小林聡美が隕石にぶつかり「なんだか幸せになれる気がする」 映画『ツユクサ』本予告編を解禁
(C)2022「ツユクサ」製作委員会
4月29日(金・祝)公開の映画『ツユクサ』から本予告編が解禁された。
『かもめ食堂』『めがね』などの小林聡美を主演に迎え、平山秀幸監督(『愛を乞うひと』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』)が安倍照雄氏によるオリジナル脚本を映画化したもの。過去を抱えながらも今を生きる主人公・五十嵐芙美が、ある日隕石にぶつかったことをきっけに、歳の離れた友人や仲間たちと過ごすたわいもない時間や、運命的に出会った男性との日々を通して幸せを見出していく姿を描く。
解禁された本予告編は、車を運転中の主人公・五十嵐芙美(小林聡美)の元に隕石が降ってくるシーンからスタート。1億分の1の確率とされる隕石との遭遇に、50歳を目前にした芙美は、海岸で月の石を手に「なんだか幸せになれる気がする」と語る。
さらに、港のある小さな町で一人暮らす年の離れた親友・航平(斎藤汰鷹)や、気の置けない仲間たち(平岩紙、江口のりこ)とのやりとりや、町では見慣れない男性・篠田吾郎(松重豊)と運命的な出会いなど、芙美の日々が切り取られている。芙美と吾郎は、抱える過去を知らぬまま惹かれあうのだった。また、映像には渋川清彦、泉谷しげる、ベンガル、水間ロンや、落語家の桃月庵白酒や瀧川鯉昇といったキャスト陣も登場している。
主演の小林、松重のコメントは以下のとおり。
小林聡美
平山監督のぶっきらぼうで温かなまなざしで描かれた「チッチとサリー」のような作品になりました。
人生、もう新しいことは何も起きないだろう、と思って暮らしていても、ある日“小さな奇跡”にぶつかる可能性があるかも。
そんなことを想像しながら、この作品を楽しんでいただけたらうれしいです。
松重豊
俳優としても実生活でも恋愛とは無縁だという自覚を持って暮らしていました。
旧知の平山監督からこの作品のお話を頂き、
新たな恋路に旅立つ期待と不安を抱きつつ喜んでお引き受けした次第です。
全編を通じて主演の小林聡美さんの透明感溢れる知的な存在感が圧倒的で、
そこに惹かれていく男を演じることに、微塵も演技が入る余地はありませんでした。
また、平山監督たっての希望で1969年の昭和の名曲、中山千夏の「あなたの心に」(ビクターエンタテインメント)が本作のエンディング曲に起用されたことも明らかになっている。
『ツユクサ』は4月29日(金・祝)全国公開。