広瀬裕也・緑川光・斉藤壮馬ら出演 『SSSS.GRIDMAN』イベント『03 REVENGE』公式レポートが到着

レポート
アニメ/ゲーム
2021.6.10
 (C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

画像を全て表示(9件)

広瀬裕也・緑川光・斉藤壮馬ら豪華声優陣が出演したアニメ『SSSS.GRIDMAN』のイベント「SSSS.GRIDMAN SHOW 03 REVENGE」が2021年6月5日、千葉県・松戸の森ホール21にて開催された。

2年ぶりの公演、そしてグリッドナイトは初登場と、盛りだくさんの内容となった本イベントの公式レポートをお届けする。

【レポート】「SSSS.GRIDMAN SHOW 03 REVENGE」

今回のイベントに駆けつけたキャストは下記の総勢15名。

広瀬裕也(響裕太役)、緑川光(グリッドマン役)、斉藤壮馬(内海将役)、宮本侑芽(宝多六花役)、上田麗奈(新条アカネ役)、高橋良輔(サムライ・キャリバー役)、小西克幸(マックス役)、悠木碧(ボラー役)、松風雅也(ヴィット役)、鈴村健一(アンチ・グリッドナイト役)、稲田徹(アレクシス・ケリヴ役)、新谷真弓(六花ママ役)、三森すずこ(なみこ役)、鬼頭明里(はっす役)、高橋花林(怪獣少女アノシラス(2代目)役)。

『SSSS.GRIDMAN』オールスターキャストがステージ上に並ぶ様子は、まさに壮観。一人ずつ挨拶したあと舞台は暗転し、最初の演目であるオリジナル朗読劇「リベンジを果たそう」が開始された。

雨宮哲監督が書き下ろしのオリジナル朗読劇

朗読劇はSSSS.GRIDMAN SHOW恒例の雨宮哲監督が書き下ろしたオリジナルストーリー。物語はアニメ最終回後、アレクシスをハイパーワールドに護送するグリッドマンと新世紀中学生一行の様子から幕を開ける。

護送中の長い道のりに退屈してしまっていた一行はボラーの提案により始まった「ぬるま湯大喜利」でダラダラしたトークを繰り広げる。そこに突然現れたのは、なみことはっす。どうやら二人が動画撮影のために忍び込んだ心霊スポットとグリッドマン一行が移動中のハイパーワールドへのゲートウェイが偶然つながってしまったらしい。その混乱に乗じ、アレクシスは封印を解き逃走してしまう。アレクシスにキャリバーを奪われてしまいピンチのグリッドマンが協力を要請したのは、なんとなみことはっすだった!

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

このパートではキャリバーを振り回すアレクシスや、なみことはっすのアクセスフラッシュなど、番外編ならではの意外な展開の連続。新世紀中学生たちとアレクシスによる軽快な(?)グダグダトークやなみことはっすの友情の行方にも注目だ。

OxT、広瀬裕也のライブも

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

朗読劇前半の終了とともに、主題歌を歌うOxT(オーイシマサヨシ、TOM-H@CK)によるライブがスタート。OP主題歌「UNION」に加え、『電光超人グリッドマン』のED主題歌「もっと君を知れば」のカバーをライブ初披露。「今回は久々のステージだ」と語るTOM-H@CKと喉の手術から復帰直後のライブながら全く変化を感じさせないオーイシマサヨシが、熱の篭もったパフォーマンスで2曲を歌い上げた。

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

続いてオーイシマサヨシの呼びかけに応じてステージに登場したのは響裕太役の広瀬裕也。MCではオーイシマサヨシとTOM-H@CK、二人のアニソン界の大先輩との共演に恐縮した様子だったが、『電光超人グリッドマン』のOP主題歌「夢のヒーロー」を歌い始めるとその雰囲気も一変。見事な歌唱力で、次の朗読劇に向けてステージを大いに盛り上げた。

アレクシスを追うグリッドマンの一言に…

ライブを終えて朗読劇後半「力の使い道」が始まる。謎の招待状で呼び出された裕太・内海・六花と六花ママ、アンチと怪獣少女、そして稲田徹が演じる初登場キャラクター六花パパ。そこへ現れたアカネから、招待状の差出人はアカネであることを告げられ、自身が運営するオンラインサロンに入り、ともに大きく成長しようと勧誘を受ける一同。その言葉にころっと入会しそうになる六花ママだったが、そこへ逃走したアレクシスを追うグリッドマンが登場し、事態は急変。「アレクシスはここにいる誰かに変装しているかもしれない」と言うグリッドマンにどよめく一同。六花パパのいい声っぷりはいったい……と謎が謎を呼ぶ。

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

そして遂に現れたアレクシスに、裕太のアクセスフラッシュにより実体化したグリッドマンと、アカネの呼びかけに応えて怪獣に変身したアンチが共闘戦線で立ち向かうが、アンチはグリッドマンを庇ってアレクシスの凶刃に倒れてしまう。しかし皆の呼びかけに応えて立ち上がり、なんとグリッドナイトに変身! キャリバーを携えてグリッドナイトキャリバーとなり、グリッドマンと共にアレクシスに立ち向かう! そして物語の最後にはアンチと怪獣少女のとあるやりとりが。その内容は是非、配信アーカイブにて確かめてほしい。

初登場となるグリッドナイトの勇姿

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

劇後半で特筆すべきは、やはり本公演で初登場となるグリッドナイトの勇姿。そして今回は「アレクシス捕獲システム」として登場するナナシBも含め、今までのSSSS.GRIDMAN SHOWで登場したヒーローと怪獣たちが勢揃いする舞台終盤は必見だ。また、SSSS.GRIDMAN SHOWならではの催しである朗読劇とヒーローショーのコラボレーションは圧巻。グリッドマンたちの戦いにその場で生の声を吹き込む緑川光、鈴村健一、稲田徹の名演には特に注目したい。

朗読劇が終了すると、内田真礼がTOM-H@CKと共に登場し、SSSS.GRIDMAN ED主題歌「youthful beautiful」を披露。「SSSS.GRIDMAN SHOW」に初参加の内田が、サプライズとして現在放映中のTVアニメ『SSSS.DYNAZENON』ED主題歌である「ストロボメモリー」を歌い上げた。内田の次にステージに現れたのはオーイシマサヨシ。内田と同じく『SSSS.DYNAZENON』OP主題歌「インパーフェクト」を熱演し、サプライズに観客席は大きな手拍手とペンライトで応えた。

第2部は、出演者によるトークショー

休憩をはさみ、第2部ではトークショーを開催。トークはOP・ED歌唱アーティストのOxT、内田真礼の3人によるアーティスト組と、出演者15名が5人3組に別れたキャストA・B・C組の4部構成。

最初に登場したアーティスト組トークでは、SSSS.GRIDMANの台本を初めて読んだオーイシのとあるエピソードや「Youthful Beautiful」に関わった内田が感じた変化が赤裸々に語られた。つづいて登場したキャストA組では、特撮大好き声優、特撮出演声優たちによる熱い特撮トークや「元々内海はイケメン枠ではなかった!?」といったキャラクターの裏話などを展開。

緑川を女性声優4人が囲む形となったキャストB組は、アドリブの達人、新谷真弓による仕切りで冒頭よりトークが脱線。「キャストB組の女性陣はどうしたら緑川のかわいさに勝てるのか」を掘り下げるトークで会場の笑いを誘った。第2部最後となるキャストC組のトークテーマは「もう一度演じるなら」。「ダイナストライカーをやりたい」という小西克幸のSSSS.DYNAZENONに登場する配役への言及から、トークはSSSS.DYNAZENONの話題にも発展した。

それぞれの組とも、設けられたお題に則り、あるいはテーマ大きく脱線し、各出演者、アーティストたちの魅力が光るクロストークを展開。すべてのトークが必聴級の内容だが、特に注目したいのはキャストB組の緑川による「かわいいお父さん風グリッドビーム」。この場限りとなる緑川のユーモア溢れる演技をぜひ聞き逃さないようにしてほしい。

イベントの最後は出演者全員の「アクセスフラッシュ!」で「SSSS.GRIDMAN SHOW 03 REVENGE」は幕を閉じた。朗読劇・ヒーローショー・ライブ・キャストトークと、『SSSS.GRIDMAN』の魅力を存分に味わえる3時間超の非常に濃密なイベントとなった。今回のイベントはアーカイブ化されており、2021年6月12日(土)23:59まで視聴が可能だ。

『SSSS.DYNAZENON』の新情報も解禁

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会 (C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会

本イベントでは、Blu-ray&DVD『SSSS.DYNAZENON』の新情報も解禁された。今回のイベントでも活躍したグリッドナイトが登場する新作実写映像「グリッドナイトファイト」が毎巻収録される。監督は「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」や「SSSS.DYNAZENON」本編でも第8回の絵コンテを担当しているアベユーイチ。雨宮哲監督はじめトリガースタッフ協力のもと、円谷プロによって制作された 新作実写映像だ。

声の出演はグリッドナイト役を鈴村健一、二代目役を高橋花林、アレクシス・ケリヴ役を稲田徹。そして円谷プロ制作の往年の「ファイト」タイトルにはおなじみの実況(ナレーション)を神谷浩史が務める。

さらに、詳細が明かされていなかったきゃにめ特装版のフィギュア詳細が発表された。3巻には「ダイナソルジャー ライジングブルーver.」、4巻には「グリッドナイト ライジングブルーver.」が特典として付与される。「ライジングブルーver.」は、雨宮哲監督が「グリッドナイトファイト」におけるグリッドナイトの活躍にインスパイヤされてカラーリングデザインを起こしたという特別仕様となる。こちらはGSC社製「THE合体 合体竜人 DXダイナゼノン」および「グリッドナイト&ゴルドバーン」の付属のもののカラーバリエーションであり、それらと組み合わせての合体も可能だ。

最後に濱野大輝、榎木淳弥、若山詩音らメインキャストが集合する「SSSS.DYNAZENON SHOW」が2021年10月17日(日)に開催されることが発表された。Blu-ray・DVD第1巻には本イベントの優先販売抽選申込券の封入も決定。「SSSS.DYNAZENON」チームはどのようなSHOWを見せてくれるのか。続報を待ちたい。

文=Tokyo Otaku Mode News編集部/撮影 =竹森 創

イベント情報

「SSSS.GRIDMAN SHOW 03 REVENGE」オンライン購入ページ
 
公式HP:https://dynazenon.net/
公式Twitter:@SSSS_PROJECT
(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
(C)円谷プロ (C)2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
シェア / 保存先を選択