夢枕獏×谷口ジローの漫画をアニメ化した映画『神々の山嶺』凱旋公開決定

フランスでアニメ化された小説・夢枕獏、漫画・谷口ジローの『神々の山嶺(いただき)』の凱旋劇場公開が決定した。7月8日（金）より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて上映される。

本作はアニメーション映画『ウルフウォーカー』の製作チームが、実写では再現不可能な命がけの登攀シーンを圧巻の映像で表現。フランスでは300を超える劇場で上映され、13万人超動員の大ヒットを記録して今夏、待望の凱旋上映となる。故・谷口ジローも製作に参加し、本作は7年の歳月をかけ制作されたもの。

物語は「登山家マロリーはエベレスト初登頂に成功したのか？」という登山史上最大の謎に迫りながら、孤高のクライマー・羽生と、彼を追うカメラマン・深町が不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む姿を描いている。

そして凱旋劇場公開の発表に合わせて、ポスタービジュアルと特報映像もお披露目された。ビジュアルに映るのは急斜面の雪山に喰らいつく、主人公、深町と羽生の姿。口からは白い息、背景には雄大な白い山脈が臨み、そこがエベレストであることを示唆する。「究極の冒険ミステリーが始まる」というコピーが高揚させる仕上がりになっている。

特報映像は、「登山史上、最大のミステリー」という言葉とともに登山家マロリーがエベレストに挑む姿から始まり、特報の最後では、極限の雪山の世界を圧倒的なスケールで描いた映像美も垣間見ることができる。

また本作は日本でのみ、豪華声優陣の吹き替え版が上映される。吹き替えを務めるのは、堀内賢雄が主人公の一人、深町誠の声を担当。孤高のクライマー羽生丈二の声を務めるのは大塚明夫。他にも、羽生の後輩・文太郎役に逢坂良太、羽生の行方の手がかりを握る涼子役を今井麻美が務める。

この夏、最高の冒険ミステリー『神々の山嶺』日本だけの吹き替え版上映は7月8日(金)より全国公開。