『朝霧JAM』2021年の開催見送りを発表、3年連続で開催ならず

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2021.9.14
※画像はオフィシャルサイトのスクリーンショット

※画像はオフィシャルサイトのスクリーンショット

『朝霧JAM』が、オフィシャルサイトにて、2021年の開催見送りを発表した。(以下、原文ママ)

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「朝霧JAM 2021年の開催見送りのお知らせ」

10月9日(土)~10日(日)に開催を予定しておりました朝霧JAM2021 は、静岡県への緊急事態宣言の延長を受け開催を見送ることにいたしました。

この一年半、開催実現に向けて、開催スタイルの変更などの検討も踏まえ、感染防止対策を施すことを前提に、長年にわたり支えてくださったボランティア・開催地域の皆さま、協力団体・後援自治体との話し合いを重ねてまいりました。
一昨年の台風による開催中止からまる2年、昨年予定していた20周年の節目も迎えられぬまま、3年連続の中止となり心の底から無念ではありますが、来年の開催に希望をつないでいくことにいたしました。

開催を楽しみにされていた皆さまへのご案内が遅くなりました事を心よりお詫びいたします。
明るい未来を信じて、朝霧の夜明けをまた一緒に迎えられることを楽しみにしております。

朝霧JAM実行委員会
株式会社スマッシュ

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『朝霧JAM』(正式名称は『It’s a beautiful day〜 Camp in 朝霧Jam』)は、2001年より静岡県富士宮市朝霧高原にて開催されてきた日本を代表するキャンプ・イン・フェス。

『アサギリ』の愛称で親しまれているこの野外フェスの最大の特徴は、地元の有志が中心となって結成されたボランティア団体・朝霧JAMS’や、地元でとれた食材を使った地元のお店が屋台やワークショップ、フリーマーケットを出店する地域の人々と共に創り上げる地域密着型フェスティバルであること。

しかしながら、歴代出演アーティストには、ヨ・ラ・テンゴ(YO LA TENGO)、ベル・アンド・セバスチャン(BELLE AND SEBASTIAN)、モグワイ(MOGWAI)、ケミカル・ブラザーズ(The Chemical Brothers)、ウィルコ・ジョンソン(WILKO JOHNSON)、ジェイク・シマブクロ(Jake Shimabukuro)などの海外アーティストに加え、国内からは、BOREDOMS、くるり、Suchmos、クラムボン、CHAI、UA、藤原さくら、そして忌野清志郎の名も連なるグローバルなラインナップを誇り、ローカリズムとグローバリズムが絶妙なバランスで共存しているという、他には例を見ない野外音楽フェスである。

2019年は日本全国で猛威をふるった台風19号の襲来によって開催を断念、本来であれば開催20回目を祝うはずだった昨年2020年はコロナによって断念。その際、「IMAGINE A BEAUTIFUL DAY IN 2021」というメッセージを発信し、フェスファンに希望の光を見せてくれていたが、2021年もまた開催見送りとなり、3年連続で開催ならずとなった。

文=早乙女’dorami’ゆうこ

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