SPAC、『ふじのくに⇄せかい演劇祭2021』『アンティゴネ』など、2021年度上演ラインナップを発表

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2021.1.20
SPAC 2021年度上演ラインナップ

SPAC 2021年度上演ラインナップ


公益財団法人静岡県舞台芸術センター(Shizuoka Performing Arts Center : SPAC)が、本日2021年1月20日(水)に2021年度上演ラインナップを発表した。

ゴールデンウィークには、昨年中止となった『ふじのくに⇄せかい演劇祭』の開催とともに、『アンティゴネ』の凱旋公演が実現。6月には、市民参加者とSPACによる『忠臣蔵2021』を創作発表する。秋から春にかけては、ヨーロッパ演劇界の第一線で活躍する演出家たちが、SPAC俳優とともに作り上げる新作、話題作が並む。さらに、宮城聰の人気スペクタクル『夜叉ヶ池』も上演される。

下記、ラインナップ


■日程:4~5月
会員特典:招待対象公演あり

『ふじのくに⇄せかい演劇祭2021』

毎年ゴールデンウィークに開催している国際演劇祭。話題の舞台芸術作品が一堂に会し、同時開催の「ふじのくに野外芸術フェスタ」「ストレンジシード静岡」とともに新緑の静岡の街を彩るフェスティバル。

■日程:5月

ふじのくに野外芸術フェスタ2021静岡
『アンティゴネ』

構成・演出:宮城聰
作:ソポクレス
会場:駿府城公園

2017年「アヴィニョン演劇祭」のオープニングを飾り、2019年世界の名だたるアーティストが公演を行うニューヨークのパーク・アベニュー・アーモリーで絶賛された宮城聰の代表作『アンティゴネ』。ついに静岡市駿府城公園に凱旋を果たす。

■日程:6月
会員特典:招待対象公演

静岡県文化プログラム
『忠臣蔵2021』

総合演出:宮城聰
作:平田オリザ
会場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」

SPAC俳優と公募による市民参加者が、「世界に通用するクオリティ」を持った群集劇を創作する。1999年シアター・オリンピックスでの清水港公演、2004年グランシップ開館5周年記念公演での成功を経て、21年、『忠臣蔵』はさらに進化する。

■日程:8月

人材育成事業
『SPACシアタースクール』

学校では触れる機会の少ない演劇の面白さや奥深さを、地域の子どもたちとその保護者の方々に知ってもらうことを目的として、2007年にスタート。SPAC俳優による指導のもと、身体や発声に関する様々なプログラムを通じて「舞台に立つためのからだづくり」を学び、作品を発表する。

■日程:8月

人材育成事業
『SPAC-ENFANTS-PLUS(スパカンファン-プラス)プロジェクト』

静岡県の中高生が、フランスを拠点に活動する振付家・ダンサーのメルラン・ニヤカムとともに、芸術表現として世界に通用するダンスを創作する国際共同制作プロジェクト。
19年度からは55歳以上のメンバーが加わり、世代を越えダンスの可能性を探る10日間の創作ワークショップおよび成果発表会を行った。20年度以降もワーク・イン・プログレスとして事業を継続し、フルサイズの作品としての上演を目指す。

■日程:11月

『House of Us ~ハムレット/孤独な影(仮題)』

構成・演出:イリーナ・ブルック
会場:舞台芸術公園 各劇場

国際的に高い評価を受ける演出家イリーナ・ブルックがSPAC初登場!舞台芸術公園内の複数の空間を会場とし、演劇/ドラマの枠を超えた創作を行なう。彼女の母で、女優でありながら、私生活では家に籠り新聞の切り抜きに埋もれていたナターシャ・パリーを描く新作。

■日程:10月
会員特典:招待対象公演

SPAC秋→春のシーズン2021-2022 #1
『みつばち共和国』

メーテルリンク『蜜蜂の生活』に基づく
作・演出:セリーヌ・シェフェール
会場:静岡芸術劇場

『青い鳥』で知られる作家メーテルリンクの詩情あふれるエッセイ『蜜蜂の生活』をもとに、蜜蜂の生態と神秘に迫る幻想的な演劇作品。2020年10月、SPACが日本語版として新たに創作し、子どもも大人も心から楽しむことができる本作は好評を得て、早くも再演が決定。

■日程:11~12月
会員特典:招待対象公演

SPAC秋→春のシーズン2021-2022 #2
『桜の園』

演出:ダニエル・ジャンヌトー
原作:アントン・チェーホフ
会場:静岡芸術劇場

現代フランスを代表する演出家の一人、ダニエル・ジャンヌトー。彼が厳選したフランスの俳優と、SPACの俳優・スタッフが全く新しいチェーホフの劇世界を描き出す。『ブラスティッド』『ガラスの動物園』『盲点たち』で深い信頼関係を築いたジャンヌトーとの待望の第四弾。

■日程:1~2月
会員特典:招待対象公演

SPAC秋→春のシーズン2021-2022 #3
『夜叉ヶ池』(やしゃがいけ)

演出:宮城聰
作:泉鏡花
会場:静岡芸術劇場

大正初めの山深い村里を舞台に、美しい幻想世界を描いた泉鏡花の傑作戯曲『夜叉ヶ池』。失踪した東大生、その友人が山奥の村で見たものとは?美しく艶やかな衣裳と、俳優の生演奏による心を揺さぶる音楽。伝説、自然、恋物語が交差する興奮の舞台が甦る。


SPACは2021年度も、選りすぐりの舞台作品を上演。お客席はもちろん、舞台上でも様々に感染症拡大防止対策を講じながら、劇場で皆様のお越しをお待ちしております、とのこと。

公式サイト

公式サイト:https://spac.or.jp/
 
※公演内容等は、都合により変更になる場合がございます。
※静岡芸術劇場は、グランシップの工事休館に伴い、2021年9月まで公演時のみの開館となります。
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