高田聖子が立ち上げた月影番外地  福原充則作、木野花演出の『暮らしなずむばかりで』を23年に上演

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2022.8.31
月影番外地 その7『暮らしなずむばかりで』

月影番外地 その7『暮らしなずむばかりで』


2023年1月18日(水)〜29日(日)下北沢ザ・スズナリにて、月影番外地 その7『暮らしなずむばかりで』が上演されることが決定した。

「月影番外地」とは、「劇団☆新感線」の高田聖子が1995年に劇団公演とは違った新しい試みに挑戦しようと「月影十番勝負」として立ち上げたユニット。

誕生してから12年、気鋭の作家、演出家、俳優に勝負を挑み続け、2006年「十番勝負」で決着を迎えたはずだったが、「やっぱりまだ続けたい!」との高田聖子とスタッフとの思いが結実して、2008年に「月影番外地」として復活した。

今回の脚本は『くじけまみれ』『つんざき行路、されるがまま』『どどめ雪』の福原充則。演出は木野花。抜群の相性で演劇界最強のコンビとの期待が高い2人が4たびタッグを組む。

出演者は、高田聖子宍戸美和公森戸宏明信川清順田村健太郎松村武という個性あふれるメンバー。どんな公演になるのか、期待しよう。

【物語】
能見(高田聖子)は一人暮らしを始めた。
父はとっくに他界。
同居していた母が亡くなり、小さなアパートを借りたのだ。
今まで母の介護に使っていた時間が空いたので習い事でも始めたいが、「『これを最後の趣味として一生続けたい』と思うと、簡単に選べない」と思っているうちに人生に迷い、散歩の途中で立ち尽くしてしまうことが増えた。
…が、いざ立ち尽くしてみると、道を聞かれたり、宗教に勧誘されたり、立ちんぼと間違えられて値段交渉されたりと忙しい。それで能見は“立ち尽くす”を趣味にしてみた。
能見のアパートの大家は、逆巻(宍戸美和公)という女だった。
小さな会社の平社員だが、全財産を費やして安いアパートを買って大家になったのだ。
普段は会社勤め。管理は不動産屋に任せている。でも大事なアパートを大切に使ってほしい。
特に、能見の入居した203号室は、老後に自分で暮らす予定の部屋らしく、「大事に使っているかしら」と2日に1回様子を見に来る。
能見の隣の部屋には庄司(松村武)という男が住んでいる。
サラリーマンのようだが出張が多く、平日はほぼ気配がない。
ひょんなことから、庄司の留守中に、庄司の部屋の中に入ることになった能見と逆巻。
庄司の部屋には、何も家具がなく、生活の気配がほぼなかった。
実は“庄司”は偽名であり、本当の家は別の町にあり、家族もいたのだ。
わざわざ偽名でアパートを借りた理由は、“家族に邪魔されずに、週末静かに読書するため
の隠れ家”ということらしいが…。
そうして3人は知り合い、50代に相応しいテンションで仲間になった。その後、50代には相応しくない理由で夏休みの小学生のような冒険に出ることになるのだ。冒険の過程で、3人の大人としての秘密が垣間見えていく…。

 

公演情報

月影番外地 その7『暮らしなずむばかりで』
 
日程:2023年1月18日(水)〜29日(日)
会場:下北沢ザ・スズナリ
 
作:福原充則
演出:木野 花
出演:高田聖子、宍戸美和公、森戸宏明、信川清順、田村健太郎、松村武
 
料金(全席指定):6,000円(前売り/当日共)
前売り発売日:2022年10月29日(土)

企画・製作:月影番外地
主催:月影番外地/サンライズプロモーション東京
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(全日 1200〜15:00)
月影番外地 tsukikagebangaichi@gmail.com
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