鈴木おさむ×田中圭による、舞台『もしも命が描けたら』の上演が決定 共演は黒羽麻璃央、小島聖

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2021.6.4
『もしも命が描けたら』

『もしも命が描けたら』

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2021年8月12日(木)~8月22日(日)東京芸術劇場 プレイハウス(兵庫・愛知公演あり)にて、鈴木おさむ×田中圭による、舞台『もしも命が描けたら』が上演されることがわかった。

本作は、『芸人交換日記―イエローハーツの物語』で初めてタグを組んだ鈴木おさむと田中圭。芸人交換日記は2011年8月に上演されて大きな反響を呼んだ。第二弾として上演した『僕だってヒーローになりたかった』(2017年)も東京・兵庫どちらも追加公演を行い、多くの観客より好評を得た。そしてこの度、第三弾を上演する。

舞台のアートディレクションを手がけるのは、「美女採集」シリーズなど写真に刺繍を施す手法で知られるアーティストの清川あさみ。国内外で展覧会を開催する他、広告、空間、映像のデザインなど活動の幅は多岐に渡り、本舞台の宣伝物のビジュアルも清川が世界観を構築した。そしてこの作品のテーマ曲を手掛けるのはYOASOBI。「夜に駆ける」「群青」――配信のみの楽曲発表が大ヒットし、1月には待望のCD発売。毎日YOASOBIの音楽が聞こえない日はないという時代を疾走するユニット(Ayaseとikura)が鈴木おさむの今回の戯曲を基にテーマ音楽を作る。

(左から)田中圭、黒羽麻璃央、小島聖

(左から)田中圭、黒羽麻璃央、小島聖

共演は、ミュージカル『刀剣乱舞』、舞台『黒子のバスケ』など2.5次元作品で活躍し、近年はミュージカル『エリザベート』、5月には『ロミオとジュリエット』(小池修一郎演出)の主演ロミオ役に挑むなど目覚ましい成長を遂げている黒羽麻璃央、そしてヒロインは映像舞台で活躍し、いつまでも瑞々しさを失わない小島聖。田中圭と共に、3人がどのような物語を展開していくのか。

本作は、一人の人間が自分の思いと人生を語っていく、役者の身体から表現されるモノローグの世界。鈴木おさむと俳優たちでしか表現できない劇世界が展開していく。魅力的でスリリングな3人の俳優たちと、才能あふれるクリエイターたちとともにエネルギー溢れる舞台を愛溢れる舞台を楽しみにしよう。

【物語】
この日の夜、星野月人は森の中にいました。
深い深い森の中で、一本の木にロープをかけていました。
そうです。35年間生きてきた自分の命を絶とうとしていたのです。

画家になる夢を持っていたが諦めた月人。
生きることを諦めようとしたときに、得たある力……

そんな月人が出会った女性、空川虹子。
彼女を笑顔にするために生き始める月人だが……
虹子には、光陽介という愛する男性がいた。

月人は今日も誰かのために、絵を描く。命の分だけ……


田中圭 コメント

正直な話、おさむさんとのお仕事は僕にとってすごく特別です。最近は「奇をてらったことをやりがちな人」というイメージもあるようですが、おさむさんは誰もが共感できるようなことを面白く、そしてストレートに伝えようとする方。その“鈴木おさむワールド”は僕にとって、「たまには帰りたいな」と無性に思える大好きな世界観なので、こうして3度目の舞台をやることになりました。
これまでおさむさんと一緒にやった2作品、それこそ『芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~』から観てくださっている方は、どんな舞台になるか何となくわかると思います。その予想をいい意味で裏切りたいなと思いつつ、きっとその予想通りになるんだろうなと(笑)。
このご時世の中でやらせていただく舞台ですから、本当に敷居が低くて気軽に観に来られる舞台にしたいと思っています。おさむさんが描くお話はすごくわかりやすくて、シンプルな中に心に響くものがある。まるで「素うどん食え!」と言うような素朴さや飾らなさが、おさむさんの真骨頂です。よく舞台をご覧になる方はもちろん、あまり舞台に馴染みがない方でも、きっと代以上の経験と感動を持ち帰っていただけると思うので、ぜひ観に来てください。

黒羽麻璃央 コメント

僕はどちらかというと大人数の舞台に出演することが多かったので、3人だけのストレートプレイというのは大きな挑戦です。先輩方の足を引っ張らないように頑張らなきゃなと、楽しみな気持ちとプレッシャーの両方がありますね。ただ最近は自分が最年少という現場が少なくなってきたので、今回は久しぶりに末っ子になれるなと(笑)。田中さんや小島さんから色々学ばせていただきたいと今から意気込んでいます。
プロットを読ませていただいて思ったのは、「僕がもし『絵を描いて自分の命を分け与える』という力を手に入れても、きっと使えないな」ということ。僕にはその勇気がないので、この主人公はかっこいいなと思いました。僕が演じるのは主人公の恋敵で、婚約者を捨てて逃げてしまう自分勝手な奴だけど、妙に憎めないキャラクター。僕自身とはちょっと離れている役柄ですが、「好きな人の喜ぶ顔が見たくて、出来もしないことを言ってしまう」というところは共感できるので、その辺りから役を理解していきたいですね。
ストレートプレイの3人芝居、すべてをさらけ出して演じ切りたい。観に来てくださった方に「お、あいつ頑張ってるな」と感じていただけるように、この作品に没頭したいと思います!

小島聖 コメント

今回は3人だけのお芝居で、さらに私は2役を演じます。こうして口に出してみたら「意外と大変そう!」と気付きましたが(笑)、主演の田中さんがいらっしゃいますし、ひとりで考えていてもわからないので、まずはやってみようと思っています。稽古にはもちろん台詞を覚えていきますが、いざ相手と向き合ってみると、頭で覚えただけのものは飛んでいってしまうんです。相手の動きや声を聞いて、やっと腑に落ちてくる。だからまずは稽古場でお互いに信頼しあえる関係性を作ることを目指し、その中でライブ感が生まれてきたらいいなと思います。
そして今回はビジュアル面に清川あさみさんが関わられると伺いました。きっと素敵な舞台の空間になるでしょうから、それに負けないくらいのエネルギーでいられるように稽古して、舞台上をお互いが共鳴する場所にしたいです。
とにかく今はカンパニーの全員が健康でいられますように、無事に舞台の幕が開きますようにという思いでいっぱいです。ですが、そのプレッシャーや緊張感にただ耐えるだけでなく、それをいい形で作品に反映していきたいです。

鈴木おさむ コメント

田中圭君とは『芸人交換日記』『僕だってヒーローになりたかった』続き3度目の舞台となります。
勝手に「戦友」だと思っている彼と「生きること」と「愛すること」をある意味ストレートにぶつける舞台にしたいと思います。
僕と組んだ時にしか出来ないような、田中圭の今の「果汁」を絞って絞って絞り切って皆さんにお届けするような舞台にしたいと思います。

清川あさみ コメント

コロナ渦の今、みんなが本当に大切なことや美しいものに気づいてしまったと思います。命を描いて、人に命を与える。
究極の自己犠牲が描かれた、全く新しい形の現代のファンタジー。
全ての命あるものは美しい。
きっとこのお話は月明かりの光のように、多くの人の心を照らし、希望を与えてくれるでしょう。

YOASOBI コメント

「ハルカ」という楽曲の原作小説を書いていただいたご縁から、鈴木おさむさんとまたこのような形で関わることができて、とても嬉しく思います。今回は僕らにとって初めての舞台のテーマソングということで、また新たなチャレンジができること、今からとても楽しみにしています。再タッグを組ませていただくワクワクと、作品の胸をぎゅっと掴まれるような感動を、楽曲にも閉じ込められたらと思います。よろしくお願いします

公演情報

『もしも命が描けたら』
 
【日程】2021年8月12日(木)~22日(日) 
【会場】東京芸術劇場プレイハウス
 
【キャスト】
田中圭  黒羽麻璃央  小島聖
 
【スタッフ】
作・演出:鈴木おさむ
アートディレクション:清川あさみ
テーマ曲:YOASOBI
 
【料金(全席指定・税込)】SS席 ¥9500/S席¥9000円/A席 ¥8,000
【一般発売】2021年7月10日(土) 
 
【お問い合わせ】トライストーン・エンタテインメント TEL:03-3422-7520(平日12時~17時)
【主催】トライストーン・エンタテイメント/トライストーン・パブリッシング

 
【ツアー】
日程・会場:
2021年9月3日(金) ~5日(日) 兵庫県立芸術文化センター   
2021年9月10日(金) ~12日(日) 穂の国とよはし芸術劇場PLAT
 
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