映画『ハザードランプ』製作委員会が劇場公開中止を発表　

4月15日（金）に封切を予定していた映画『ハザードランプ』の劇場公開が中止されることが、同作製作委員会の発表によりわかった。

『ハザードランプ』は、⼥⼦中学⽣誘拐事件をめぐり、代⾏ドライバーとして働く男ふたりの⼀夜の⼼の交流を、ある地⽅都市を舞台に描いた作品。これまでに、週刊誌などの報道で、同作の監督である榊英雄氏が複数の女性俳優から性加害で告発されていることが明らかになっていた。

こうした報道を受け、同作製作委員会は一時、予定通り4月15日に劇場公開を行うことを発表していた。しかし、3月31日に、あらためて公開中止を発表している。プレスリリースでは、「映画監督の榊英雄⽒に関する報道について、被害に遭われた皆様、⼼を痛められている全ての皆様に⼼からのお⾒舞いを申しあげます」としつつ、「過⽇、発表させていただきました通り、榊⽒が監督を務めた映画「ハザードランプ」の製作委員会は、制作にかかわった多くの関係者の尽⼒に報いるためにも本作を公開したいという⽅針のもと、作品に携わった⽅々へのヒアリングおよび協議を継続して⾏ってまいりました」と経緯を説明。そして、「総意形成に⾄らなかったため、映画『ハザードランプ』の4月15日（金）の公開を中⽌とする決定をいたしました」と発表している。

また、同作の前売券購⼊者を対象として、払い戻しが実施されることも発表されている。詳細については、映画『ハザードランプ』公式サイトを確認のこと。

※榊監督の「榊」は「⽊神」が正式表記