範宙遊泳、むこう側の演劇『バナナの花』を起点にした新作公演『バナナの花は食べられる』を配信
範宙遊泳『バナナの花は食べられる』
2021年3月25日(木)~28日(日)森下スタジオ C スタジオにて上演される、範宙遊泳による新作公演『バナナの花は食べられる』。本作が劇場公演だけではなく、配信されることがわかった。
範宙遊泳は劇作家・演出家、山本卓卓が主宰する演劇集団。山本のほか、埜本幸良、福原冠(俳優)、たかくらかずき(アートディレクター)、川口聡(ライター)、坂本もも(プロデューサー)の6名で活動している。
2020年のコロナ禍のなか、範宙遊泳がオンラインをも上演の場として取り組んできた、むこう側の演劇『バナナの花』。範宙遊泳公式YouTubeチャンネルにて公開された本作を起点に、今回、新たな出演者を迎えて新作を制作する。
作・演出は山本、出演は埜本、福原、井神沙恵(モメラス)、入手杏奈、植田崇幸、細谷貴宏。本作は舞台公演でも行われるが、完売につき、配信での上映が決定した。6台のカメラで多角的に収録し、映像監督・たけうちんぐが独自の視点で編集した、オンデマンド配信ならではの映像作品に仕上げる。
配信期間は2021年3月30日(火)10:00〜4月25日(日)23:59まで。フィクションで現実を乗り越え生きていこうとする人々の人情劇。約2年振りの劇場本公演作に期待しよう。
2018年夏。33歳、独⾝、彼⼥なし、アルコール中毒、元詐欺師前科⼀犯の“⽳蔵の腐ったバナナ”は、マッチングアプリ・TSUNTSUN(ツンツン)に友達を募る書き込みをする。出会い系サクラのバイトをしていた“男”は、釣られているとわかりながら課⾦してきたバナナに興味を持ち、彼と会ってみることにする。「⼈を救いたいんだ……」と⾔うバナナと男はいつしか、僕/俺「ら」になり、探偵の真似事をしながら諸悪の根源を探しはじめる。
作・演出:山本卓卓 コメント
今回はとにかく書きたいことを書きたいように書きたいだけ書く、ということを心がけて、結果、3時間近くの⻑い物語になりました。この作品と向き合うことで、僕自身を大きく成長させてくれました。ご覧いただけるみなさんにとって、3時間分、成長できる物語になったらいいなと、思っています。
監督:たけうちんぐ コメント
映像にできることは何なのか?
たくさんの問いと、様々な方法が打ち出されてきた⼀年間。
答えをまだまだ決めたくないから、舞台から枠を越えるものを見せてやりたいです。
配信情報
会場:森下スタジオ C スタジオ(〒135-0004 東京都江東区森下 3-5-6)
配信期間:2021年3月30日(火)10:00〜4月25日(日)23:59
販売期間:2021年3月20日(土)10:00〜4月25日(日)21:00
料⾦:2,500 円
https://l-tike.zaiko.io/e/hanchubanana
作・演出:山本卓卓
出演:埜本幸良 福原冠 井神沙恵(モメラス)入手杏奈、植田崇幸、細谷貴宏
舞台監督:櫻井健太 演出助手:中村未希 稽古場代役:植田崇幸 宣伝美術:たかくらかずき 配信撮影・編集:たけうちんぐ
制作助手:川口聡 制作:藤井ちより プロデューサー:坂本もも
助成:公益財団法人セゾン文化財団 芸術文化振興基金
企画制作・主催:合同会社範宙遊泳
090-6182-1813 hanchu.ticket@gmail.com https://www.hanchuyuei2017.com/banana