高羽彩が主宰するタカハ劇団の話題作『美談殺人』12月に上演が決定 コメント到着

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2021.6.17
(左から)福本伸一、町田水城、柿丸美智恵、高羽彩

(左から)福本伸一、町田水城、柿丸美智恵、高羽彩

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2021年12月16日(木)~20日(月)駅前劇場(下北沢)にて、タカハ劇団 第17回公演『美談殺人』の上演が決定した。緊急事態宣言の発令により公演が延期されていたが、同じキャスト、同じスタッフで満を持しての上演となる。

「人は美談に殺される――」というキャッチフレーズをかかげる本作は、平均寿命が50歳まで低下したそう遠くはない未来、美談作家が花形職業としてもてはやされる中で、“美談”により世間を揺らがすことになるという社会派劇。

舞台『魔法使いの嫁』の脚本・演出や、主演・山田裕貴 NHKよるドラ『ここは今から倫理です。』の脚本を担当し、同ドラマが3月度ギャラクシー賞月間賞を獲得など注目の高まる高羽彩の新作書き下ろしとなる。

キャストには、町田水城(はえぎわ)柿丸美智恵福本伸一(ラッパ屋)といった実力派俳優に加え、手話通訳・出演に田中結夏を迎え、全ステージ手話通訳付き、劇場でのバリアフリー化にも取り組む。

高羽彩 コメント

高羽彩

高羽彩

今年の1月に延期になってしまった『美談殺人』が、12月に満を持しての上演となります!(1月に延期になってしまった経緯は劇団サイトをご覧下さい)

この物語は人の死に際を演出するための「美談」が商品として流通している世界が舞台です。長い自粛生活の間、実際の体験よりも画面上の文字列が人間の心を大きく動かしてしまう瞬間を何度も体感してきました。創られた物語が人を動かす力の、良い面だけでなく恐ろしい面も描きたい、そんな思いからこの作品は生まれました。

思いがけず上演日程が一年後ろ倒しになったことで、作品と現実社会とのほどよい「距離感」が醸成され、よりパワーアップしたんじゃないかと思っております。

全ステージ手話通訳・字幕付きの情報保障とバリアフリー対応も、充分な準備期間を得ることでより万全に、お客様をお迎えいたします! どうぞご期待下さい!

●あらすじ

人類の平均寿命が50歳まで低下した近未来。
人々は早すぎる死を恐れ、人生の意味を渇望し、己の死に様に「美談」を求めるようになった。
依頼人の求めに応じて美談をつくる「美談作家」はもてはやされ、売れっ子は巨万の富を築いた。
ある時、大御所美談作家が駆け出しの貧乏美談作家に依頼する。
「私の為に、この世で一番下らない美談を書いてくださらない?」
二人の出会いが、社会を揺るがす恐ろしい美談を生み出していく--

 

公演情報

タカハ劇団 第17回公演『美談殺人』
 
脚本・演出:高羽彩
出演:町田水城(はえぎわ)柿丸美智恵 高羽彩 福本伸一(ラッパ屋)/舞台手話通訳:田中結夏(TA-net)
 
日程:2021年12月16日(木)~20日(月)
会場:駅前劇場(下北沢)
一般発売:2021年11月予定
 
お問合せ:info@takaha-gekidan.net
企画・製作:タカハ劇団
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