橋本愛が狂女と化す難役に挑戦 三島由紀夫没後50周年企画『MISHIMA2020』の『班女』に出演決定

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2020.8.28
(左から)麻実れい、橋本愛、中村蒼

(左から)麻実れい、橋本愛、中村蒼

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2020年9月より日生劇場にて上演される、三島由紀夫没後50周年企画『MISHIMA2020』に、橋本愛が出演することが決定した。

三島没後に生まれ、三島文学に刺激を受ける4人の演出家が、「三島由紀夫」をテーマに、それぞれの目線で演出する三島作品を、オムニバス形式で上演する本企画。すでに公演タイトル、出演者は発表されていたが、この度、新たな出演者が発表された。

9月26日(土)~27日(日)に上演される「『班女』(近代能楽集より)」で、橋本は男を思う余り狂女と化す難役に挑戦する。「近代能楽集」に収録され、海外でも高い人気を誇る『班女』。男が残した扇を大事に抱きながら、再会を待ち続ける花子(橋本愛)の愛と、花子を独占することに喜びを感じる実子(麻実れい)の愛。女性の情念の深さを描く戯曲が、舞台で蘇る。演出は、熊林弘高。実子役には、圧倒的なオーラを放ち、数多くの演劇賞受賞歴のある麻実れい、男を思う余り狂女と化した花子を、際立つ美しさと演技力で輝きを放つ橋本愛、花子の思い人である吉雄(中村蒼)を、華やかなルックスと表現豊かな演技で魅了する中村蒼が務める。

三島由紀夫没後50周年企画『MISHIMA2020』

三島由紀夫没後50周年企画『MISHIMA2020』

『MISHIMA2020』では、2020年9月21日(月・祝)~22日(火・祝)に『橋づくし』と「『憂国』(『 死なない 憂国 』)」 。「『班女』(近代能楽集より)」と同日程で、「『真夏の死』(『Summer remind』)」が上演される。

また、劇場公演と舞台映像配信の他、本公演の制作過程を追い、三島を通して「今」をとらえるドキュメンタリー映画(関根光才監督)の製作も決定している。劇場公演+舞台映像配信+ドキュメンタリー映画の三本柱で挑む初のプロジェクトに期待したい。

公演情報

三島由紀夫没後
50周年企画『MISHIMA2020』
※公演映像の配信を予定
 
■日程:20209月21日(月祝)~22日(火祝) 3公演
■会場:日生劇場
 
『橋づくし』 
作・演出:野上絹代
出演:伊原六花 井桁弘恵 野口かおる/ 高橋 努
 
「『憂国』(『死なない 憂国』)」
作・演出:長久允 
出演:東出昌大 菅原小春
 
■日程:2020年9月26日(土)~27日(日) 3公演
■会場:日生劇場
 
「『真夏の死』(『summer remind』)」
作・演出:加藤拓也 
出演:中村ゆり 平原テツ
 
「『班女』近代能楽集より」
演出:熊林弘高 
出演:麻実れい 橋本愛 中村蒼
 
料金:S席 8,000円/ A席 6,000円
一般発売:9月13日(日)
 
企画・制作・主催:梅田芸術劇場
 
公式ウェブサイト https://www.umegei.com/mishima2020/
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