齋藤久師が送る愛と狂気の大人気コラム・第九十三沼 『次男の天才語録沼!』

コラム
音楽
2021.4.8

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底なしの「収集」が愛と快感というある種の麻痺を伴い増幅する。

これは病か苦行か、あるいは究極の癒しなのか。

毒のスパイスをたっぷり含んだあらゆる世界の「沼」をご紹介しよう。

齋藤久師が送る愛と狂気の大人気コラム・第九十三沼 『次男の天才語録沼!』

自宅スタジオのある場所にネコにおしっこ攻撃をくらった。

そこでこの原稿を目をシバシバさせながら、執筆している齋藤久師です。

ネコがおしっこされた場所が確認出来ず、心が折れそうな中、ピクピクしながら書いてる。

頼むから、この聖域に入らないで欲しい。

入ってもいいけど、おしっこだけは絶対勘弁。

それと、読者のみなさん。もしおしっこポイントを絞る方法があったら教えてください。

なんとなく「あのへんから匂う」くらいのザックリとした位置しかわかってないのであります。

 

さて、今日は次男坊の慧光(エコー)くんの誕生日だった。

ろ臭いだ。いや六歳だ。

彼は兄とは似つかない、全く違う顔をしている。

おばあちゃんにいわせれば「狩人」並に似ていない。

 

あなたは知っているか?狩人を。

ヒット曲「あずさ2号」で流星のごとく現れた全く似てない兄弟デュオだ。

 

どっちかというと、ウチの子どもたちの兄の方は母似、そして弟は私に似ている。

顔がね。

そんでもって、弟の発する言葉が面白すぎて、常にスマホにメモしているので、ここに一挙公開する。

大人になって私がぶん殴られてもしょうがない覚悟で。

 

先ずはこれから始まった。

「速(はや)スピード」

わかるよ。どれだけ速いかっていいたいんだろうよ。

ただ、これじゃ速いにも程があるし、スピード違反で一発で免停だぞ。

速スピード。「頭痛が痛い」のとなんか似てる。

速スピード。「頭痛が痛い」のとなんか似てる。

「ワラエティー番組」

たしかにバラエティー番組は、お笑いを求められている。

かといって、もともと「バラエティーに富んだ」という意味合いじゃないのかねエコーくん。

いや、んん、笑いは大切だよね、確かに。みんな嘘っぽい笑いをしてるよね。わかるよ。

「サビスティック」

ただでさえ残酷傾向にあるサディスティックという言葉に、更に「わさびの辛さ」とか、パパはもう死んじゃうよ。

 

「ケンビンの森」

これはかなりローカルな場所なので説明しとくと、正確には「県民の森」なんだよ。

焼きビーフンじゃないんだぜ。

鼻の通りが悪いのは私ゆずりだよ。君は天才だ。

千葉県。県民の森。

千葉県。県民の森。

 

「パピオカ」

あの、黒いつぶつぶの入った飲み物のことだろ?

でもさ、これじゃあ、マチュピチュかどこかの丘だろうよ。

わざと言ってるんだろ?

だって、100回くらい間違えてることを指摘したハズだぞ?

しかも言う度に笑っているんだぜ?わざとだよな?な?

「プデデター」

わたしゃあ、この生き物がどんな様相なのか教えて欲しいくらいだよ。

オナラをしながら突然飛び出してくる怪獣かなにかか?

どうなんだい?

ぜんぜん怖くないし、弱そうだぜ。

正式名称 プレデター

正式名称 プレデター

「ワスレチック」

ああ、これはよくあるよ。

途中から順路を間違えて、いきなり難しいアスレチックコースに入っていき、後追いで戻ってやるやつだろ?

いや、無いわ。

順路は大切だ

順路は大切だ

「ダウンドード」

だから、どれだけ鼻つまってんねんて!?

まあ、異常に遅く、ラグいインターネット環境の事なんだろうぜよ。

「つね」

いやいやいや、爪だから。

「パッテリー」

すいぶん容量の少なそうな蓄電器だなおい。

でもきっと軽いんだろう。なら許す。

「ココワ」

チワワかチワワか!?

「スプラツーン」

アレだよ、任天堂の塗りまくるゲームだろ?

でも字面からいってツタンカーメンっぽくてかっこいいな。

「ゲスノート」

きっと、このこのコラムで次男の言葉を発表する私を察知し、私の悪口をかきまくっているんだろう。

容易に想像がつく。

「ドケット」

エコーくん。これは航空力学からいっても、字面からいっても、3メーターも飛ばないと思うよ。

あと、バランスが悪い。想像だが、ロケットの先端部が異常に大きな形をしていそうだぜ。

 

「レザート」

あまいものが大好きなエコーくんは、つねにスイーツを食べている。

メインの食事中にもたべていてよく注意されているが、レザートは危ない。

目に直接当たると失明するおそれがあるから、サングラスを着用せよ。

「アセリート」

スポーツにはあらゆる競技があり、どれも自分、そして相手との競争だ。

確かに彼らは汗をかいてるよな、いつも。

つねにメンタルを鍛えあげないと、焦って思うような結果がだせないのだ。

「モッツァいない」

チーズが異常に好きなエコーくんの母親、galcid lenaはとくにモッツァレラチーズが好きで食べているのだが、あまりにも少しずつ食べるので残ってしまう。

それは時にカビが生えて捨てる羽目になる。

エコーくんはわれわれ親の行動を良く観察している。素晴らしい。

 

「ニサイル」

ドケット続く名作はこの「ニサイルだ。」これは、ともすれば30cmほどしか飛ばないので自爆するおそれがあるため、絶対飛ばしてはならない。

 

「しゃくえん」

江戸っ子かい?

いや、まあそうだよな。江戸でうまれたんだからな。

 

まあ、こうしてこどもの頃はいろいろな間違いをくりかえしながら言葉を覚えていくものだ。

しかし、最近は「わざとやってる説」も浮上するほど確信的なタイミングでぶっ込んでくる。

将来は彼のこの才能を生かし、コピーライターにでもなってもらおうかと思う。

今日発表したエコーくん語録は氷山の一角。

またいつか、信じられないようなぶっ飛び言葉マジックをご紹介しよう!

 

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