串田和美のライフワーク作品『スカパン』撮り下ろしの新ビジュアルが公開 大森博史、小日向文世のコメントも到着
『スカパン』メインビジュアル
2022年9月・10月、長野・茨城・福岡・神奈川にて上演される『スカパン』の新ビジュアルが公開された。また出演者の大森博史と小日向文世よりコメントが届いた。
明日、8月6日に80歳の誕生日を迎える串田和美。ライフワークとも言えるのが本作。フランスの劇作家モリエールの喜劇「スカパンの悪巧み」を、串田美が独自の解釈と脚色で作り上げた。1994年、串田和美が主宰の「オンシアター自由劇場」として芸術監督を務めていたシアターコクーンでの初演以来、芸術監督(当時※現・総監督)を務めるまつもと市民芸術館で2004年の柿落とし記念公演、13年に同館10周年記念プログラムの大きな柱として再演。さらに15年には、シビウ国際演劇祭に正式招聘され、凱旋公演では、松本市内3ヶ所、屋外でも上演するなど、串田和美が人生の節目毎に上演してきた人気作品だ。
2022年の上演では「オンシアター自由劇場」のメンバーで初演時にも共演した大森博史、小日向文世の出演が決定。また串田和美の息子で昨年、本格的な舞台デビューをはたした串田十二夜と、小日向文世の長男で俳優として舞台、大河ドラマ等にも出演、活躍の場を広げる小日向星一とのW親子共演が発表されている。
解禁となったビジュアルは、新たに撮り下ろされたもの。
『スカパン』ポスタービジュアル
上演のたびに作品を熟成させていく演出家・串田和美。80歳で舞台に立つ今回も歩みを止めることなく、これまでにない新しい『スカパン』に挑む。
大森博史 コメント
僕が最後にスカパンに出たのは1994年アヴィニョンの演劇祭に自由劇場が参加した時のように思います、と言う事はもう28年前。その時もアルガント役を演じました。観に来てくれたパリかどこかの演劇学校の高校生たちが足を踏み鳴らしてカーテンコールしてくれたのを覚えています。あれから随分いろいろな芝居をやりましたし、多少歳を取りました(笑)小日向さん、コヒ(愛称)とは2000年の『ヴォヤージュ』以来、つまり22年振りの共演です。 お客様が楽しみにしている以上に僕はコヒと芝居するのは嬉しいです。いろいろな発想やアイデアがぶつけ合わせられるでしょう、相変わらずのコヒであったり全く新しいコヒであったり楽しみだ! そして串田さんとは深い所では信頼していますが、串田さんは新たにいろいろな思いを持ち込んで来るでしょう、益々今度のスカパンが楽しみだ!
小日向文世 コメント
自由劇場時代の座長でもある串田さん演出の「スカパンの世界」、そして80歳で演じる「串田スカパン」でご一緒できることを嬉しく思っています。
解散後にも一度だけ串田さん、大森さんとご一緒しているのですが、それ以来22年ぶりの共演です。劇団時代を思い出す、あのお二人の息遣い……今からワクワクしております。そして、今回は息子とも初共演となるのですが、今はまだピンと来ておりません。稽古が始まって、そこに息子がいるときにどんな感情が湧き上がるのか……楽しみでもあり、不安でもあります。
公演情報
原作:モリエール『スカパンの悪巧み』
潤色・演出・美術:串田和美
【出演】
串田和美 大森博史 武居卓 小日向星一 串田十二夜 皆本麻帆 湯川ひな 細川貴司 下地尚子 /小日向文世
【公演日程・会場】
<松本公演>
2022年9月30日(金)~10月2日(日)まつもと市民芸術館 小ホール
※9月30日はプレビュー公演
問い合わせ:まつもと市民芸術館センター0263-33-2200(10:00~18:00)
https://www.mpac.jp/event/37973/
2022年10月15日(土)~10月16日(日) 水戸芸術館ACM劇場
一般発売日:9月3日(土)9:30~
問い合わせ:水戸芸術館 ACM 劇場 029-227-8123(10:00~18:00 月曜休館)
https://www.arttowermito.or.jp/theatre/lineup/article_4160.html
<北九州公演>
2022年10月23日(日)北九州芸術劇場 中劇場
一般発売日:9月11日(日)10:00~
問い合わせ:北九州芸術劇場 093-562-2655(10:00~18:00)
http://q-geki.jp/events/2022/scapin/
2022年10月26日(水)~30日(日) KAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>
一般発売日:8月27日(土)10:00~
問い合わせ:かながわ 0570-015-415(10:00~18:00)
https://www.kaat.jp/d/scapin2022