ムーミンたちはどうやって生まれたのか? トーベ・ヤンソンの半生を描いた映画『TOVE/トーベ』特報映像を公開
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(C)2020 Helsinki-filmi, all rights reserved
映画『TOVE/トーベ』が10月1日(金)に公開されることが決定。あわせて、特報映像と場面写真2点が解禁されている。
『TOVE/トーベ』は、『ムーミン』の原作者として知られる、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの半生を描いた映画。ムーミンの物語のもととなったヤンソンの原体験から、いかに原作が執筆され、キャラクターたちが生み出されていったのかを、トーベの人生のあり方とともに描いた作品だ。物語は、1944年のヘルシンキから始まる。戦火の中でトーベ・ヤンソンは自分を慰めるようにムーミンの世界を作り、爆風で窓が吹き飛んだアトリエでの暮らしを始める。型破りな彼女の生活は、彫刻家である父の厳格な教えとは相反していたが、自分の表現と美術界の潮流との間にズレが生じていることへの葛藤、めまぐるしいパーティーや恋愛を経つつ、トーベとムーミンは共に成長していくのだった。自由を渇望するトーベは、やがて舞台演出家のヴィヴィカ・バンドラーと出会い、互いに惹かれ合っていく。
解禁された特報映像は、つけペンを使って迷いなく一気にムーミンをかき上げていくトーベ・ヤンソンの手元と表情をアップで映し出したもの。ムーミンを描き上げたかと思われた後、涙を一滴付け足すヤンソンの様子が印象的だ。また、場面写真では、劇場で上演される『ムーミン』の舞台稽古を見守る様子や、自身が作ったムーミンの絵型を影絵で映し出し、ストーリーを生み出していく姿が切り取られている。
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『TOVE/トーベ』は10月1日(金) 新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか 全国ロードショー。