劇作家・演出家の前川知大が主宰するイキウメ、『天の敵』2022年9月東京・大阪で再演決定 11月には『外の道』フランス公演実施

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2022.8.15
『天の敵』(2017年舞台写真より) 撮影:田中亜紀

『天の敵』(2017年舞台写真より) 撮影:田中亜紀

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2022年9月~10月、東京・大阪にて、劇団・イキウメが『天の敵』を上演する。

2017年初演の本作で、劇団は第52回紀伊國屋演劇賞団体賞を、美術の土岐研一は第25回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞を受賞。今回は東京・本多劇場、大阪・サンケイホールブリーゼでの再演になる。

また11月には、『外の道』2021年初演 À la marge)フランス公演を予定しており、パリ日本文化会館の招へいで、フェスティバル・ドートンヌの正式プログラムとして参加する。パリのみで再演となり、日本語での上演、フランス語字幕で行われる。

『外の道』(2021年舞台写真) 撮影:田中亜紀

『外の道』(2021年舞台写真) 撮影:田中亜紀

公演情報

『天の敵』
 
[東京公演]
2022年9月16日(金)~10月2日(日) 本多劇場
後援:TOKYO FM 運営協力:サンライズプロモーション東京 主催:エッチビイ
料金:5,800円(全席指定・税込)
U25:3,000 円(枚数限定・要証明書)
お問合せ:エッチビイ03-3715-0940(平日11:00~17:00)
 
[大阪公演]
10月8日(土)、9日(日) サンケイホールブリーゼ
運営協力:サンライズプロモーション大阪主催:エッチビイ
料金:S席5,800円 A席4,000円(全席指定・税込)
 
■作・演出:前川知大
■出演:浜田信也 安井順平 盛隆二 森下創 大窪人衛/
瀧内公美 豊田エリー 大久保祥太郎 髙橋佳子 牧凌平
澤田育子 市川しんぺー
 
『À la marge』(外の道・2021年初演)
 
[パリ公演]11月22日(火)- 11月26日(土)パリ日本文化会館・大ホール
[作・演出]前川知大
[出演]安井順平 池谷のぶえ 浜田信也 盛隆二 森下創 薬丸翔 豊田エリー 清水緑牧凌平
 
主催:パリ日本文化会館エッチビイ株式会社
提携:フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ
共催:公益財団法人セゾン文化財団
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
 
■イキウメ プロフィール
 
2003年旗揚げ。
主宰は劇作家・演出家の前川知大。俳優は浜田信也、安井順平、盛隆二、森下創、大窪人衛。
『散歩する侵略者』『関数ドミノ』『聖地X』『天の敵』など、オリジナルのSFやオカルト、ホラー作品の創作と発表、公演活動を行う。目に見えないものと人間との関わりや、日常の裏側にある世界からの人間の心理を描く。空間・時間をシームレスに編集する演出を特徴とする。
 
2008年『表と裏と、その向こう』で、第16回読売演劇大賞優秀作品賞(イキウメ)、優秀演出家賞(前川知大)を受賞。2011年『太陽』で、第19回読売演劇大賞 大賞、最優秀演出家賞(前川知大)を受賞する。
 
2012年『ミッション』『The Library of Life まとめ*図書館的人生』で、俳優の浜田信也が第47回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞する。2013年イキウメの実験室「カタルシツ」を開始。ドストエフスキーの小説『地下室の手記』の舞台化・翻案・演出する。同作で、俳優の安井順平が第21回読売演劇大賞 優秀男優賞、演出の前川知大が優秀演出家賞を受賞する。『片鱗』でイキウメが優秀作品賞を受賞する。
 
2017年『天の敵』『散歩する侵略者』を上演し、両作品で第52回紀伊國屋演劇賞団体賞を受賞する。
 
2016年ロンドンで英語による『太陽』リーディング上演(The Studio Theatre, RADA)。2018年仏語による『散歩する侵略者』パリ市立劇場でリーディング上演、ラジオフランスでラジオドラマを放送。
 
2019年『散歩する侵略者』がソウル・アルコ劇場で韓国語公演(アーツカウンシルコリア主催)、韓国語版の戯曲と小説『散歩する侵略者』が出版される。2021年、ドゥサン・アートセンター主催で、韓国語による『太陽』上演。韓国語版の戯曲『太陽』が出版される(ALMA出版社)。 フランス語版戯曲『散歩する侵略者(La Promenade des envahisseurs)』がエスパス34出版社より出版。Satrori出版社よりスペイン語版戯曲『太陽(EL SOL)』出版。
 
2022年、『太陽』2016年英語版戯曲が、Methuen Drama,an imprint of Bloomsbury Publishing House より出版。『太陽』 ロシア語版戯曲が、Hyperion Publishing Houseより出版。アラビア語版、中国語版戯曲『太陽』が出版される。
映画化された劇団作品に、2016年『太陽』(入江悠監督)、2017年『散歩する侵略者』(黒沢清監督 第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品、25ヵ国で公開。)、『予兆』(黒沢清監督 第68回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門に出品)、2021年『聖地X』(入江悠監督)など。
 
■公式サイト:https://www.ikiume.jp/
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