佐々木蔵之介が主宰する“Team申”が11年ぶりに本公演決定 共演に中村蒼 

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2021.5.14
(上段左から)佐々木蔵之介、中村 蒼(下段左から)奥田達士、石原由宇、河内大和

(上段左から)佐々木蔵之介、中村 蒼(下段左から)奥田達士、石原由宇、河内大和


2021年7月17日(土)~25日(日)東京芸術劇場 シアターウェストにて、Team申 第5回本公演 『君子無朋~中国史上最も孤独な「暴君」雍正帝~』の上演が決定した。

俳優の佐々木蔵之介が自ら主宰し、番外編である朗読劇も含めて7作品を上演してきた演劇ユニットのTeam申が、11年ぶりに本公演を上演する。

2020年に放送されたテレビドキュメンタリー番組「中国王朝 英雄たちの伝説」の第三章“過労に倒れた専制君主・雍正帝”の佐々木による中国ロケが本作の発端となった。

清の第五代皇帝で、玉座に座ることなく執務室で毎日20時間働くほど勤勉で、最期は過労死との仮説が有力視される“雍正帝”という埋もれた皇帝のユニークさに触れた佐々木が、皇帝として規格外れなこの男の生涯を掘り起こし、光を当てて物語を紡いでいきたいと、Team申の第5回本公演へとつながった。

脚本には、同ドキュメンタリー番組を制作し、“雍正帝”について詳細を調べ尽くした阿部修英。そして演出には、劇団桟敷童子の主宰で、テレビドラマ『めんたいぴりり』の脚本でも注目された東憲司。劇団で培ったユニークな演出で、シアターウェストに壮大な中国の空を描き出すことが期待される。

共演には、デビュー以来、ドラマ、舞台、映画で活躍し、2020年放送のNHK連続テレビ小説『エール』に出演する等、実力派俳優への道をひた走ってきた中村蒼のほか、映画やテレビドラマなどの映像作品でその実力を発揮してきた奥田達士、所属する演劇集団円を中心に、映画、テレビドラマ、舞台にと幅広く活躍する石原由宇、りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズの一員として注目され、退団後に自身で旗揚げしたMASH'Companyでは演出も手掛ける河内大和など、錚々たる顔ぶれが揃った。

演出・東憲司 コメント

「君子無朋」…孤独な暴君を描いた物語である。恐ろしき独裁者・雍正帝の血と涙の物語。この物語は三百年前の中国の話でありながら、現代日本に通じる人間の孤独と葛藤を浮き彫りにした戯曲だ。この演出の仕事を受けて身震いしている。佐々木蔵之介さん、中村蒼さん、他三名の精鋭の俳優と組める喜び、きっとスリリングな稽古になるに違いない。孤独な男の狂気とロマン…ぞくぞくする舞台になる筈だ。そんな気がしてならない。

佐々木蔵之介 コメント

ドキュメンタリー番組での中国ロケがきっかけでした。

企画書には、「一国の頂点にありながら、大臣や高官をすっ飛ばし、223の地方末端役人と直接手紙で1日20時間、罵詈雑言のパワハラ指示を出し続け過労死した、中国歴代200人の皇帝の中でも究極の独裁君主、雍正帝」肖像画は、くるくるパーマのカツラを被ったフランス国王ルイ14世風気取り。他にも数々のヘンテコ趣味のコスプレ画像あり。

撮影が進み、その「謎」「真相」に迫っていくうちに…この生き様を舞台にしたらオモロいかも⁇となり、旅の最後に阿部ディレクターに戯曲のオファーを。そのままの勢いで、桟敷童子の東憲司さんに演出をお願いしたところ、そのままの勢いで快諾してくださいました。そしたら、、、世界中が、こんなことに。

座右の銘に『君子無朋』と記した雍正帝。己ひとり、覚悟と責任を背負い、国の未来を導いたユニークすぎる孤独なリーダーのお話です。11年ぶりの自主企画本公演、無事に安全に愉快な公演であることを願うばかりです。劇場で皆様にお目にかかるのを楽しみにしております!

【あらすじ】

18世紀の中国。主人公は歴代約200人の皇帝の中で最も勤勉、4時起床、24時まで1日20時間働き続け「過労死」したと言われる清の雍正帝(1678-1735、在位1723-1735)。その駆け抜けた13年の治世、紫禁城に暮らした皇帝で唯一玉座に座ろうとせず、執務室に籠って、中央のエリート役人を無視して、地方の末端役人223人と2万通におよぶ手紙をやり取りし続けた。手紙にあふれる、およそ皇帝には相応しく無い罵詈雑言と叱咤激励の嵐。パワハラなどという概念を吹き飛ばすユーモア。

彼ほど生々しく国を導いた皇帝はいない。彼と役人とのスリリングでスピード感あるやりとりを再現し、さらになぜ雍正帝は過労死するほど働いたのか、人生の鎖となった「謎」も解き明かしていく。
 
 
 

公演情報

Team申 第5回本公演 『君子無朋~中国史上最も孤独な「暴君」雍正帝~』
 
東京公演           
日程:2021年7月17日(土)~25日(日)
会場:東京芸術劇場 シアターウェスト
料金:S席 10,000円(全席指定・税込)  
※未就学児童入場不可 ※営利目的の転売禁止
一般発売日:2021年6月12日(土) 10:00AM
お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~18:00)
 
仙台公演      
日程:2021年7月28日(水)
会場:電力ホール
料金:10,000円(全席指定・税込)
 U-25(観劇時25歳以下対象) 5,000円(税込) 
※U-25は一般発売日よりニイタカプラスでのみ販売(当日要年齢確認)
※未就学児童入場不可
主催:株式会社 新高
お問合せ:ニイタカPlus  022-380-8251(平日11:00~15:00)
 
広島公演     
日程:2021年8月3日(火)
会場:JMSアステールプラザ 大ホール
料金:10,000円(全席指定・税込)
U-25(観劇時25歳以下対象) 5,000円(税込) 
※前売のみ、当日座席指定、当日要身分証提示
※未就学児童入場不可
主催:ピクニック
後援:テレビ新広島
お問合せ:TSSイベント事業局 082-253-1010(平日10:00~18:00)
 
福岡公演      
日程:2021年8月7日(土)・8日(日)
会場:柳川市民文化会館 水都やながわ 白秋ホール
料金:10,000円(全席指定・税込)
U-25(観劇時25歳以下対象) 5,000円(税込) 
※当日座席指定、当日要身分証提示
※未就学児童入場不可
主催:ピクニック
協力:福岡パルコ
お問合せ:ピクニックセンター 050-3539-8330 (平日 12:00 ~15:00)

 
京都公演           
日程:2021年8月17日(火)~8月29日(日)
会場:京都府立文化芸術会館
料金:10,500円(全席指定・税込)  ※未就学児童入場不可 ※営利目的の転売禁止
一般発売日:2021年6月27日(日) 10:00AM
お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00 ※日祝休業)
 
ほか、金沢・長野・新潟公演あり
 
■作:阿部修英
■演出:東 憲司
■出演:佐々木蔵之介 中村 蒼 奥田達士 石原由宇 河内大和
 
■制作協力: (株)パルコ
■主催・企画製作:ケイファクトリー
 
<Team申(ちーむ・さる)とは>
 
お客様と緊密な距離で、息遣いまでも互いに感じられるような舞台を、今までご一緒したことのなかった新しい才能と共に創りたい、との思いから俳優の佐々木蔵之介が立ち上げた演劇ユニットが「Team申」です。
第一回公演『時には父のない子のように』(05)では、モダンスイマーズの蓬莱竜太を作・演出に、共演は佐藤隆太。翌06年の第二回公演は、作・演出に劇団イキウメの前川知大、共演に仲村トオルを迎えて『抜け穴の会議室』を上演。共に大好評を博しました。比較的小規模だった第一回、第二回の本公演による大好評を受けて、第三回目は再び作・演出に前川知大を迎え、PARCO劇場にて『狭き門より入れ』を上演して、前川知大が09年の読売演劇賞優秀演出家賞、佐々木蔵之介が優秀男優賞を受賞するなど、さらに高い評価を得ています。
第4回公演は、やはりPARCO劇場にて前川知大作・演出の『抜け穴の会議室 ~Room No.002~』を、父と子と題材を変化させて故・大杉漣さんを迎えて公演を行いました。その後Team申の番外公演として、東北大震災の起きた  11年から市川猿之助や佐藤隆太ととも朗読劇を行ってきましたが、今回は久しぶりとなる第五回本公演として、中国皇帝という壮大なテーマに挑戦いたします。
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