“笑いあり涙なし”を掲げる劇団あひるなんちゃらが『畳子力学』の有料ライブ配信を実施

東京を拠点に活動している劇団あひるなんちゃらが、2020年9月4日（金）～8日（火）下北沢の駅前劇場で無観客公演を行い、有料ライブ配信することが決定した。

“笑いあり涙なし”を掲げて2003年3月に結成されたあひるなんちゃらは、初期はユニットとして活動し、2005年より劇団として始動。 演劇的展開の観念を小気味よい会話で裏切り続け、微妙にズレていく会話の行き着く先には結局何もなかったりする滑稽な駄弁芝居を作風としている。心地良い空気感の中で繰り広げられる無秩序な価値観のやりとりが特徴で、そのスタイルは、既存の演劇のジャンルでは定義できない唯一無二の存在として、 フリークを増やしつつある。

本公演は、脚本・演出を関村俊介が手掛け、大好きだったグループが解散してしまい悲しんでいるアイドルヲタクの男と、その絶望を何故か物理学で救おうとする妹の話となり、宇宙と量子力学の要素を少しだけまぶした、気軽に見て愉快な気持ちになれる、敷居の低い芝居になっているという。

お酒を飲みながら、お菓子を食べながら、家族と喋りながらなど、劇場ではできない楽しみ方で、あひるなんちゃらの公演をこの機会にチェックしてみてはいかがだろうか。