえて今この主題に取り組むことを決めました。
今回はカンパニー共同主宰の長谷川まいこが本コンセプトの要素を客観的に捉えたものを元に演出・構成を手掛け、振付家・舞踊家の坂田守と音楽家・作曲家の竹本仁によるパフォーマンスを開催します。
竹本仁コメント
「これは僕らにとって祈りに似た何かになると思う」
坂田守 (C)Mark Lam
坂田守 (C)Wong Sui Lun Alan